『冥府の建築家 ~ジルベール・クラヴェル伝 ~ 』の詳細情報

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タイトル 冥府の建築家
サブタイトル ジルベール・クラヴェル伝
著者 [著者区分]田中 純 [著・文・その他]
出版社 みすず書房 レーベル
本体価格
(予定)
5000円 シリーズ
ページ数 540p Cコード 0052
発売予定日 2012-12-19 ジャンル 一般/単行本/建築
ISBN 9784622077084 判型 46
内容紹介
「わたしがいつかもはやこの世にいなくなったとき、わたしの霊は自分が一生涯のあいだ崇拝し、探し求めて、そのために自分のすべての信仰を捧げてきたもののうちに入り込んでゆく。朝はわたしとともに夕暮れとなり、暗闇は新しい一日の再生となるだろう」(草稿「変容」より)
 ジルベール・クラヴェル(1883-1927)。幼少期の結核が元で宿痾をかかえたジルベールは、イタリア未来派の演劇活動、『自殺協会』と題された幻想小説、そして南イタリアはポジターノの岬に建造した洞窟住居と、私的かつ詩的な神話とオブセッションを求めて44年の短い生涯を駆けぬけた。
「エジプト旅行によって古典古代よりもさらに古い古代に触れ、バレエ・リュスや未来派の経験を経て芸術の前衛を知ったクラヴェルは、塔を拠点に岩窟住居を造りつづけることにより、ポジターノの岩壁に暴力的に介入しながら、風雨に晒される、自然の四大との緊密な交感の場こそを切り開こうとした。(…)頽廃の美を食い破って〈岩石妄想〉が噴出したのである。クラヴェルの建築は、彼の魂であり霊でもあるような“もの”を包み込んでいる」
 バーゼル、マッジャ、ローマ、ポジターノなど、スイスとイタリアの各地に分散した遺稿をすべて踏査して、この知られざる特異な作家/建築家の生涯と妄執を辿り直した、世界でも初めての評伝。
目次
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