『イラン伝統音楽の即興演奏 ~声・楽器・身体・旋法体系をめぐる相互作用 ~ 』の詳細情報

イラン伝統音楽の即興演奏
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タイトル イラン伝統音楽の即興演奏
サブタイトル 声・楽器・身体・旋法体系をめぐる相互作用
著者 [著者区分]谷 正人 [著・文・その他]
出版社 スタイルノート レーベル
本体価格
(予定)
2500円 シリーズ
ページ数 132p Cコード 1073
発売予定日 2021-01-14 ジャンル 教養/単行本/音楽・舞踊
ISBN 9784799801901 判型 A5
内容紹介
本書は、これまでイラン伝統音楽の即興演奏を研究してきた著者が、自ら即興の実践を行い試行錯誤するなかで得た様々な知見をもとに考察を行ったものである。著者が専門としているサントゥールという打弦楽器のみならず、他の複数の楽器や声楽・ペルシア古典詩、更には即興演奏や曲作りのレッスンなど、多様な音楽教授の現場への参加。イラン音楽の即興演奏が、声・楽器・身体・旋法といった複数の要素の相互作用によって成立していることを、「声の模倣という難題と対峙する打弦楽器」「指から音楽を理解すること」「楽器ごとの身体性の違いから来る即興演奏の自由度の差」「従来のサントゥール語法と近年の語法との比較」など、多様なテーマを通して明らかにする。
目次
はじめに
本書の構成

■第1章
「個性」はいかに研究可能(記述可能)か?
1 | はじめに
2 | 習得するラディーフによる違い
3 | 社会的・個人的な「手癖」
4 | おわりに

■第2章
歌謡における言葉のリズムと音楽のリズム
1 | はじめに
2 | ケレシュメの場合
3 | サーギーナーメ の場合
4 | チャハールパーレの場合
5 | まとめ

■第3章
打弦楽器を巡る試行錯誤
―インドとイランのサントゥール
1 | はじめに
2 | サントゥールという立場
3 | カシミールからヒンドゥスターニー音楽へ
4 | 声の模倣という難題
5 | イランにおける異なった帰結―器楽的性格の強化へ

■第4章
指で感じ理解すること
―楽器間で異なる身体感覚の研究に向けて
1 | はじめに
2 | 楽器間のヒエラルキーさえ引き起こす音楽体験の差異
3 | サントゥールとセタール(およびタール)の
身体性の違い
4 | 手の構え(指の配置)から認識されるテトラコード
5 | 指から気付くという優位性
6 | おわりに

■第5章
サントゥール演奏の新しい身体性
― 楽器盤面の地政学へ向けて
1 | はじめに
2 | 新しいバチ使い―ミ・ファ間の分断を巡って
3 | 重音時のバチ配置―合理性への追求
4 | 打弦ポイントを巡る哲学
5 | 普遍化する「弾きにくさ」
6 | 高音が左側に配置されていることの意味
―楽器盤面の地政学に向けて

■第6章
ラディーフから何を学ぶのか?
1 | グーシェ間の関係性への気付き
2 | 4 種のテトラコード の把握
―モードギャルディ( 旋法間の移動)の ための橋渡し
3 | グーシェ内の構造と
それに応じた旋律の展開方法についての気付き
4 | グーシェの移転
5 | 一時停止(未決)音タアリーグの把握
6 | 終わりに
あとがき
索引
著者略歴(谷 正人)
大阪音楽大学およびイラン国立芸術大学(サントゥール)卒業。京都市立芸術大学大学院修士課程および大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了(音楽学)。
ファラーマルズ・パーイヴァル、スィヤーバシュ・カームカールらにサントゥールを師事。1998 年第1 回イラン学生音楽コンクールサントゥール独奏部門奨励賞受賞。
現在、神戸大学国際人間科学部准教授。著書に『イラン音楽―声の文化と即興』(青土社2007 年、第25 回田邉尚雄賞受賞)、共著に『アラブの音文化―グローバル・コミュニケーションへのいざない』(スタイルノート2010年、第28回田邉尚雄賞受賞)など。
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