『ぶどうの木のかげで ~今日の祈り 明日のうた ~ 』の詳細情報

ぶどうの木のかげで
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タイトル ぶどうの木のかげで
サブタイトル 今日の祈り 明日のうた
著者 [著者区分]小塩節 [著・文・その他]
出版社 青娥書房 レーベル
本体価格
(予定)
1700円 シリーズ
ページ数 192p Cコード 0095
発売予定日 2019-05-25 ジャンル 一般/単行本/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN 9784790603672 判型 A5変形
内容紹介
 この地上に生かされて、多くの美しい魂と出会いよきものを識った喜びと感謝を綴る祈りのエッセイ。戦前・戦中・戦後の苦しい時、そして今の日本を朗らかに生きつないできた自己史=自分史が貴重な時代史となっている。
 自らの魂を形づくってくれた幼少の頃の思い出、日々の暮らしを彩り生きる糧をくれる木々や花や食べ物たち、その生命あるものたちのありがたさ、さらにこのいのちを日々間違いなく生きるために、出会い出会った人への限りない感謝と哀惜、最後に人はなぜ生きるのか、どうしたら全き生を生きていけるのかを考える「ファウスト」のことなど、この地上に生かされて、多くの美しい魂に出会い、よき人よき物を識ったことのよろこびと感謝をつづる今日と明日へのの祈り。
 木々も草も花も人も、すべて生命あるもの、生かされているものは外観の如何を問わず、生きる意味が与えられている。だからこそ感謝して、率直にお礼を申し上げる常々の心と、それをすぐに行動に移すことができる力を失わないようにして、あの微笑のまなざしに「出会う」ことができるように願っていこう、と書き進める。
 さらに、人間は生来孤独な生を営むものだが、生きて歩んでいく道で多くの人と出会う。また、何人もの人がこちらへとやってきて出会ってくれる。それが魂の深みに達するかどうかは、天からの恵みとしか言いようがないが、人生にはしかし必ずそのような機会が用意されており、それを自分のものにできる人は幸せである。素直な「人との出会い」を可能にする魂の柔軟さと純心さを、幼い魂に育ててやりたい、自らのうちに育てていこう、と続けていく。
 そして「人間の真の強さは、ひとりで神の前に立てるかどうか、そして人のためにとりなしの祈りを祈れるかどうかで決まる」とも書くエッセイ集である。
目次
はじめに/Ⅰ 忘れがたき幼・少年の頃/Ⅱ 生命あるもの/Ⅲ いのちを育てる/Ⅳ 『ファウスト』/あとがき
著者略歴(小塩節)
1931年長崎県佐世保生まれ。東京大学文学部独文科卒。国際基督教大学、中央大学文学部教授(ドイツ文学)、フェリス女学院院長、理事長を経て、現在、東京杉並・ひこばえ幼稚園園長、中央大学名誉教授。その間に駐ドイツ日本国大使館公使、ケルン日本文化会館館長、国際交流基金理事・同日本語国際センター所長等を兼務。ドイツ連邦共和国功労一等十字章、同文化功労大勲章叙勲、日本放送協会放送文化賞、ワイマル・ゲーテ賞等を受賞、ケルン大学名誉文学博士。著書に『旅人の夜の歌-ゲーテとワイマル』(岩波書店)、『ドイツのことばと文化事典』(講談社学術文庫)、『バルラハ―神と人を求めた芸術家』(日本基督教団出版局)、『トーマス・マンとドイツの時代』(中公新書)、『木々を渡る風』(新潮社1999年日本エッセイストクラブ賞受賞)、『「神」の発見―銀文字聖書ものがたり』(教文館)、『木々との語らい』(青娥書房)、『モーツァルトヘの旅』(光文社)ほか多数。訳書に『ゲーテ詩集』(講談社)、トーマス・マン『ヨセフとその兄弟』(望月市恵と共訳、全三巻筑摩書房)、カール・バルト『モーツァルト』(新教出版社)ほか多数。
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