『映画ノベライゼーションの世界 ~スクリーンから小説へ ~ 』の詳細情報

映画ノベライゼーションの世界
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タイトル 映画ノベライゼーションの世界
サブタイトル スクリーンから小説へ
著者 [著者区分]波戸岡景太 [著・文・その他]
出版社 小鳥遊書房 レーベル
本体価格
(予定)
2000円 シリーズ
ページ数 208p Cコード 0074
発売予定日 2020-02-25 ジャンル 一般/単行本/演劇・映画
ISBN 9784909812261 判型 46
内容紹介
アダプテーション論の最前線へ!

ウディ・アレン、アーサー・C・クラーク、スーザン・ソンタグらに疎まれ、

業界ではノベルではなく、ノベルティとして扱われてきた

映画ノベライゼーション作品。

しかし、およそ100年間にわたるその歴史をひもとくならば、

もはやノベライゼーションを抜きにして、映画は語れなくなるだろう。

《ノベライズ》が読みたくなる、あの名作をもう一度観たくなる、

偉大なるノベライゼーションの世界へようこそ!


【本書で扱う主な映画】

『マンハッタン』
『オーメン』
『ジゴマ』
『メトロポリス』
『紳士は金髪がお好き』
『キング・コング』
『ゴジラ』シリーズ
『勝手にしやがれ』
『ブレスレス』
『スター・ウォーズ』シリーズ
『ジョーズ』
『カプリコン・1』
『トータル・リコール』
『かいじゅうたちのいるところ』
『サイコ』
『カサブランカ』
『2001年宇宙の旅』
『ある愛の詩』
『宇宙戦艦ヤマト』
目次
序 章 ウディ・アレンはノベライゼーションがお嫌い
 作家の反論、プロデューサーの説得
 一九七〇年代のノベライゼーション・ブーム
 豊饒なる映画ノベライゼーションの世界

第1章 ノベライゼーションの夜明け
 文化的トランスレーションとしての機能
 テア・フォン・ハルボウとアニタ・ルースの翻訳紹介
 『キング・コング』は誰のもの
 『ゴジラ』と原作者の距離

第2章 小説化するゴジラたち
 『ゴジラ』、さらなるノベライゼーションへ
 一九五〇年代のリアルはどこにあるのか
 「歴史化」されるゴジラ
 ハリウッドのノベライゼーション
 「ゴジラ」か「ガッズィラ」か

第3章 『勝手にしやがれ』はどこまで勝手にできるか
 ソンタグのゴダール
 映画愛とキャンプは両立するか
 リメイクとノベライゼーション
 賢い裏切りと愚鈍な忠誠:『勝手にしやがれ』と『ブレスレス』

第4章 ノベライゼーションの黄金期
 ノベライゼーション・バブル
 アダプテーションとノベライゼーション
 いかにして小説版『ジョーズ2』は映画本編を凌いだか
 小説『オーメン』の完成

第5章 ノベライゼーションの現実
 コラボレーションの取り分:ノベライゼーションとオリジナル・ストーリーの違い
 『スター・ウォーズ』の拡張宇宙とビックバン
 ゴーストライティングの依頼
 複数のノベライゼーション︱︱英米の『カプリコン・1』
 主人公の名前が変わるとき︱︱『トータル・リコール』の紆余曲折
 一九七九年の脚本

第6章 『かいじゅうたちのいるところ』を探して
 ワイルド・シングズとは誰か
 「かいじゅうたち」の映画化と小説化
 アダプテーションとしてのノベライゼーション
 センダックとの対立
 オオカミ少年、ビースト、そしてカエル目の男
 毛むくじゃらのノベライゼーション

第7章 メタ・ノベライゼーションのすすめ
 ポストモダン文学の「映画小説」
 《二十四時間サイコ》の映像体験
 デリーロの「メタ・ノベライゼーション」
 ロバート・クーヴァーの実践
 解放される「鳥たち」

終 章 グレート・ノベライゼーションの夢
 2001年ノベライゼーションの旅
 主人と従者
 ノベライゼーションは「国民文学」に抗する
 グレート・アメリカン・ノベライゼーション
 現代日本のノベライゼーション

【年表】ノベライゼーション抄史

あとがき
著者略歴(波戸岡景太)
1977年生まれ。千葉大学卒、慶應義塾大学大学院後期博士課程修了。博士(文学)。現在、明治大学教授。研究領域は、日米の現代小説と表象文化。主著に『映画原作派のためのアダプテーション入門――フィッツジェラルドからピンチョンまで』(彩流社)、『ラノベのなかの現代日本――ポップ/ぼっち/ノスタルジア』(講談社現代新書)、『ピンチョンの動物園』(水声社)、『オープンスペース・アメリカ――荒野から始まる環境表象文化論』(左右社)、『教師の悩みは、すべて小説に書いてあるーー『坊っちゃん』から『告白』までの文学案内』(小鳥遊書房)など。翻訳に、スーザン・ソンタグ『ラディカルな意志のスタイルズ[完全版]』(管啓次郎との共訳、河出書房新社)がある。
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