『毎日世界が生きづらい』の詳細情報

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タイトル 毎日世界が生きづらい
サブタイトル
著者 [著者区分]宮西 真冬 [著・文・その他]
出版社 講談社 レーベル
本体価格
(予定)
840円 シリーズ 講談社文庫
ページ数 368p Cコード 0193
発売予定日 2024-05-15 ジャンル 一般/文庫/日本文学、小説・物語
ISBN 9784065354513 判型 文庫(A6)
内容紹介

できないことを、数えないで。

どうやって生きていいのか分からない。
自分を責め続ける、小説家志望の私。
夢を抱いた仕事に躓く、会社員の夫。
そして、インコのピピ。

心理サスペンス『誰かが見ている』でメフィスト賞を受賞した著者が挑む新境地。
小さな家族の幸せをめぐる物語。

――美景はうまいことやったよなー。
旦那に稼ぎがあるから、なんの心配もないだろ?
パートでお小遣い稼いでたらいいんだし。(略)
傍から見れば、なんの悩みもなく、苦労もなく、ぼんやりと生きているように映るのだろう。(略)
うまくいかない自分を責める妻の気持ちを、想像することもできないのだろう。――本文より

美景と雄大は結婚して十年。
ある日、妻の書斎に入った夫は何か様子が違っていることに気づく。
ままならない毎日をどのように生きてきたかを語り出す二人。
小説家になる夢を叶えたかった美景。
夢を抱いた仕事に躓く雄大。
二人をつなぐインコのピピ。
メフィスト賞作家の新境地となる、小さな家族の幸せを探す物語。
目次
著者略歴(宮西 真冬)
1984年、山口県生まれ。2016年、『誰かが見ている』で第52回メフィスト賞を受賞しデビュー。他の著書に『首の鎖』『友達未遂』『彼女の背中を押したのは』がある。今作は著者の新境地となる。
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