『ワーキングメモリの探究 ~アラン・バドリー主要論文集 ~ 』の詳細情報

ワーキングメモリの探究
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タイトル ワーキングメモリの探究
サブタイトル アラン・バドリー主要論文集
著者 [著者区分]■アラン・バドリー [著・文・その他]
■上野 泰治 [翻訳]
■佐伯 恵里奈 [監修]
■前原 由喜夫 [翻訳]
■齊藤 智 [監修]
出版社 北大路書房 レーベル
本体価格
(予定)
5900円 シリーズ
ページ数 432p Cコード 3011
発売予定日 2020-02-14 ジャンル 専門/単行本/心理(学)
ISBN 9784762830945 判型 A5
内容紹介
ワーキングメモリ(WM)の提唱者の一人,バドリー教授自らが厳選した19篇の論文を収録。長期-短期記憶とWMの関係,WMにおける情報モダリティの扱い,WMと注意の働きとの関係など,今なお論争の最前線にある問題について,第一人者がどう検討・考察を進めてきたのかを辿り,その研究の全体像を窺い知ることができる。

【主な目次】
●第1部 何種類の記憶があるのだろうか?
第1章 単語系列の短期記憶:音響的,意味的,そして形態的類似性の影響(A.D. Baddeley, 1966)
第2章 短期記憶における音響的コーディングと意味的コーディングの同時存在(A. D. Baddeley & J. R. Ecob, 1970)
第3章 健忘症と短期記憶・長期記憶の区分(A. D. Baddeley & E. K. Warrington, 1970)
●第2部 複数成分モデル
第4章 ワーキングメモリ(A. D. Baddeley & G. Hitch, 1974)
第5章 新近性効果:顕在的検索を伴う潜在学習(A. D. Baddeley & G. Hitch, 1993)
第6章 ワーキングメモリの概念:その現状と予想される将来の展開に関する一考察(A. D. Baddeley, 1981)
●第3部 音韻ループ
第7章 単語の長さと短期記憶の構造(A. D. Baddeley, N. Thomson & M. Buchanan, 1975)
第8章 構音ループの探究(A. D. Baddeley, V. J. Lewis & G. Vallar, 1984)
第9章 長期学習に短期貯蔵庫が必要となるとき(A. D. Baddeley, C. Papagno & G. Vallar, 1988)
第10章 言語獲得装置としての音韻ループ(A. D. Baddely, S. E., Gathercole & C. Papagno,1998)
●第4部 視空間スケッチパッド
第11章 視覚的短期記憶の反応時間(W. A. Phillips & A. D. Baddeley, 1971)
第12章 空間的ワーキングメモリ(A. D. Baddeley & K. Lieberman, 1980)
第13章 視覚的短期記憶への干渉(R. H. Logie, G. M. Zucco & A. D. Baddeley, 1990)
●第5部 中央実行系
第14章 中央実行系:基本的な考え方といくつかの誤解(A. D. Baddeley, 1998)
第15章 中央実行系の探究(A. D. Baddeley, 1996)
第16章 認知症とワーキングメモリ(A. D. Baddeley, R. Logie, S…
目次
序文

第1部 何種類の記憶があるのだろうか?

第1章 単語系列の短期記憶:音響的,意味的,そして形態的類似性の影響(A.D. Baddeley, 1966)
 1.序論
 2.実験Ⅰ
 3.実験Ⅱ
 4.実験Ⅲ
 5.考察
 
第2章 短期記憶における音響的コーディングと意味的コーディングの同時存在(A. D. Baddeley & J. R. Ecob, 1970)

第3章 健忘症と短期記憶・長期記憶の区分(A. D. Baddeley & E. K. Warrington, 1970)
 1.実験1:自由再生
 2.実験2:短期的な忘却
 3.実験3:順向干渉
 4.実験4:最小対連合学習
 5.実験5:数字スパン
 6.実験6:Hebb効果
 7.考察

第2部 複数成分モデル

第4章 ワーキングメモリ(A. D. Baddeley & G. Hitch, 1974)
 1.序論
 2.共通のワーキングメモリシステムの探究
 3.提案されるワーキングメモリシステム
 4.新近性効果の本質
 5.結語
 
第5章 新近性効果:顕在的検索を伴う潜在学習(A. D. Baddeley & G. Hitch, 1993)
 1.一次記憶(primary memory)としての新近性
 2.弁別仮説
 3.プライミング効果としての新近性
 4.潜在学習としての新近性
 5.潜在記憶テストの中の新近性
 6.考察
 
第6章 ワーキングメモリの概念:その現状と予想される将来の展開に関する一考察(A. D. Baddeley, 1981)
 1.ワーキングメモリという概念
 2.ワーキングメモリのモデル

第3部 音韻ループ

第7章 単語の長さと短期記憶の構造(A. D. Baddeley, N. Thomson & M. Buchanan, 1975)
 1.実験1
 2.実験2
 3.実験3
 4.実験4
 5.実験5
 6.実験6
 7.実験7
 8.実験8
 9.総合考察
 
第8章 構音ループの探究(A. D. Baddeley, V. J. Lewis & G. Vallar, 1984)
 1.序論
 2.実験1
 3.実験2
 4.実験3
 5.実験4
 6.実験5
 7.総合考察
 
第9章 長期学習に短期貯蔵庫が必要となるとき(A. D. Baddeley, C. Papagno & G. Vallar, 1988)
 1.症例報告
 2.実験1:非単語の記憶スパン
 3.実験2:単語対連合学習
 4.実験3:非単語の対連合学習
 5.実験4:非単語対連合学習-遅い提示
 6.実験5:対連合学習-視覚提示
 7.考察
 
第10章 言語獲得装置としての音韻ループ(A. D. Baddely, S. E., Gathercole & C. Papagno, 1998)
 1.子どもにおける語彙獲得と音韻ループ
 2.成人における実験による単語学習と音韻ループ
 3.認知的障害の症例
 4.統語獲得のための装置?
 5.音韻ループのどの部分が言語学習を支えているのか
 6.結論

第4部 視空間スケッチパッド

第11章 視覚的短期記憶の反応時間(W. A. Phillips & A. D. Baddeley, 1971)
 1.方法
 2.結果
 3.考察
 
第12章 空間的ワーキングメモリ(A. D. Baddeley & K. Lieberman, 1980)
 1.序論
 2.視覚的あるいは空間的ワーキングメモリ?
 3.実験1
 4.実験2
 5.空間的記憶とイメージ記憶術
 6.実験3
 7.実験4
 8.実験5
 9.記憶システムの構造に関する示唆
 
第13章 視覚的短期記憶への干渉(R. H. Logie, G. M. Zucco & A. D. Baddeley, 1990)
 1.序論
 2.実験1
 3.実験2
 4.総合考察

第5部 中央実行系

第14章 中央実行系:基本的な考え方といくつかの誤解(A. D. Baddeley, 1998)
 1.序論
 2.理論以前のいくつかの仮定
 3.機能と解剖学的構造
 4.単一システムとしての中央実行系
 5.ホムンクルスが役立つとき
 6.中央実行系という概念はいかに有用なのか
 7.結論
 
第15章 中央実行系の探究(A. D. Baddeley, 1996)
 1.中央実行系の分析方略
 2.実行系分割へのアプローチ
 
第16章 認知症とワーキングメモリ(A. D. Baddeley, R. Logie, S. Bressi, S. Della Sala & H. Spinnler, 1986)
 1.序論
 2.方法
 3.結果
 4.考察

第6部 エピソードバッファ

第17章 エピソードバッファ:ワーキングメモリの新しい成分になり得るか(A. D. Baddeley, 2000)
 1.現行モデルの問題
 2.エピソードバッファ
 3.いくつかの未解決な争点
 
第18章 視覚的ワーキングメモリにおけるバインディング:エピソードバッファの役割(A. D. Baddeley, R. J. Allen & G. J. Hitch, 2011)
 1.エピソードバッファを探究する
 2.視覚性ワーキングメモリにおけるバインディング
 3.空間位置,時間,そしてモダリティが異なる情報間のバインディング
 4.バインディングはどのようにして保持されるのか
 5.バインディングは海馬に依拠しているか
 6.バインディングとエピソードバッファ

第19章 ワーキングメモリ:理論,モデル,論争(A. D. Baddeley, 2012)
 1.ワーキングメモリ:理論,モデル,論争
 2.音韻ループの特徴
 3.視空間スケッチパッド
 4.中央実行系
 5.エピソードバッファ
 6.長期記憶とワーキングメモリを結びつける
 7.ワーキングメモリへの神経生物学的アプローチ
 8.いくつかの代替的アプローチ
 9.今後はどうなっていくだろうか
 10.結論

人名索引
事項索引
訳者あとがき:ワーキングメモリ,Baddeley,そして後継者たち
著者略歴(アラン・バドリー)
アラン・バドリー(Alan Baddeley, PhD, FRS, CBE)
ヨーク大学心理学部教授。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンを心理学で卒業し,その翌年にプリンストン大学に滞在する。アメリカでの5回にわたる滞在の中の最初の滞在となる。ケンブリッジ大学にある英国医学研究協議会応用心理学ユニット(APU)のポストのために英国に帰国し,郵便番号に関する研究で博士の学位を取得する。応用研究‐例えば深い海での記憶研究‐と理論的問題‐例えば長期記憶と短期記憶の区分‐を結び付ける。サセックス大学に移った後,Graham Hitchと共にワーキングメモリの複数コンポーネントモデルを提唱する。また健忘症患者の研究を開始し,これらの研究領域はスターリング大学に移り,その後ケンブリッジ大学にあるAPUに戻ったときにも続けられる。APUの所長を20年務めた後,ブリストル大学に移り,その後,現在も勤めているヨーク大学に着任する。ヨーク大学においてGraham Hitchとの共同研究を再開している。記憶研究への貢献に対して大英帝国勲章(CBE)が授与され,the Royal Society…
著者略歴(上野 泰治)
上野 泰治(うえの・たいじ)
東京女子大学現代教養学部准教授
著者略歴(佐伯 恵里奈)
佐伯 恵里奈(さえき・えりな)
大阪府に生まれる
2005 年 名古屋大学大学院環境学研究科博士後期課程修了
現在 神戸山手大学現代社会学部准教授 博士(心理学)
[主著・論文]
Effect of articulatory suppression on task switching performance: Implications for models of working memory. Memory, 12(3), 257–271. 2004 年
記憶の生涯発達心理学(共著) 北大路書房 2008 年
Verbal representation in task order control: An examination with transition and task cues in random task switching. Memory & Cognition, 37(7), 1040–1050. 2009 年
Breaking a habit: A further role…
著者略歴(前原 由喜夫)
前原 由喜夫(まえはら・ゆきお)
長崎大学教育学部准教授
著者略歴(齊藤 智)
齊藤 智(さいとう・さとる)
島根県に生まれる
1996 年 京都大学大学院教育学研究科博士後期課程 修了
現在 京都大学大学院教育学研究科教授 博士(教育学)
[主著・論文]
Joint cognition and the role of human agency in random number choices. Psychological Research, 83(3), 574–589. 2019 年
Person-based organisation in working memory. Quarterly Journal of Experimental Psychology, 72(6),1439–1452. 2019 年
ワーキングメモリトレーニングと流動性知能—展開と制約— 心理学研究, 90(3), 308-326. 2019 年
Determining the developmental requirements for Hebb determining the dev…
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