『断作戦』の詳細情報

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タイトル 断作戦
サブタイトル
著者 [著者区分]古山 高麗雄 [著・文・その他]
出版社 小学館 レーベル P+D BOOKS
本体価格
(予定)
750円 シリーズ
ページ数 348p Cコード 0093
発売予定日 2024-06-13 ジャンル 一般/単行本/日本文学、小説・物語
ISBN 9784093524896 判型 B6
内容紹介
玉砕を強いられた「騰越守備隊」の真実

――遺族に戦場の実態を伝えるのは、生き残った者の義務だ……肉親が戦死した戦場の様子を知りたい気持がなくなってしまうことなどはあり得ないのだ、その気持に応えるために、とにかく精一杯戦場を語り続けなければならないのだ、と一政は自分に言い聞かせた。――
日中戦争末期、旧ビルマに近い雲南の地で、約6万対2800という圧倒的不利な戦いを強いられた騰越守備隊。上官も仲間も次々と斃れるなか、落合一政と白石芳太郎は奇跡的に生き残った。
仲間たちがどのように戦い、どのように死んでいったのかを遺族たちに伝えるため、一政は長い年月をかけて『雲南戦記』を出版し、芳太郎も手記をまとめている。そこへ、収容所で亡くなった戦友の妹の消息がわかったとの報を受け、二人は東京まで訪ねていくが――。
仲間の命を奪い、郷里を焼け野原にしてしまった戦争は、何を残したのか。南方戦線を経験した著者ならではの、魂の一冊。
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