『映画と文藝 ~日本の文豪が表象する映像世界 ~ 』の詳細情報

映画と文藝
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タイトル 映画と文藝
サブタイトル 日本の文豪が表象する映像世界
著者 [著者区分]清水 純子 [著・文・その他]
出版社 彩流社 レーベル えろこれ  ERO-COLLE
本体価格
(予定)
3000円 シリーズ
ページ数 395p Cコード 0074
発売予定日 2020-01-21 ジャンル 一般/単行本/演劇・映画
ISBN 9784779126482 判型 46
内容紹介
日本の文学作品とその映画

一般に原作が優れていればいるほど、その映画化が原作を凌ぐのは
難しいとされている。
名立たる文豪たちが活躍した二十世紀は、サイコロジーとその応用が盛んな
時代だった。
谷崎、川端、三島、乱歩の小説に表れた
SM嗜好、人格分裂、母性への固着は、フロイトを始めとする精神分析学者が、
その原因を明らかにして人間の理解を深めようと苦心してきたテーマでもあった。
日本近代の文学者たちは、その欧米経由の精神分析を使用し、日本人らしさ、
日本人のアイデンティティを見定めようとし、ほの暗い日本家屋の闇にも
似た人間の暗い部分の描写と精緻な分析を推し進め、人間存在の「陰」の部分
へのまなざしを深めていった。そこに、外国の映画人たちは深く共感したに
違いないのである。
本書は、陰影礼賛に満ちた文豪の小説とその映画についての理解を、
さらに深めるための批評集である。
目次
1 清少納言  『枕草子』:ピーター・グリーナウェイのパロディ化
2 芥川龍之介 『藪の中』:多様な読みを許す複数の視点
3 江戸川乱歩 『陰獣』:闇に葬られた欲望
4 谷崎潤一郎 『卍』:性の境界侵犯か
5       『鍵』:ファム・ファタール夢幻/殺しの女装
6       『瘋癲老人日記』:ファム・ファタール夢幻/
                 女神に溺れるパラフィリア老人
7 川端康成  『眠れる美女』:老人の禁じられた遊び
8       『美しさと哀しみと』:サイコホラーの側面
9 三島由紀夫 『午後の曳航』:ナルシストの視線
著者略歴(清水 純子)
Junko Shimizu.
しみず・じゅんこ
東京生まれ。立教女学院小学校、中学校、高等学校卒業。
東京女子大学英米文学科卒業。東京女子大学大学院文学研究科
修士課程英米文学科修了。法政大学大学院博士後期課程満期中退。
シドニー工科大学英語教育学修士課程修了。筑波大学大学院博士課程
(英文学)修了。筑波大学Ph.D.博士(文学)号取得。
日本興業銀行本店外国為替部勤務をへて大学非常勤講師。
現在、都内主要五大学にて非常勤講師をつとめる。
専門は映画批評、英米文学・英米演劇および英米文化批評。
主な著書に、
『アメリカン・リビドー・シアター  蹂躙された欲望』
(彩流社、2004年)、
『様々なる欲望  フロイト理論で読むユージン・オニール』
(彩流社、2010年)等がある。
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