『室町水墨画と五山文学』の詳細情報

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タイトル 室町水墨画と五山文学
サブタイトル
著者 [著者区分]城市 真理子 [著・文・その他]
出版社 思文閣出版 レーベル
本体価格
(予定)
6000円 シリーズ
ページ数 320p Cコード 3070
発売予定日 2012-02-29 ジャンル 専門/単行本/芸術総記
ISBN 9784784216079 判型 A5
内容紹介
室町時代中期の画僧である「岳翁」は、ながらく伝歴不明の画師であった。昭和二年に「蔵丘」という名を持つことが判明したのち、田中一松氏により、周文の弟子であることを示す同時代史料とともに多くの無落款の作品が紹介されている。
本書ではまず、岳翁と東福寺僧了庵桂悟の関係を手がかりに、詩画軸制作のありようを探り、雪舟と関連づけることで、周文の実像に迫ることを試みる。さらに禅僧の文人的営為を反映するものとして、周文筆と伝えられる詩画軸や煎茶図様の水墨画について考察。関連作品を再検討することにより、室町時代の詩画軸における詩と絵画の関係、禅林での詩画軸の制作行程、禅僧の文人意識の絵画への反映を論じ、詩文僧による〈詩画軸制作システム〉を解明していく。
目次
◆第一部◆

序論 室町水墨画の世界―ある山水図の場合―
 第一節〈詩画軸〉というもの
第二節 岳翁蔵丘筆 山水図(個人蔵)の賛と画
第三節 田中一松氏の論文について

第一章 岳 翁―了庵桂悟との関わりにみる周文派詩画軸制作の様相―
 第一節 伝歴に関わること
第二節 作品について考察する
第三節 史料類から判ること

第二章 岳翁画の賛と画題の検討
 第一節 山水図
第二節 道釈人物画

第三章 雪舟と岳翁―「周文」の記憶―
第一節 文明一八年(一四六八)、堺と周防
第二節 拙宗・雪舟と岳翁の作品を比較する
第三節 禅宗社会と画僧

◆第二部◆

第一章 宝徳二年(一四五〇)の詩画軸制作システム―伝周文筆「沙鷗図」(鹿苑寺蔵)をめぐって―
第一節 伝周文筆「沙鷗図」について
第二節「沙鷗図」周辺の人間関係
第三節「沙鷗図」における詩の言葉

第二章 室町水墨画の「煎茶」―文人図様をめぐって―
第一節 清雅の道―山水・詩歌管弦・茶―
第二節 万里集九の見た幻影―山水図巻と煎茶の童子―
盧仝像と蘇軾像をめぐって/文人茶の図様―「琴棋書画図」を中心に―
著者略歴(城市 真理子)
1964年生.九州大学を卒業後、毛利博物館学芸員を経て、大阪大学大学院博士後期課程修了(東洋・日本美術史専攻).博士(文学).現在,京都光華女子大学・立命館大学非常勤講師.
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