『保身 積水ハウス、クーデターの深層』の詳細情報

保身 積水ハウス、クーデターの深層
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タイトル 保身 積水ハウス、クーデターの深層
サブタイトル
著者 [著者区分]藤岡 雅 [著・文・その他]
出版社 KADOKAWA レーベル
本体価格
(予定)
1900円 シリーズ
ページ数 368p Cコード 0036
発売予定日 2021-05-28 ジャンル 一般/単行本/社会
ISBN 9784041097564 判型 46
内容紹介
なぜ、小物ばかりトップになるのか!?
日本にはいまだ経営トップの不正を監視し、正す機能がない。
隠蔽された「騙されるはずのなかった」地面師事件。積水ハウスで起きたクーデターの内実を明かし、この国の漂流する企業倫理までも抉る経済ルポ!

地面師=他人の土地を自分のもののように偽って第三者に売り渡す詐欺師
積水ハウスは地面師に騙され、取引総額70億円、55億9000万円を支払った。

役職が上の者ほど、責任から逃げる。
実力派会長の突然の辞任。それは、社長の「保身」によるクーデターだった!
積水ハウスでは2018年、地面師事件の全容解明を進める会長が失脚した。
背景には、事件への社長責任が明記された「調査報告書」の存在があった。
責任を問われた社長が、会長を返り討ちにしたのだ。
11年のオリンパス事件以降、東芝、日産自動車、関西電力、東京電力とトップ企業の不祥事が繰り返されている。
下には厳しく、上には優しい、名ばかりのコンプライアンスはなぜ蔓延したのか? 
積水ハウス事件から、日本企業の腐敗構造までも暴く経済ルポ!

【目次】
まえがき
序 章  解任――クーデター政権、樹立す
第一章 事件――推進圧力は社長がもたらした
第二章 不正――現場は地面師に引き寄せられた
第三章 予兆――カリスマ君臨と腹心の野望が交錯する
第四章 暗闘――副社長、策動す
第五章 隠蔽――絶対権力の道へ
第六章 結集――公器としての会社を問う
第七章 総会――企業倫理、漂流す
終 章  腐敗――立憲主義を取り戻せるか?
あとがき
主要参考文献一覧
目次
まえがき

序 章  解任――クーデター政権、樹立す
クーデターの衝撃/地面師事件/和田は激怒した/人事・報酬諮問委員会/動議否決/クーデター政権の樹立

第一章 事件――推進圧力は社長がもたらした
発覚/発足/発端/社長案件/稟議書も決裁も杜撰だった/ペーパーカンパニー/契約/グランドメゾン五反田はまぼろしと消えた

第二章 不正――現場は地面師に引き寄せられた
不動産屋の常識/本物の地主から内容証明郵便が届く/稚拙な取引/致命傷/内容証明は不動産部に隠蔽された/阿部はリスク情報を知っていた/預金小切手/「東京マンション事業部は詐欺だと知っていた」/調査報告書を公表しない経営陣

第三章 予兆――カリスマ君臨と腹心の野望が交錯する
亀裂/住宅メーカーの隆盛史/和田は初のプロパー社長だった/東北の阿部の評判/後継候補の死/CEO、COO体制/多数派工作に幹部は気づいていた

第四章 暗闘――副社長、策動す
財務戦略の衝突/急伸した国際営業/重鎮の心配と篠原祥哲の見方/阿部の責任は中間報告に書かれていた/阿部の決断/クーデター前夜

第五章 隠蔽――絶対権力の道へ
新社長が記者会見で発したウソ/責任なき権限の集中/関西ヤメ検たちは隠蔽に加担した/未熟な株主代表訴訟制度/絶対権力者の誕生/「一言くらいあってもええと思わんか」

第六章 結集――公器としての会社を問う
驚愕したアメリカ/「日本人はウソを言うと怒りますけど、隠すことには抵抗がない」/ステークホルダー資本主義/株主提案/日本のガバナンス改革は矛盾している/ディスクロージャーという原則/経営トップの不正を監視し、制御する機能は、日本にはない/マネーロンダリング/責任からの逃避

第七章 総会――企業倫理、漂流す
勢いづく株主提案/隠れ蓑にされる「模倣犯」「プライバシー」という言葉/壁となった持ち合い/敗因/アメリカのスタッフはリークを極度に嫌った/緊急事態宣言下の株主総会/繰り返される紋切り型の答弁/「意見として承りましたでは、回答になっていない」

終 章  腐敗――立憲主義を取り戻せるか?
変質/騙されるはずのない事件/組織の統治は構成員の納得感と信頼感に支えられている/保身にまみれた経営者を生んだもの/倫理の価値表明/立憲主義を取り戻せるか?/重い十字架

あとがき
主要参考文献一覧
著者略歴(藤岡 雅)
1975年4月6日、福岡県生まれ、拓殖大学政治経済学部卒。編集プロダクションを経て、2005年12月より講談社『週刊現代』記者。福岡のいじめ自殺事件やキヤノンを巡る巨額脱税事件、偽装請負問題などを取材。リーマンショックを機にマクロ経済やマーケット、企業研究などの分野に活動を広げ、東芝の粉飾決算の問題などを担当した。現在は『週刊現代』のほかに「現代ビジネス」、「JBpress」などに記事を寄稿している。
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