『新・資本主義論 ~「見捨てない社会」を取り戻すために ~ 』の詳細情報

新・資本主義論
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タイトル 新・資本主義論
サブタイトル 「見捨てない社会」を取り戻すために
著者 [著者区分]■ポール・コリアー [著・文・その他]
■伊藤 真 [翻訳]
出版社 白水社 レーベル
本体価格
(予定)
3200円 シリーズ
ページ数 334p Cコード 0033
発売予定日 2020-10-01 ジャンル 一般/単行本/経済・財政・統計
ISBN 9784560097878 判型 46
内容紹介
分断と対立を克服するための処方箋

 各国の社会は今、ナショナリズムやマルクス主義といった古びたイデオロギーやポピュリズムに流される低所得・低学歴層と、グローバル化する世界で利益を追求して豊かな暮らしを謳歌する高学歴エリート層とに分裂し、対立している―。そんな溝を埋め、資本主義をふたたび多くの人びとに豊かさと希望をもたらすものへと軌道修正していくにはどうすればよいのか。著者は、資本主義が本来もっていた責任感と義務感に基づく「助け合いの精神」の復興を説く。そして、そのためにはデジタル化の進展で希薄になり、価値観の相異から内部に対立さえ抱えるようになった国家や地域社会といったコミュニティの住人としての、アイデンティティーの回復が重要だと指摘する。
 開発経済学の分野を牽引してきた第一人者ならではの深い洞察をベースに、かつて鉄鋼業で栄えながら深刻な状況に陥って回復の途上にある英国シェフィールドの労働者の家庭に育った個人的な体験も交じえながら、資本主義の倫理的・道徳的側面に着想を得た方策の数々を平易な言葉で述べる。グローバル社会を生きるあらゆる世代に向けて、未来への指針を具体的に提示した野心作。
目次
著者略歴(ポール・コリアー)
オックスフォード大学ブラヴァトニック公共政策大学院教授。『最底辺の10億人』『民主主義がアフリカ経済を殺す』(以上、日経BP)、『収奪の星』『エクソダス』(以上、みすず書房)の著書で知られる政治経済学者。アフリカをフィールドワークの中心としながら、世界の最貧国の最底辺で暮らす人びとに寄り添い、先進諸国の政治・経済政策やグローバリズムの弊害に厳しい批判の目を向けてきた。また、途上国援助や民主主義といった理念的には望ましい政策も、運用を間違えればかえって救うべき人びとに不幸をもたらす現実を鋭く指摘。本書でも、相互扶助の精神といった倫理的・道徳的側面に着目し、本来多くの人に自由と生きがいと富と幸福をもたらすべき資本主義の今日における迷走とその問題点、そして未来への可能性を浮き彫りにする。
著者略歴(伊藤 真)
ノンフィクションを中心に翻訳に従事。訳書にジョビー・ウォリック『ブラック・フラッグス(上下)』、ビル・ブライソン『アメリカを変えた夏1927年』(以上、白水社)、ニコラス・スカウ『驚くべきCIAの世論操作』(集英社インターナショナル新書)、ジョン・リード『世界を揺るがした10日間』(光文社古典新訳文庫)、P・グロース『ブラディ・ダーウィン もうひとつのパール・ハーバー』(大隅書店)、R・ゲスト『アフリカ 苦悩する大陸』、ワン・ジョン『中国の歴史認識はどう作られたのか』(以上、東洋経済新報社)ほか。
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