『洋楽の衝撃 ~黒船から終戦まで ~ 』の詳細情報

洋楽の衝撃
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タイトル 洋楽の衝撃
サブタイトル 黒船から終戦まで
著者 [著者区分]■細川 周平 [著・文・その他]
■細川 周平 [著・文・その他]
■細川 周平 [著・文・その他]
出版社 岩波書店 レーベル 近代日本の音楽百年 黒船から終戦まで
本体価格
(予定)
13000円 シリーズ
ページ数 398p Cコード 3373
発売予定日 2020-09-26 ジャンル 専門/全書・双書/音楽・舞踊
ISBN 9784000272261 判型 A5
内容紹介
ペリー来航から終戦までの百年間、教育、産業、テクノロジーなどの分野を含めて、「音楽」をめぐるあらゆる営みが、劇的な変容を遂げていった。第一巻では、軍楽隊の導入とその民間への広がりによって誕生した市中音楽隊、ジンタ、チンドン屋などの様相を描き、併せて学校唱歌から軍歌、壮士演歌までの展開を叙述する。
目次
はじめに──この通史が生まれるまで
凡 例


序 章  トントントンで始まる歴史
 トントントトトン
 第一節 点から線へ
 第二節 「音楽」概念の近代性
 第三節 普遍性という贈り物
 おわりに



第一部  軍楽隊の市民化──練兵場から公園へ

第一章  軍楽隊
 はじめに
 第一節 鼓隊、鼓笛隊
 第二節 吹奏楽の誕生
 おわりに

第二章  鹿鳴館
 はじめに──二つの評価
 第一節 欧風を学ぶ
 第二節 舞踏会と音楽会
 おわりに──「文明直訳」の洋楽受容

第三章  日比谷公園奏楽
 はじめに
 第一節 日曜日の公園──近代性の結晶
 第二節 中間層聴衆の形成
 第三節 洋楽の通俗化
 第四節 大正・昭和期の経過
 おわりに



第二部  民間楽隊の系譜──ブラスバンドの土着化

第一章  市中音楽隊
 はじめに
 第一節 退役軍楽隊員、町に出る
 第二節 広告業界への進出
 おわりに──結婚式・葬儀バンドの不在

第二章  少年音楽隊
 はじめに
 第一節 放課後の合奏
 第二節 百貨店のブラスバンド
 おわりに

第三章  ジンタ
 はじめに──ジンタが街にやってくる
 第一節 粗野な音楽
 第二節 哀愁の音楽
 おわりに

第四章  チンドン屋
 はじめに──兼常清佐の夢
 第一節 街頭宣伝楽
 第二節 チンドン世界
 第三節 チンドン屋を描く
 おわりに



第三部  学校唱歌の通俗化──教室から大道へ

第一章  唱 歌
 はじめに
 第一節 歌う教室
 第二節 別の授業設計
 第三節 教科の実施と教材の展開
 第四節 身体と声
 おわりに

第二章  軍 歌
 はじめに
 第一節 日清戦争以前──永井建子の革新性
 第二節 日清戦争と軍歌語法の確立
 第三節 歌詞の定型化
 第四節 短調への行進
 おわりに

第三章  「鉄道唱歌」
 はじめに
 第一節 地理唱歌の流行
 第二節 波及効果
 おわりに

第四章  寮 歌
 はじめに──寮歌祭と民謡祭
 第一節 歌う高校生
 第二節 豊作の一〇年
 第三節 放歌高吟
 おわりに──寮歌の終焉と郷愁

第五章  演 歌
 はじめに──添田史観対西沢史観
 第一節 第一期──誕生から日露戦争まで
 第二節 第二期──日露戦争から第一次大戦まで
 第三節 第三期──第一次大戦から関東大震災まで
 第四節 第四期──関東大震災から十五年戦争勃発まで
 おわりに



第一巻 参考文献
第一巻 図・表一覧
索 引
著者略歴(細川 周平)
細川周平(ほそかわ しゅうへい)
1955年生まれ。東京芸術大学大学院音楽研究科博士課程修了。現在、国際日本文化研究センター名誉教授。専門分野は近代日本音楽史、日系ブラジル文化史。
著書に、『音楽の記号論』(朝日出版社、1981年)『レコードの美学』(勁草書房、1990年)『サンバの国に演歌は流れる──音楽にみる日系ブラジル移民史』(中公新書、1995年)『シネマ屋、ブラジルを行く──日系移民の郷愁とアイデンティティ』(新潮社、1999年)『遠きにありてつくるもの──日系ブラジル人の思い・ことば・芸能』(みすず書房、2008年、読売文学賞受賞)『日系ブラジル移民文学I・II──日本語の長い旅』(みすず書房、2012・2013年)ほか訳書に、ブルーノ・ネトル『世界音楽の時代』(勁草書房、1989年)ほか
著者略歴(細川 周平)
細川周平(ほそかわ しゅうへい)
1955年生まれ。東京芸術大学大学院音楽研究科博士課程修了。現在、国際日本文化研究センター名誉教授。専門分野は近代日本音楽史、日系ブラジル文化史。
著書に、『音楽の記号論』(朝日出版社、1981年)『レコードの美学』(勁草書房、1990年)『サンバの国に演歌は流れる──音楽にみる日系ブラジル移民史』(中公新書、1995年)『シネマ屋、ブラジルを行く──日系移民の郷愁とアイデンティティ』(新潮社、1999年)『遠きにありてつくるもの──日系ブラジル人の思い・ことば・芸能』(みすず書房、2008年、読売文学賞受賞)『日系ブラジル移民文学I・II──日本語の長い旅』(みすず書房、2012・2013年)ほか訳書に、ブルーノ・ネトル『世界音楽の時代』(勁草書房、1989年)ほか
著者略歴(細川 周平)
細川周平(ほそかわ しゅうへい)
1955年生まれ。東京芸術大学大学院音楽研究科博士課程修了。現在、国際日本文化研究センター名誉教授。専門分野は近代日本音楽史、日系ブラジル文化史。
著書に、『音楽の記号論』(朝日出版社、1981年)『レコードの美学』(勁草書房、1990年)『サンバの国に演歌は流れる──音楽にみる日系ブラジル移民史』(中公新書、1995年)『シネマ屋、ブラジルを行く──日系移民の郷愁とアイデンティティ』(新潮社、1999年)『遠きにありてつくるもの──日系ブラジル人の思い・ことば・芸能』(みすず書房、2008年、読売文学賞受賞)『日系ブラジル移民文学I・II──日本語の長い旅』(みすず書房、2012・2013年)ほか訳書に、ブルーノ・ネトル『世界音楽の時代』(勁草書房、1989年)ほか
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