『加藤周一青春ノート 1937-1942』の詳細情報

加藤周一青春ノート 1937-1942
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タイトル 加藤周一青春ノート 1937-1942
サブタイトル
著者 [著者区分]■加藤 周一 [著・文・その他]
■半田 侑子 [編集]
■鷲巣 力 [編集]
出版社 人文書院 レーベル
本体価格
(予定)
3800円 シリーズ
ページ数 346p Cコード 1010
発売予定日 2019-05-29 ジャンル 教養/単行本/哲学
ISBN 9784409041116 判型 46
内容紹介
弾丸や飢えは僕を変えるであろう。

勇気の要るのもその時であろう。

(「1941年12月8日」より)



加藤周一が18から22歳にかけて書き綴った8冊のノート。そこには青年時代の加藤の思索があり、その後の思想と行動の原点を見出すことができる。ノートに残された、短編小説、詩歌、評論、随想、日記、らくがき……。戦争がはじまった厳しい時代に翻弄されながら、青年加藤は何を考えたのか?詳細な注付きで復刻し抄録。解説・鷲巣力。年表を付す。

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加藤周一----しなやかで強靭なその個性が、戦争と抑圧の時代をどう生き、自らをどう創っていったのか。

のちにその作品群によって知性と感性のゆたかなポリフォニーを響かせることとなる秘密が、ここにある。


                                                                                      樋口陽一(憲法学者)推薦
目次
ノートⅠ 
〔若い菊池寛は芥川龍之介に似ている〕/〔寒い風景〕/「生きている兵隊」覚書

ノートⅡ
私のみた惇二君/ 分譲地/インテリ/追分にて 或る日/軽井沢にて

ノートⅢ
旅の日記/故郷と伝統と/断片/“似ている!”/マルキシズム/化粧する自由主義者

ノートⅣ
戦争と文学に就いて/続・戦争と文学に就いて/フェミニスト/危検思想/抒情精神/小林秀雄/国家と文化(下田講師の問題に対する草稿)/出征する人々

ノートⅤ
藤澤正自選詩集 一九三八/“人生は一行のボードレールにも若かない”/O氏に関するノート/人物記/山日記/音楽に就いて/戦争に関する断想/その後に来るもの/中原中也論/健康行進曲

ノートⅥ
AUTOBIOGRAPHIE/覚書/ナルシスの手帖/二葉亭四迷/青山脳病院/日記---14・11・21(火)/日記---14・11・24(金)/日記---14・11・28(火)/日記---14・12・1(金)/日記---14・12・5(火)/日記---14・12・18(月)/日記---14・12・22(金)/小林秀雄論序/私が生物学教室で学んだことは……/立原道造論序/立原道造論覚書


ノートⅦ
音楽会の断想/覺書/純粋の一句を繞りて/ジョルオジュ・ガボリイの詩集「女たちだけのための詩」から。

ノートⅧ
一九四一年/「学生と時局」と云う目下流行の問題に関連して/FRAGMENTS /鷗外・ブロック・ポールヴァレリー/或る音楽会/一九一四年夏/一九四一年十二月八日/UN FIRM RETROUVE /絶望的なヨーロッパの話、ヒューマニズムの運命に就いて/岩下師の言葉/二月十八日の日記//教育/青春/春/断片/ルネ・ラルウが仏蘭西心理小説の系譜

解説
あとがき
関連年賦
ノートの全容
著者略歴(半田 侑子)
半田 侑子(はんだ・ゆうこ) 1982年大阪府生まれ。慶應義塾大学文学部フランス文学専攻卒業、一橋大学大学院言語社会研究科修士課程修了。2015年より「立命館大学図書館/加藤周一デジタルアーカイブ」を担当する。現在、立命館大学衣笠総合研究機構「加藤周一現代思想研究センター」研究員。
著者略歴(鷲巣 力)
鷲巣 力(わしず・つとむ) 1944年東京都生まれ。東京大学法学部卒業後、平凡社入社。「加藤周一著作集」や「林達夫著作集」などの書籍編集長、『太陽』編集長を経て、取締役となる。平凡社を退社し、フリージャーナリストとなる。現在立命館大学招聘研究教員、加藤周一現代思想研究センター長、文学部非常勤講師。ジャーナリズム論、戦後思想史。著書に『加藤周一はいかにして「加藤周一」となったか』(岩波書店)など。
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