『六四と一九八九 ~習近平帝国とどう向き合うのか ~ 』の詳細情報
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タイトル |
六四と一九八九 |
サブタイトル |
習近平帝国とどう向き合うのか |
著者 [著者区分] | ■及川 淳子 [編集] ■石井 知章 [編集]
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出版社 |
白水社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
2400円 |
シリーズ |
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ページ数 |
300p
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Cコード |
0031 |
発売予定日 |
2019-12-26 |
ジャンル |
一般/単行本/政治-含む国防軍事 |
ISBN |
9784560097403 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
天安門から香港へ
1989年に起きた一連の出来事が、急速に歪められ、忘却されつつある。その中心にあるのが六四・天安門事件である。 従来、「民主化の第三の波」(ハンチントン)や「国家超越的な共同社会」(M・ウォルツァー)への動きと理解されてきた〈一九八九〉は、いつのまにか「新自由主義革命」として矮小化されつつある。「民主化」ではなく「新自由主義」の確立がこの画期を特徴づけるというのだ。 果たしてそうなのだろうか――。本書はこの疑問から出発している。 「新自由主義革命」と事態を捉えた場合、30年後に緊迫化した香港情勢はどう理解すればいいのだろうか。また「紅い帝国」(李偉東)として世界に君臨しつつある習近平体制と民主化という視角なしに果たして対峙できるのか。 本書は、アンドリュー・ネイサン、胡平、王丹、張博樹、李偉東、矢吹晋、石井知章、及川淳子という、これ以上望めない世界的権威が六四と一九八九という歴史的事件に挑んだ。 その中核にあるのは、危機に瀕しているデモクラシーと市民社会の擁護である。過去のものとして暴力的に忘却されつつある両者をいかに恢復するか。その答えが六四・天安門事件にあるのだ。現代のはじまりとしての一九八九へ。
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目次 |
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著者略歴(石井 知章) |
【石井知章】1960年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。博士(政治学)。共同通信社記者、ILO(国際労働機関)職員を経て、現在、明治大学商学部教授。主な著書に『現代中国政治と労働社会』(御茶の水書房、日本労働ペンクラブ賞受賞)。『中国革命論のパラダイム転換』(社会評論社)、『文化大革命』(編著、白水社)他。訳書に張博樹『新全体主義の思想史』(共訳、白水社)他。【及川淳子】東京都生まれ。日本大学大学院総合社会情報研究科博士後期課程修了。博士(総合社会文化)。中央大学文学部准教授。主な著書に『現代中国の言論空間と政治文化』(御茶の水書房)、『文化大革命』(共著、白水社)、訳書に『劉暁波と中国民主化のゆくえ』(共訳、花伝社)、張博樹『新全体主義の思想史』、廖亦武『銃弾とアヘン』(以上、共訳、白水社)他 |