『奈良絵本集 四』の詳細情報

奈良絵本集 四
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タイトル 奈良絵本集 四
サブタイトル
著者 [著者区分]■天理大学附属天理図書館 [編集]
■石川 透 [解説]
■金光 桂子 [解説]
■齋藤 真麻理 [解説]
出版社 八木書店 レーベル 新天理図書館善本叢書 第4期
本体価格
(予定)
33000円 シリーズ
ページ数 248p Cコード 3393
発売予定日 2019-06-24 ジャンル 専門/全書・双書/日本文学、小説・物語
ISBN 9784840695763 判型 A4
内容紹介
[1]あま物語(江戸初期写、二冊)
〔解題〕金光桂子
 貴人と海女との恋愛譚。湯治のため浪速に赴いた左近中将兼光は、土地の海女と歌を詠みあい情けを交わすが、懐妊した海女は身分の違いを感じて入水する。海女は右大臣のもとに生まれ変わり、兼光と再会して再び結ばれ栄華を極める。平安から鎌倉時代にかけての散佚物語の改作と考えられる。物語中に五十首に及ぶ和歌を配し、この期の草子には珍しい歌物語的な作品となっている。本作の奈良絵本は本書の他には上巻を欠く一本が知られるのみ。

[2]大古久まい(江戸前期写、二冊)
〔解題〕齋藤真麻理
 唐の孝行説話を用い、その善報を語るという教訓的内容を持つ。親孝行者の大悦の助は、清水観音のお告げ通り、一本のわらを元に富を得、大黒天、夷三郎の来訪によって、さらに宝物を手にする。大江山の盗賊や悪霊からも二神の助けで救われた後、帝から厚遇され、末永く繁昌した。立身出世・栄華繁昌を願う中世庶民の夢が、清水観音の御利益と福神の助けによって叶う祝儀物である。

[3]磯崎物語(江戸前期写、二冊)
〔解題〕石川透
 日光山の麓に住む武士夫婦の物語。磯崎殿が連れ帰った女に女房が嫉妬し、杖で打ち殺してしまうが、その時被っていた鬼の面と杖が取れなくなる。日光山の稚児学匠である息子に仏への信仰を説かれ、その教えに従い座禅を組むと面も杖も離れ落ち、元の姿となった。女房は殺した女を弔うため出家し、磯崎殿も仏門に入る。本妻が後妻を打ち付ける後妻打の話を基に、女の嫉妬がもたらす悲劇から仏の道へと導く、発心遁世譚。
目次
[1]あま物語(江戸初期写、二冊)
[2]大古久まい(江戸前期写、二冊)
[3]磯崎物語(江戸前期写、二冊)
〔解題〕金光桂子・齋藤真麻理・石川透
著者略歴(石川 透)
慶應義塾大学教授
著者略歴(金光 桂子)
京都大学教授
著者略歴(齋藤 真麻理)
国文学研究資料館教授
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