『「契約は他人を害さない」ことの今日的意義』の詳細情報

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タイトル 「契約は他人を害さない」ことの今日的意義
サブタイトル
著者 [著者区分]岡本 裕樹 [著・文・その他]
出版社 日本評論社 レーベル
本体価格
(予定)
7500円 シリーズ
ページ数 416p Cコード 3032
発売予定日 2024-06-18 ジャンル 専門/単行本/法律
ISBN 9784535528062 判型 A5
内容紹介
「契約は相対的な効力しか有しない」というローマ法以来の基本原則があるが、この具体化として「契約は他人を害さない」という考え方がある。この原則は現在においても揺るぎない地位を保っているが、債権譲渡禁止特約など個別の事例においては、他人を害する契約の効力が認められているように映る場合もある。現実の多くの取引関係において3人以上の利害関係者が関与するケースが多い今日の実情は、この原則の意味を再確認する意義を投げかけており、古典から現代まで見通した本書の研究は民法理論上のマイルストーンとなるだろう。
目次
序章 問題認識

第1部 相対性原則の多様性と日本法
第1章 相対性原則の起源と派生的発展
第2章 日本法における相対性原則の理解
第3章 相対性原則の再構成

第2部 他人の契約から守られるべき第三者の利益
第4章 ドイツ法における「第三者に負担をもたらす契約」
第5章 日本法における契約と第三者との関係

第3部 「第三者に対する抗弁事由の主張」の正当化根拠
第6章 ドイツ法における議論状況
第7章 日本法における議論状況
第8章 「第三者に対する抗弁事由の主張」と相対性原則

終章 本書のまとめ

付録1 仏独法規等仮訳
付録2 ドイツ裁判例資料
著者略歴(岡本 裕樹)
岡本 裕樹(おかもと ひろき)筑波大学ビジネスサイエンス系教授
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