『現代トルコにおける政治的変遷と政党1938~2011 ~政治エリートの実証分析の視点から ~ 』の詳細情報
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タイトル |
現代トルコにおける政治的変遷と政党1938~2011 |
サブタイトル |
政治エリートの実証分析の視点から |
著者 [著者区分] | ■宮下 陽子 [著・文・その他] ■宮下陽子 [著・文・その他]
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出版社 |
学術出版会 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
4400円 |
シリーズ |
学術叢書 |
ページ数 |
232p
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Cコード |
3031 |
発売予定日 |
2012-11-29 |
ジャンル |
専門/単行本/政治-含む国防軍事 |
ISBN |
9784284103732 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
1938年から2011年まで、74年間に亘るトルコの政治的変遷を分析! 中東で数少ない民主主義国家であり、世俗主義を掲げて、EU加盟を申請しているトルコ共和国は、西洋と東洋の間に位置する国として独自の存在感を発揮してきた。しかし近年、イスラーム復興の流れが見られると考える向きもある。本書は、従来の研究で主流となってきたイデオロギーに基づく政党分析の枠を超え、政治エリートのキャリア変遷を通じて、現代トルコ共和国におけるナショナリズム政党の消長、中道右派勢力の躍進と退潮、そしてイスラーム系政党の躍進といった一連の政治的変遷を構造的にとらえる試みである。
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目次 |
はじめに 略語一覧
序論 第1節 現代トルコ政治研究の潮流 第2節 本書の目的 第3節 本書の構成 第4節 資料について
第1部 複数政党制の導入と第二共和制
序 一党支配体制から複数政党制へ
第1章 共和国成立から第二共和制下でのイデオロギー潮流 序 第1節 CHPの中道左派宣言 第2節 MHPにおけるイスラームとCHP観 小括
第2章 一党支配体制下における「国民指導者」時代のエリート達 (1938~46年) 序 第1節 CHPの政治エリート 第2節 CHPのトップ・エリート 小括
第3章 第一共和制下における複数政党制時代のエリート達――DPの時代 (1950~60年) 序 第1節 DP時代の政治エリート 第2節 CHPとDPのトップ・エリート 小括
第4章 第二共和制期のエリート達 (1961~80年) 序 第1節 第二共和制下の政治エリート 第2節 第二共和制下のトップ・エリート 小括
結論
第2部 第三共和制下の政治エリートとトップ・エリート
序 第三共和制の始動
第5章 ANAPとDYP(1983~96年) 序 第1節 ANAPとDYPの政治エリート 第2節 ANAPとDYPのトップ・エリート 小括
第6章 ナショナリズム政党の変容――CHPとMHP 序 第1節 CHPの政治エリートとトップ・エリート 第2節 MHPの政治エリートとトップ・エリート 小括
第7章 現代トルコにおけるイスラーム政党 序 第1節 イスラーム系政党の政治エリート 第2節 イスラーム系政党のトップ・エリート 小括
結論
付章 2011年総選挙結果とその分析 第1節 AKPの政治エリートとトップ・エリート 第2節 CHPの政治エリート 第3節 MHPの政治エリート 小括
おわりに 注 参照文献一覧 索引 |
著者略歴(宮下 陽子) |
1981年 東京都生まれ/2003~2004年 文部科学省短期留学推進制度派遣留学生としてトルコ共和国アンカラ大学言語歴史地理学部に留学/2005年 東京外国語大学外国語学部南・西アジア課程トルコ語専攻卒業/2011年 東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。博士(学術)/現在 東京大学大学院総合文化研究科学術研究員 |
著者略歴(宮下陽子) |
1981年 東京都生まれ/2003~2004年 文部科学省短期留学推進制度派遣留学生としてトルコ共和国アンカラ大学言語歴史地理学部に留学/2005年 東京外国語大学外国語学部南・西アジア課程トルコ語専攻卒業/2007~2010年 日本学術振興会特別研究員(DS1)/2011年 東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。博士(学術)/現在 東京大学大学院総合文化研究科学術研究員 |