『踊る裸体生活 ~ドイツ健康身体論とナチスの文化史 ~ 』の詳細情報

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タイトル 踊る裸体生活
サブタイトル ドイツ健康身体論とナチスの文化史
著者 [著者区分]森貴史 [著・文・その他]
出版社 勉誠出版 レーベル
本体価格
(予定)
2400円 シリーズ
ページ数 320p Cコード 0022
発売予定日 2017-09-30 ジャンル 一般/単行本/外国歴史
ISBN 9784585221906 判型 46
内容紹介
健康で清潔な身体は美しい―。そんな価値観は、いつどのように生まれたのか。
19世紀末、ドイツを中心に広がった〈裸体文化〉は、自然療法などの医学や、モダンダンスなどの芸術とともに、新しい生活様式として受容されていった。一方で、優性思想や民族主義にも結びついて、ナチズムとも密接にかかわっていく…。 
自然愛好・菜食主義・健康志向など、今にいたる様々な潮流の淵源ともなった〈裸体文化〉の思想と歴史、実践を200点以上の貴重な写真資料とともに追い、人類における〈裸〉の意味を探る。
目次
はじめに


ドイツ裸体文化とは/「裸体文化」ということば/生活改革運動と「衛生」/菜食主義と自然療法/不健康な都市と健康な田園/進化と進歩の影としての神秘主義―神智学、人智学、アリオゾフィー/ナショナリズム台頭の思想的背景/母権論と宇宙論サークル/裸体文化運動の推移

第1章 裸体文化運動の先駆者たち
裸体生活の起源/ゴダイヴァ夫人の伝説/啓蒙主義時代の裸体讃美者たち/リヒテンベルクの『空気浴』/「ドイツ体操の父」ヤーンと体操運動/ヤーンによる国民運動の展開/『ドイツ体操術』/身体とナショナリズムの融合/アメリカ西海岸地域の自然讃美者たち/プリースニッツとクナイプの水治療法/リークリの空気療法/ロリエの日光浴治療/世紀転換期の前夜

第2章 山野の自然を愛する者たち
『ハイジ』と山地の日光と空気/ワンダーフォーゲル運動/マイスナー祭典/登山家たちの誕生/山岳映画/山岳映画女優レニ・リーフェンシュタール/『オリンピア』が提示する裸体

第3章 運動する肉体の美と健康
『力と美への道』で語られる身体文化/細菌学の発達と健康/近代ウエイト・トレーニングの誕生/モダンダンスとデルサルト理論/モダンダンスの先駆者ロイ・フラー/裸足のイザドラ/セント・デニスと舞踊学校/リュトミック体操とラバノテーション

第4章 裸体文化をめぐる思想家たち
イザドラ・ダンカンの愛読書/ヘッケルとニーチェ/菜食主義コロニー「モンテ・ヴェリタ」/放浪の預言者グスト・グレーザー/サナトリウムと自然療法の作家ヘルマン・ヘッセ/ダダイズム、人智学、母権制をめぐって

第5章 裸体文化運動の理論家たち
放浪の芸術家ディーフェンバッハ/フィードゥスと《光への祈り》/ユーゲントシュティールとバウハウスの身体文化/異端の裸体文化理論家ハインリヒ・プドール/裸体文化運動の組織者リヒャルト・ウンゲヴィッター

第6章 ナチスと共存する裸体文化
アドルフ・コッホの「社会主義的」裸体文化運動/「裸体ダンス・スキャンダル」/コッホのダンス学校/労働者の裸体文化運動/ヒトラー礼賛者ハンス・ズーレン/軍人ズーレンと体操教育/ズーレンの裸体文化理論/改版『人間と太陽』とヒトラー『わが闘争』

主要参考文献・図版出典一覧/跋/人名索引
著者略歴(森貴史)
1970年大阪府生まれ。Dr. phil.(ベルリン・フンボルト大学)。現在、関西大学文学部(文化共生学専修)教授。
[主要著書・訳書]„Klassifizierung der Welt. Georg Forsters Reise um die Welt.“(単著、Rombach Verlag、2011年)、『ドイツ奇人街道』(共著、関西大学出版部、2014年)、『ビールを〈読む〉 ドイツの文化史と都市史のはざまで』(共著、法政大学出版局、2013年)、『エロスの庭 愛の園の文化史』(ミヒャエル・ニーダーマイヤー著、共訳、三元社、2013年)、『ドイツ王侯コレクションの文化史 禁断の知とモノの世界』(編著、勉誠出版、2015年)、『想起する帝国 ナチス・ドイツ「記憶」の文化史』(共同執筆、勉誠出版、2017年)など。
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