大切な妹を傷つけた最低の男を、 まさか、愛してしまうなんて。
ターンは里親夫婦の娘イーヴィと本当の姉妹のように育った。 あるときイーヴィが、ひどい失恋をして寝込んでしまう。 キャズという金持ちの男に弄ばれ、婚約破棄されたというのだ。 ターンはいても立ってもおれず、その男に会おうと決めた。 妹の絶望を知れば、彼は思い直してくれるかもしれないわ。 ターンは素性を伏せて、キャズが経営する会社に職を得たが、 意外なことに彼は有能で人望も厚く、すばらしい男性だった。 しだいに募るキャズへの想い。こんなはずではなかったのに……。 何も知らない彼はターンを熱く見つめ、囁いた。僕は本気だ、と。
サラ・クレイヴンは、HQロマンスの黎明期より40年以上も第一線で活躍した偉大な作家。複雑な男女の心の機微を描いて多くのファンを魅了しました。
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