『大乗仏教と小乗蔑視 ~声聞と声聞乗とはどう見られてきたか ~ 』の詳細情報
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タイトル |
大乗仏教と小乗蔑視 |
サブタイトル |
声聞と声聞乗とはどう見られてきたか |
著者 [著者区分] | 大竹晋 [著・文・その他]
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出版社 |
国書刊行会 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
3000円 |
シリーズ |
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ページ数 |
341p
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Cコード |
1015 |
発売予定日 |
2024-05-22 |
ジャンル |
教養/単行本/仏教 |
ISBN |
9784336076076 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
部派仏教へのまなざしから読みとく大乗仏教史 インドにおける小乗蔑視の発生と受容、中国における小乗蔑視の受容と小乗批判の発生、そして、日本における小乗蔑視と小乗批判との受容―― 大乗仏教が辿ってきた道を、大乗経から中観派、唯識派、最澄まで多彩な文献を用いて説きあかす。 小乗批判から生まれた、本来の大乗仏教と異なる「日本式大乗仏教」とは何か。 日本人の大乗仏教理解に再考を迫る。
【目次】 まえがき 序 章 声聞蔑視・声聞乗蔑視はいつ生じたか 一 本章のねらい/二 仏教の文献 三 仏教の聖者/四 仏教の三乗 五 大乗と小乗/六 乗という語 七 蔑視と批判/八 本書の構成 九 本章のまとめ
第一部 大乗仏教と声聞蔑視 第一章 声聞はいつ大慈大悲なき者となったか 一 本章のねらい/二 声聞は大悲を有しない 三 声聞は大慈大悲を有しない/四 本章のまとめ 第二章 声聞はいつ他者貢献なき者となったか 一 本章のねらい/二 声聞は他者貢献のために行ずる 三 声聞は他者貢献のためには行じない/四 本章のまとめ 第三章 声聞はいつ共に住めない者となったか 一 本章のねらい/二 菩薩は声聞と共に住む 三 菩薩は声聞と共に住まない/四 本章のまとめ 第四章 声聞はいつ尊敬されない者となったか 一 本章のねらい/二 菩薩は声聞を尊敬する 三 菩薩は声聞を尊敬しない/四 本章のまとめ
第二部 大乗仏教と声聞乗蔑視 第五章 部派の三蔵はいつ声聞蔵と呼ばれたか 一 本章のねらい/二 大乗経は菩薩蔵である 三 部派の三蔵は声聞蔵である/四 本章のまとめ 第六章 部派の経律はいつ声聞相応となったか 一 本章のねらい/二 部派の経は声聞相応である 三 部派の律は声聞相応である/四 本章のまとめ 第七章 声聞乗はいつ学ぶべきでなくなったか 一 本章のねらい/二 菩薩は声聞乗を学ぶ 三 菩薩は声聞乗を学ばない/四 本章のまとめ 第八章 波羅提木叉はいつ要されなくなったか 一 本章のねらい/二 菩薩は波羅提木叉を要する 三 菩薩は波羅提木叉を要しない/四 本章のまとめ
結 章 声聞批判・声聞乗批判はいつ生じたか 一 本章のねらい/二 インドにおける声聞蔑視・声聞乗蔑視の受容 三 中国における声聞蔑視・声聞乗蔑視の受容 四 日本における声聞蔑視・声聞乗蔑視の受容 五 中国における声聞批判・声聞乗批判の発生と日本におけるその受容 六 日本式大乗仏教の形成/七 本来の大乗仏教と日本式大乗仏教との区別 八 本章のまとめ
略号/註/文献索引
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目次 |
まえがき 序 章 声聞蔑視・声聞乗蔑視はいつ生じたか 一 本章のねらい/二 仏教の文献 三 仏教の聖者/四 仏教の三乗 五 大乗と小乗/六 乗という語 七 蔑視と批判/八 本書の構成 九 本章のまとめ
第一部 大乗仏教と声聞蔑視 第一章 声聞はいつ大慈大悲なき者となったか 一 本章のねらい/二 声聞は大悲を有しない 三 声聞は大慈大悲を有しない/四 本章のまとめ 第二章 声聞はいつ他者貢献なき者となったか 一 本章のねらい/二 声聞は他者貢献のために行ずる 三 声聞は他者貢献のためには行じない/四 本章のまとめ 第三章 声聞はいつ共に住めない者となったか 一 本章のねらい/二 菩薩は声聞と共に住む 三 菩薩は声聞と共に住まない/四 本章のまとめ 第四章 声聞はいつ尊敬されない者となったか 一 本章のねらい/二 菩薩は声聞を尊敬する 三 菩薩は声聞を尊敬しない/四 本章のまとめ
第二部 大乗仏教と声聞乗蔑視 第五章 部派の三蔵はいつ声聞蔵と呼ばれたか 一 本章のねらい/二 大乗経は菩薩蔵である 三 部派の三蔵は声聞蔵である/四 本章のまとめ 第六章 部派の経律はいつ声聞相応となったか 一 本章のねらい/二 部派の経は声聞相応である 三 部派の律は声聞相応である/四 本章のまとめ 第七章 声聞乗はいつ学ぶべきでなくなったか 一 本章のねらい/二 菩薩は声聞乗を学ぶ 三 菩薩は声聞乗を学ばない/四 本章のまとめ 第八章 波羅提木叉はいつ要されなくなったか 一 本章のねらい/二 菩薩は波羅提木叉を要する 三 菩薩は波羅提木叉を要しない/四 本章のまとめ
結 章 声聞批判・声聞乗批判はいつ生じたか 一 本章のねらい/二 インドにおける声聞蔑視・声聞乗蔑視の受容 三 中国における声聞蔑視・声聞乗蔑視の受容 四 日本における声聞蔑視・声聞乗蔑視の受容 五 中国における声聞批判・声聞乗批判の発生と日本におけるその受容 六 日本式大乗仏教の形成/七 本来の大乗仏教と日本式大乗仏教との区別 八 本章のまとめ
略号/註/文献索引 |
著者略歴(大竹晋) |
1974年、岐阜県生まれ。筑波大学卒業。博士(文学)。 現在、仏典翻訳家。 【著書】『宗祖に訊く』『大乗起信論成立問題の研究』『大乗非仏説をこえて』『セルフ授戒で仏教徒』(以上、国書刊行会)、『唯識説を中心とした初期華厳教学の研究』『元魏漢訳ヴァスバンドゥ釈経論群の研究』(以上、大蔵出版)、『「悟り体験」を読む』(新潮選書)、『悟りと葬式』(筑摩書房)、『仏のなりかた』『菩薩は女性を愛せるか』(以上、春秋社)など。 【訳書】『十地経論Ⅰ・Ⅱ』『大宝積経論』『能断金剛般若波羅蜜多経論釈 他』『法華経論・無量寿経論 他』(以上、『新国訳大蔵経』大蔵出版)、『現代語訳 最澄全集』全四巻(国書刊行会)など。 |