『国民皆兵とドイツ帝国(仮) ~一般兵役義務と軍事言説 1871 〜 1914 ~ 』の詳細情報

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タイトル 国民皆兵とドイツ帝国(仮)
サブタイトル 一般兵役義務と軍事言説 1871 〜 1914
著者 [著者区分]中島 浩貴 [著・文・その他]
出版社 彩流社 レーベル
本体価格
(予定)
3200円 シリーズ
ページ数 272p Cコード 0022
発売予定日 2019-05-17 ジャンル 一般/単行本/外国歴史
ISBN 9784779125881 判型 A5
内容紹介
ドイツ帝国創成の軍事力を支えたものが、
一般兵役義務言説なのであった。

一般兵役義務については、軍国主義、軍事史研究の対象として
多くの論考がなされているが、
本書では、この一般兵役義務を、これに伴う社会的な繋がりに
よって形成された様々な言説とドイツ帝国内における国民皆兵の
位置づけとその変化から検討することで、当時における
その意義を見い出して行った。

第一部では、プロイセン・ドイツ軍の制度、軍事文化、
一般兵役義務の優位性に関する議会と軍の認識の
共通性と差異を検討し、軍事組織内言説の論理の正当化
とその自律性を保持しようとした姿を詳らかにする。
第二部では、戦争への実戦的な関心へ向かう軍内部の自らの
言説の論理立てが状況の変化にどう対応し、いかなる言説の
変化をもたらしたかを具体的に検証する。
目次
序 章 ドイツ第二帝政期における一般兵役義務言説

第一部 ドイツ統一戦争直後の一般兵役義務言説

第一章 義務・平等・安定
――ドイツ統一戦争直後の帝国議会での一般兵役義務言説

第二章 比較のなかの軍隊
――独仏戦争後の一般兵役義務とその正当化

第二部 軍事テクノクラートの思考様式と軍事言説の急進化

第三章 軍事テクノクラートの世界内における
    フォルクスクリークと兵力動員
――クラウゼヴィッツ『戦争論』を手掛かりに

第四章 「外敵」への対応と戦史叙述の政治化
――コルマール・フォン・デア・ゴルツを中心に

第五章 「国内の敵」と「外敵」に対する二正面戦略
── 一般兵役義務をめぐる言説の転換と
   軍事雑誌上の言説の急進化

第六章 「外敵」に対する生存競争の道具としての精神
――フリードリヒ・フォン・ベルンハルディを中心に

補 論 軍事的オリエンタリズム
――ドイツ帝国における一般兵役義務と東洋言説

終 章

あとがき

参考文献



索 引
著者略歴(中島 浩貴)
なかじま ひろき
1977年、北海道旭川市生まれ。
2003年、立正大学大学院文学研究科
    修士課程史学専攻修了。
2008年、早稲田大学大学院教育学研究科
    博士後期課程単位取得退学。
2017年、博士(学術、早稲田大学)取得。
 現在、東京電機大学理工学部共通教育群講師。
著訳書等に
『クラウゼヴィッツと『戦争論』』
(清水多吉・石津朋之 編、共著、彩流社、2008年)、
『戦争と近代  ポスト・ナポレオン200年の世界』
(石塚正英・工藤豊・中島浩貴・山家歩 編著、
社会評論社、2011年)、
『ドイツ史と戦争 「軍事史」と「戦争史」』
(三宅正樹・新谷卓・石津朋之・中島浩貴 編著、
彩流社、2011年)、
『軍事史とは何か』
(トーマス・キューネ、ベンヤミン・ツィーマン 編著、
中島浩貴 他訳、原書房、2017年)
『「技術」が…
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