『古典和歌解読 ~和歌表現はどのように深化したか[増補版] ~ 』の詳細情報

古典和歌解読
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タイトル 古典和歌解読
サブタイトル 和歌表現はどのように深化したか[増補版]
著者 [著者区分]小松 英雄 [著・文・その他]
出版社 笠間書院 レーベル
本体価格
(予定)
1500円 シリーズ
ページ数 140p Cコード 0092
発売予定日 2012-10-30 ジャンル 一般/単行本/日本文学詩歌
ISBN 9784305706690 判型 A5
内容紹介
古今集に仕掛けられた撰者の知的挑戦を、千年の時を経て遂に解読。
本書は、『万葉集』から『古今和歌集』を経て『新古今和歌集』に至る和歌表現の歴史を、わかりやすく、そしておもしろく叙述しようとする試みである。
「補章 和文に応用された複線構造による多重表現」を増補(18頁増補)。

【『古今和歌集』の和歌は、平安中期以来、封印されたまま眠りつづけてきたという現実を直視することから本書の考察は出発する。
 『古今和歌集』を専門にしたり、専門領域に含めたりしている研究者たちでも和歌が読み解けていないなどと公言すると、確信犯とみなされかねないが、それは、見解の相違を超えた客観的事実である。本書に提示する解釈にも細部的修正はひつようであろうが、大筋において、そのように言わざるをえないと筆者は考えている。
 専門家に読み解けていないのは、表現を解析する装置(device)が適合していないからである。比喩的に言えば、カラー放送をモノクロテレビで受像しているからである。適切な受像器に取り替えれば、目の覚めるような美しい世界が目の前に広がるであろう。その比喩を延長するなら、本書は、和歌表現に適切に対応する機器の操作マニュアルであり、美しい映像のデモンストレーションでもある。その映像が幻影でないことを確実に証明できるなら、この問題はおもしろそうだと期待して、以下の考察に加わっていただきたい。】……序章より
目次
本書で導かれる主な帰結
はしがき
序章 問題の設定
第Ⅰ章 和歌が確立されるまで
第Ⅱ章 仮名の形成と仮名文の発達
第Ⅲ章 言語の線条から仮名の線条へ
第Ⅳ章 『古今和歌集』の「短歌」
第Ⅴ章 和歌による叙情表現の限界 『新古今和歌集』から連歌、俳諧へ
付章 方法論 文献学的アプローチ
補章 和文に応用された複線構造による多重表現 『古今和歌集』仮名序冒頭と『土左日記』冒頭との場合
著者略歴(小松 英雄)
小松 英雄
1929年東京に生まれる。筑波大学名誉教授。文学博士。
著書に
日本声調史論考(風間書房 1971)、国語史学基礎論(笠間書院 1973:増補版 1986:簡装版 2006)、いろはうた(中公新書 1979)、日本語の世界7.日本語の音韻(中央公論社 1981)、徒然草抜書(三省堂 1983/ 講談社学術文庫 1990、復刊 2007)、仮名文の原理(笠間書院 1988)、やまとうた(講談社 1994)、仮名文の構文原理(笠間書院 1997:増補版 2003:新装版 2012)、日本語書記史原論(笠間書院 1998:増補版 2000:新装版 2006)、日本語はなぜ変化するか 母語としての日本語の歴史(笠間書院 1999)、古典和歌解読 和歌表現はどのように深化したか(笠間書院 2000:増補版 2012)、日本語の歴史 青信号はなぜアオなのか(笠間書院 2001)、みそひと文字の抒情詩(笠間書院 2004:新装版 2012)、古典再入門 「土左日記」を入りぐちにして(笠間書院 2006)、丁寧に読む古典(笠間…
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