『テキストブック政府経営論』の詳細情報

テキストブック政府経営論
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タイトル テキストブック政府経営論
サブタイトル
著者 [著者区分]■ヤン=エリック・レーン [著・文・その他]
■稲継 裕昭 [翻訳]
出版社 勁草書房 レーベル
本体価格
(予定)
2700円 シリーズ
ページ数 256p Cコード 3031
発売予定日 2017-04-22 ジャンル 専門/単行本/政治-含む国防軍事
ISBN 9784326302567 判型 A5
内容紹介
ニュー・パブリック・マネジメントが登場して以来、伝統的な行政学では十分にはカバーできない公共サービスが増えてきた。本書は、公共経営論や行政管理論のさまざまなモデルやアプローチを政府経営の観点から概説する画期的なテキスト。民間経営と政府経営の違い、政策ネットワーク、市場化モデル、環境保護に関してなど、丁寧に説明する。
目次
訳者はじめに
序文

序章 公共経営は民間部門経営と異なるか?
 1 はじめに
 2 政府による決定――政策,法律,金
 3 経済VS政治
 4 重要な制限――法の支配
 5 政府経営が抱える未解決の問題
 6 公共圏――公と民を超えて
 7 結論

第1章 公式組織モデル――非公式な組織の重要性
 1 はじめに
 2 ウェーバー・モデルあるいはウィルソン・モデル
 3 官僚制モデルの主張
 4 官僚制モデルへの批判
 5 行政学の反論
 6 第三の見方――バランスをとる組織としての官僚制
 7 重要な問題――どのような場合に官僚制組織が優れているのか?
 8 公式組織の現代化――地方分権,地方分散,権限移譲
 9 官僚制――次善の策としての組織形態?
 10 eガバナンス
 11 フラットなポスト官僚制組織
 12 地方政府の変容と官僚制
 13 結論

第2章 情報非対称性モデル――本人=代理人の観点
 1 はじめに
 2 代理人との契約
 3 エージェンシー関係におけるエフォート
 4 チームおよびチーム生産
 5 政府経営における本人=代理人のフレームワーク
 6 結論

第3章 政策モデル――公共経営はどれくらい合理的か?
 1 はじめに
 2 政策合理性――完全モデル
 3 マクロ合理性――公共経営の計画立案の側面
 4 限定合理性
 5 組織化された無秩序
 6 ミクロ合理性――公共選択モデル
 7 最重要問題――合理性は政府内で実現可能か?
 8 政策立案における合理性をこえて
 9 結論

第4章 実施モデル――アウトカムを公共経営や公共政策へ持ち込む
 1 はじめに
 2 実施の問題
 3 実施モデル
 4 入れ子ゲームとしての政治
 5 連合としての実施
 6 鍵となる問い――実施は自己達成され得るか?
 7 実施が自然に沸き起こることは決してない
 8 結論

第5章 独立エージェンシー――効率性を最大化する
 1 はじめに
 2 英国の経験――クアンゴ,NDPB,執行エージェンシー
 3 諸外国でのエージェンシー化
 4 「シーソー上でのテント生活」
 5 鍵となる問い――政策はサービス提供から分離できるか?
 6 同じ課題を抱えるさまざまなエージェンシー
 7 結論

第6章 政策ネットワークモデル――官民パートナーシップの良い点と悪い点
 1 はじめに
 2 官民パートナーシップの異なる様態
 3 ガバナンスにおけるネットワーク――賛成論と反対論
 4 重要な問い――政策ネットワークとインセンティブ
 5 結論

第7章 市場化モデル――政府は内部市場と公共調達をどのように使い分けるべきか?
 1 はじめに
 2 入札
 3 内部市場――買い手と売り手
 4 内部市場の強みと弱み
 5 公共調達
 6 中核的問題――生産コスト対取引コスト
 7 結論

第8章 戦略としての企業化――公共企業を変革する
 1 はじめに
 2 古典的欧州モデルと米国モデル
 3 公共経営における私法の適用
 4 公共経営とコーポレート・ガバナンス
 5 インフラ向けの新しい地域市場・国際市場
 6 リスクと複雑化を減少させる――インフラにおける官民パートナーシップ
 7 民営化――管理についての課題
 8 結論

第9章 本人と代理人――公的規制
 1 はじめに
 2 伝統的公的規制――参入規制
 3 新しい公的規制――製品に関する規制
 4 規制とリスク
 5 規制の形態
 6 規制における信頼と自律性
 7 英国の規制国家――病理学?
 8 規則とインセンティブ――公的規制の限界
 9 結論

第10章 多次元ガバナンス――地域の二側面を取り込む
 1 はじめに
 2 内部の地域化と外部の地域化
 3 多次元ガバナンスの鍵となる要素
 4 多次元ガバナンスの理論および概念
 5 EU地域主義――国内政治と国際政治の融合
 6 規制メカニズムとしてのEU
 7 地域または全世界レベルのガバナンス
 8 多次元ガバナンス――権限委譲や積み荷降ろし以上のものか?
 9 政策ネットワークとしての地域主義――ローズ氏の最終弁明?
 10 結論

第11章 社会保障の管理――支払い不能問題
 1 はじめに
 2 ルールに焦点を当てた管理
 3 ワークフェア――社会保障に努力と裁量を導入する
 4 集権的または分権的管理
 5 社会保障の大きな問題――支払い能力
 6 年金の難問
 7 分配――政府経営の基本的作業
 8 結論

第12章 政治と法学――法と国家
 1 はじめに
 2 法と経済学,法実証主義,実用主義
 3 基本的な未解決問題――規範性とは何か?
 4 法の定義
 5 国家イコール法
 6 国家と裁判官
 7 政治家としての裁判官
 8 法の自律性
 9 道徳と規範性
 10 有力な正義論――ロールズ対ポスナー
 11 新制度論
 12 結論

第13章 環境保護と政策――どうやって結びつけるか?
 1 はじめに
 2 環境保護と政策
 3 2つの環境保護政策原理
 4 政策の環境保護的側面
 5 環境汚染の主要タイプ
 6 地域的または国際的な環境保護の処方箋
 7 ピグーまたはコース
 8 結論

第14章 発展志向国家――第三世界から第一世界へ
 1 はじめに
 2 開発行政学
 3 経済ナショナリズム
 4 官僚制の例外
 5 グッド・ガバナンス(良き統治)
 6 法による支配あるいは法の支配
 7 結論

第15章 比較を試みる――異なる国家モデルは存在するか?
 1 はじめに
 2 どの国も独自の政府経営スタイルを持つか?
 3 政府経営モデル
 4 ニュージーランド・モデル(NPM)
 5 政府経営における収束?
 6 比較政府経営
 7 経路依存性VS組織モデルの波及
 8 結論

終章 政府経営――経営戦略の妥当性
 1 はじめに
 2 政府経営の要素
 3 公共部門における経営戦略の意味
 4 経営戦略のマクロ的関連性
 5 結論

事項索引
人名索引
著者略歴(ヤン=エリック・レーン)
ヤン=エリック・レーン(Jan-Erik Lane)
1946年生まれ。スウェーデン・ウメオ大学卒業後, 同大学でPh.D.(政治学)を取得。ウメオ大学教授, オスロ大学教授, ジュネーブ大学教授などを経て, 現在:ドイツ・フライブルク大学客員教授。専門は政治学。主著:Constitutions and Political Theory, 2nd ed. (Manchester University Press, 2011), Comparative Politics: The Principal-Agent Perspective (Routledge, 2007), Public Administration and Public Management: The Principal-Agent Perspective (Routledge, 2005). Globalization And Politics: Promises And Dangers (Ashgate, 2006) など。
著者略歴(稲継 裕昭)
稲継 裕昭(いなつぐ ひろあき)
京都大学法学部卒業。京都大学博士(法学)を取得。姫路獨協大学法学部助教授, 大阪市立大学法学部教授, 同法学部長などを経て, 現在:早稲田大学政治経済学術院教授。専門は政治学, 行政学, 人事行政学, 地方自治論。主著:『地方自治入門』(有斐閣, 2011年), 『自治体ガバナンス』(放送大学教育振興会, 2013年), 『公務員給与序説――給与体系の歴史的変遷』(有斐閣, 2005年)など。訳書:ギャビン・ニューサム『未来政府――プラットフォーム民主主義』(東洋経済新報社, 2016年, 監訳), ドナルド・ケトル『なぜ政府は動けないのか――アメリカの失敗と次世代型政府の構想』(勁草書房, 2011年, 監訳), ジューン・バーナム他『イギリスの行政改革――「現代化」する公務』(ミネルヴァ書房, 2010年, 監訳), ディヴィッド・ルイス『大統領任命の政治学――政治任用の実態と行政への影響』(ミネルヴァ書房, 2009年, 監訳)。
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