『〈社会的なもの〉の歴史 ~社会学の興亡 1848-2000 ~ 』の詳細情報

〈社会的なもの〉の歴史
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タイトル 〈社会的なもの〉の歴史
サブタイトル 社会学の興亡 1848-2000
著者 [著者区分]厚東 洋輔 [著・文・その他]
出版社 東京大学出版会 レーベル
本体価格
(予定)
7500円 シリーズ
ページ数 726p Cコード 3036
発売予定日 2020-09-16 ジャンル 専門/単行本/社会
ISBN 9784130501972 判型 A5
内容紹介
社会学理論の歴史を,1848年二月革命にはじまる〈社会的なもの〉の苦難の歴史とコインの表裏としてとらえ,二度の総力戦,冷戦,そしてグローバリゼーションなどリスクに満ちた20世紀を駆け抜けた学として,社会学のアイデンティティを生き生きと描き出す.
目次
I 社会問題と社会学 一八四〇―一八九〇年

1章 問題としての〈社会的なもの〉
    1 思考の習慣としての社会
    2 起点としての一八四八年革命
    3 〈ポスト-フランス革命〉事象としての〈社会的なもの〉
    4 科学による社会問題の解決
    5 〈社会的なもの〉の学としての社会学

2章 階級のありかとしての社会
    1 社会問題の構成
    2 エンゲルスと〈社会的なもの〉
    3 〈社会の階級モデル〉
    4 シュタインにおける国家と社会
    5 社会政策学と経済学の間


II 在野からアカデミーへ 一八九〇―一九二〇年

3章 ジンメルと「個人と社会」問題
    1 社会主義の制度化と社会学の制度化と
    2 集団の拡大と個性の発達
    3 形式社会学の問題
    4 完全な社会
    5 ジンメルにおける〈社会的なもの〉

4章 デュルケムと「道徳の実証科学」
    1 社会問題から道徳問題へ
    2 分業と連帯
    3 社会的事実と拘束性
    4 自殺と統計的データ
    5 宗教と道徳

5章 シカゴ大学の創設とC.H.クーリー
    1 アメリカ社会学の制度化
    2 シカゴ学派の構築
    3 クーリーと〈オーガニックなもの〉
    4 オーガニック社会論
    5 タウンシップの想像力

    中間展望 二つの世紀末


III 社会学の試練 一九二〇―一九四〇年

6章 一九二〇年代社会学の光と陰
    1 挟撃する社会学批判
    2 シカゴ学派の隆盛
    3 マンハイムと社会学的知の擁護

7章 ヴェーバーと合理主義の社会学
    はじめに――〈社会学者=マックス・ヴェーバーの発見〉
    1 社会主義と世代的反逆
    2 価値自由と理解社会学
    3 資本主義の精神と職業人
    4 合理主義と合理化
    5 社会的から合理的へ
    6 非合理的なものの合理的把握


IV 〈大西洋憲章の社会学〉――社会と社会学の再建 一九四〇―一九七〇年

「大西洋憲章」と社会学

8章 〈社会的なもの〉と「大衆」の問題
    1 社会研究所と試金石してのナチズム
    2 社会的性格と「人間」の問題
    3 大衆の国家とマスコミュニケーション
    4 他人志向性と〈社会的なもの〉
    5 日本占領とルース・ベネディクト

9章 ベヴァリジ・プランと市民権の社会的要素
    1 socialとsociologicalの間――イギリスのケース
    2 ベヴァリジと〈社会的なもの〉の意味変容
    3 ベヴァリジ・プランとソーシャル・サービス
    4 イギリスにおけるアカデミック社会学の生誕
    5 T.H.マーシャルと市民権の社会的要素
    6 「社会サービス」のゆくえ

10章 パーソンズと社会システムの理論
    1 大恐慌と参戦と
    2 「社会問題」から「秩序問題」へ
    3 社会関係学部の開設とAGIL図式の形成
    4 社会のシステム理論をめざして
    5 マクロ社会学とミクロ社会学の棲み分け


V 社会から文化へ 一九七〇―二〇〇〇年

11章 ダニエル・ベルと科学的知の社会学
    1 二つの世紀末(続き)
    2 大西洋憲章から「イデオロギーの終焉」へ
    3 科学的知の制覇と自壊

12章 社会学の〈記号論的転換〉
    1 「フレンチセオリー」とアメリカ社会学の首座転落
    2 リオタールとポストモダン
    3 ボードリヤールと消費社会
    4 フーコーと言説の秩序

13章 文化と〈社会の階級モデル〉
    1 カルチュラル・ターンとカルチュラル・スタディーズ
    2 サブカルチュアと階級文化
    3 文化資本と〈社会の階級モデル〉のバージョンアップ


VI 二一世紀の社会学にむけて 二〇〇〇年―

14章 新しい〈社会的なもの〉の胎動

あとがき
著者略歴(厚東 洋輔)
大阪大学名誉教授
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