『環太平洋地域の移動と人種 ~統治から管理へ、遭遇から連帯へ ~ 』の詳細情報

環太平洋地域の移動と人種
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タイトル 環太平洋地域の移動と人種
サブタイトル 統治から管理へ、遭遇から連帯へ
著者 [著者区分]■成田 龍一 [編集]
■田辺 明生 [編集]
■竹沢 泰子 [編集]
出版社 京都大学学術出版会 レーベル
本体価格
(予定)
3600円 シリーズ
ページ数 428p Cコード 3036
発売予定日 2020-01-21 ジャンル 専門/単行本/社会
ISBN 9784814002481 判型 A5
内容紹介
西欧の帝国主義・国民国家は肌の色など身体的特徴を「人種」としてカテゴリー化した。しかし今やさらに先鋭化した人種化が席捲している。文化や生活習慣など見えない差異で線をひく厄介な人種化は、人が複雑に移動し交錯してきた「環太平洋型」といえる。本書は環太平洋型の人種化の史的起源と現状を示し、さらに芸術や対話の場を通してオルタナティブなグローバル化の道を探る。
目次
序論

Ⅰ 拡大する帝国・国民国家
第1章 遭遇としての植民地主義
    ――北海道開拓における人種化と労働力の問題をめぐって
    [平野克弥]
第2章 植民地統治と「カテゴリー」
    ――植民地期シンガポールでの治安秩序維持を事例として
    [鬼丸武士]

Ⅱ マイノリティたちの遭遇・共感・連帯
第3章 アメリカに渡った被差別部落民
    ――太平洋を巡る「人種化」と「つながり」の歴史経験
    [関口 寛]
第4章 排日から排墨へ
    ――一九二〇年代カリフォルニア州における人種化経験の連鎖
    [徳永 悠]

Ⅲ 政治実践としての記憶と表象
第5章 博物館におけるマイノリティ表象の可能性
    ――差別と人権の政治学 [吉村智博]
第6章 日系アメリカ人の原爆批評
    ――戦争の記憶と一九九五年のエノラ・ゲイ展
    [内野クリスタル]
第7章 一九九二年ロスアンジェルス蜂起をめぐる表象の政治
    ――『薄明かり――ロスアンジェルス、1992』と記憶の重層性
    [土屋和代]

Ⅳ グローバル化時代の管理と抵抗
第8章 巡礼する人種主義のためのノート [成田龍一]
第9章 ヴァーチャル化する「人種」
    ――現代インドにおけるデータガバナンスと人種化 [田辺明生]
第10章 「ほどく」「つなぐ」が生み出すマイナー・トランスナショナリズム
    ――井上葉子とジーン・シンの作品と語りから [竹沢泰子]

あとがき
索引
著者略歴(成田 龍一)
日本女子大学人間社会学部教授。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(文学)。専門は、歴史学(近現代日本史)。主な著作に、『「戦争経験」の戦後史――語られた体験/証言/記憶』(岩波書店、2010年)、『近現代日本史と歴史学――書き替えられてきた過去』(中央公論新社、2012年)、『近現代日本史との対話【幕末・維新~戦前編】/【戦中・戦後~現在編】』(集英社、2019年)、などがある。
著者略歴(田辺 明生)
東京大学大学院総合文化研究科教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退、博士(学術)。専門は、人類学・南アジア地域研究。主な著作に、『カーストと平等性――インド社会の歴史人類学』(東京大学出版会、2010年)、『現代インド1――多様性社会の挑戦』(共編、東京大学出版会、2015年)、『歴史のなかの熱帯生存圏――温帯パラダイムを超えて』(共編、京都大学学術出版会、2012年)、などがある。
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