『初の国産軍艦「清輝」のヨーロッパ航海』の詳細情報
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タイトル |
初の国産軍艦「清輝」のヨーロッパ航海 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 大井 昌靖 [著・文・その他]
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出版社 |
芙蓉書房出版 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
1800円 |
シリーズ |
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ページ数 |
200p
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Cコード |
0021 |
発売予定日 |
2019-01-21 |
ジャンル |
一般/単行本/日本歴史 |
ISBN |
9784829507537 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
若手海軍士官たちはヨーロッパで何を見てきたのか
明治9年に横須賀造船所で竣工した初めての国産軍艦「清輝」が明治11年1月に横浜を出港したヨーロッパ航海は1年3か月の長期にわたった。
明治維新から10年で、軍艦を国産し、欧州へと航海させた海軍、その任務を見事に完遂した軍艦「清輝」、その航跡を追い、それを支えた若手士官にも焦点を当てたノンフィクション。
◆横須賀造船所で最初に造られた軍艦は「清輝」
◆ヨーロッパ派遣費用は現在の5億円
◆香港への途中で艦長用の端艇が流される
◆イギリス領香港で端艇を入手
◆イギリス領コロンボで牢獄を見学
◆ジェノバの海軍兵学校を見学
◆マルセイユへ、フランス人の艦内見学者は連日200人
◆プリマスの造船所でイギリス海軍の造船技術に感服する
◆ポートランドでイギリス艦隊を見学
◆ポーツマス入港、テムズ川を航行し大がかりな艦上レセプション
◆シェルブールに入港し、パリ万国博覧会を見学
◆ドイツの兵器産業を視察
◆コンスタンチノーブルでトルコ皇帝に謁見
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目次 |
序 章 軍艦「清輝」の誕生
第一章 西南戦争と「清輝」
第二章 ヨーロッパ派遣の準備
第三章 「清輝」の応援士官は専門家集団
第四章 明治海軍の軍艦の海外派遣
第五章 日本出航からイギリスまでの航海
第六章 イギリス本土に到着
第七章 日本への帰路
第八章 「清輝」ヨーロッパ航海の意義
付録1 フランスのマルセイユの新聞記事
付録2 イギリスのヘラルド紙の記事
付録3 トルコ皇帝謁見の様子
「清輝」関係年表 |
著者略歴(大井 昌靖) |
1962年生まれ。防衛大学校卒業、海上自衛隊に入隊後、護衛艦「みょうこう」、技術研究本部(現防衛装備庁)、防衛省防衛政策課などで勤務、2010年から2017年まで防衛大学校防衛学教育学群准教授。この間、2011年放送大学大学院修了、2014年拓殖大学大学院国際協力学研究科博士後期課程(安全保障専攻)満期退学。博士(安全保障学)、2017年海上自衛官を2等海佐で定年退職。一方で地域活動に励み、横須賀市消防団、子供会会長、中学校のPTA会長を務める。現在は、町内会役員を務めるとともに地域の子どもに祭り囃子を教えている。
著書に『民防空政策における国民保護』(錦正社、2016年)、主な論文に「帝国海軍創設期の海兵隊」(『軍事史学』第54巻1号、2018年)、「軍艦『清輝』の欧州航海:明治十一年、軍艦初の欧州航海を支えたもの」(『軍事史学』第53巻1号、2017年)など。 |