『教師のためのセルフスタディ入門 ~協働的な問いによる実践の改善 ~ 』の詳細情報

教師のためのセルフスタディ入門
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タイトル 教師のためのセルフスタディ入門
サブタイトル 協働的な問いによる実践の改善
著者 [著者区分]■アナスタシア・P・サマラス [著・文・その他]
■武田 信子 [監修]
■セルフスタディ翻訳プロジェクトチーム [翻訳]
出版社 学文社 (GAKUBUNSHA) レーベル
本体価格
(予定)
4500円 シリーズ
ページ数 410p Cコード 3037
発売予定日 2024-05-25 ジャンル 専門/単行本/教育
ISBN 9784762032875 判型 A5
内容紹介
教師並びに教師教育者のためのセルフスタディの指南書。

世界的な教師教育の基本書がついに邦訳。
教師教育において、研究と実践はどのように結びつけることができるのか。
本書は、アメリカやヨーロッパなどでこの課題に取り組んできた
教師教育者たちによる方法論、「セルフスタディ」解説の翻訳書である。

教師が自分の実践を、関わりあう周囲の人たちとともにさまざまな角度から分析研究し、
一定の理論を導き出して社会に還元する実践研究の方法論である「セルフスタディ」。
理論から実践まで、豊富な事例と詳細な解説により紹介する。

原著は実践研究の実用的マニュアルとして世界中の教師教育者の注目を集めてきた。
本訳書においても、日本の教師教育における課題に対する、重要な手引書として活用されることを期待する。


【著者】
アナスタシア・P・サマラス

【監訳者】
武田信子

【セルフスタディ翻訳プロジェクトチーム】
井上太智、岩瀬直樹、岩田昌太郎、大坂 遊、小田郁代、大西慎也、大村龍太郎、齋藤眞宏、
佐々木恵美子、佐々木弘記、草原和博、小出陽子、西田めぐみ、早坂めぐみ、茂木智央、山内敏男、
渡辺貴裕、渡邉 巧、亘理陽一
目次
 序 章
 謝 辞

第Ⅰ部 セルフスタディ研究の6つの問い
 第1章 セルフスタディ研究を理解する―セルフスタディとは何か,なぜ行うのか?
  本章の概要
  クリティカルフレンドとの探究活動1.1
  教師のセルフスタディ研究とはどういうものか?
  セルフスタディといえない研究
  なぜ教師によるセルフスタディ研究を行うのか?
   1.個人の専門職としてのアカウンタビリティ
   2.応用可能性
   3.当事者としてクリティカルフレンズとともに行う改革
  キーアイデア

 第2章 セルフスタディ研究のプロセス―何をどのように研究するか
  本章の概要
  セルフスタディ研究の道しるべ―セルフスタディのプロジェクト計画書
  セルフスタディ研究プロジェクトのタイムライン
  セルフスタディの教師研究モデル
  キーアイデア

 第3章 セルフスタディにおける学びのコミュニティ―いつ,どのように,どこで,誰が
  本章の概要
  セルフスタディによる学びのコミュニティの文化
  パラダイムシフト
  影響,合流,そして相違
  セルフスタディの研究者領域の発展における重要なできごと
  批評と持続可能性
  キーアイデア

 第4章 セルフスタディの方法論―なぜ,どのように研究するのか
  本章の概要
  セルフスタディ研究の特徴
  セルフスタディの方法論上着目すべき5つの構成要素
  セルフスタディ研究の道しるべ―着目すべき5つの構成要素
  セルフスタディの方法論上の構成要素
   1.個人の状況に根ざした探究
   2.協働的かつクリティカルな探究
   3.学習の改善
   4.透明性のある体系的な研究プロセス
   5.知識の生成と発信
  クリティカルフレンドとの探究活動4.1
  キーアイデア

 第5章 セルフスタディの手法―なぜ,どのように研究するのか
  本章の概要
  セルフスタディの手法の選択
  更新ポートフォリオセルフスタディ法
   5.1 セルフスタディ研究の道しるべ―クリティカルフレンド・ポートフォリオ
  自分史セルフスタディ法
  クリティカルフレンドとの探究活動5.1
  生きた教育理論によるセルフスタディ法
  集団セルフスタディ法
  アートベースのセルフスタディ法
  クリティカルフレンドとの探究活動5.2
  手法を選ぶ際の課題
  メモリーワークセルフスタディ法
  クリティカルフレンドとの探究活動5.3
   5.2 セルフスタディ研究の道しるべ―セルフスタディ研究プロジェクトの枠組み
  キーアイデア

第Ⅱ部 あなたのセルフスタディプロジェクト
 第6章 研究デザイン
  本章の概要
  研究デザインの重要性
  研究デザインの7つの鍵
   1.自分自身のリサーチクエスチョンを立てる
   2.クリティカルフレンドのチームを立ち上げる
   3.教室を観察する
  クリティカルフレンドとの探究活動6.1
   4.研究の理論的根拠と研究計画を明示する
  クリティカルフレンドとの探究活動6.2
  クリティカルフレンドとの探究活動6.3
   5.文献の中にリサーチクエスチョンを位置づける
  クリティカルフレンドとの探究活動6.4
   6.リサーチクエスチョンをセルフスタディの手法と照らし合わせる
   7.目的に合ったペダゴジーを計画する
  キーアイデア

 第7章 データ整理
  本章の概要
  データとリサーチクエスチョンの合致
  記録(ドキュメント)
  カテゴリ化
  重なり合う研究のフェーズ
  クリティカルフレンドとの探究活動7.1
  キーアイデア

 第8章 データ収集
  本章の概要
  データ収集のテクニック
   8.1 セルフスタディ研究の道しるべ―セルフスタディ研究におけるデータ収集
   8.2 セルフスタディ研究の道しるべ
     ―セルフスタディ研究に取り組むためのカタログ作成の手引き
  セルフスタディに取り組む教師がデータを検討するための手引き
  セルフスタディに取り組む教師が観察するための手引き
  セルフスタディに取り組む教師のためのインタビューの手引き
  オルタナティブなデータ収集のテクニック
  定量化できるデータ
  クリティカルフレンドとの探究活動8.1
  キーアイデア

 第9章 データ分析
  本章の概要
  繰り返し立ち戻る行為としての研究
  コーディング
  データ分析
  コーディングのカテゴリ
  カテゴリとつながり
  グラウンデッド・セオリー・アプローチにおける絶えざる比較法
  コンセプトマップ(概念地図法)
  コンピュータ・ソフトウェアというツール
  キーアイデア

 第10章 研究の質の評価
  本章の概要
  複数のデータソース
  クリティカルフレンドとの探究活動10.1
  透明性,妥当性,典型性,信憑性
  クリティカルフレンドとの探究活動10.2
  信頼性
  一般化可能性
  クリティカルフレンドとの探究活動10.3
  セルフスタディ研究の道しるべ―自己評価とクリティカルフレンドの評価の5つの着眼点
  キーアイデア

 第11章 執 筆
  本章の概要
  執筆についての助言
  あなたの伝えるべき大切なストーリーの重要性を信じる
  クリティカルフレンドとの探究活動11.1
  研究レポートの執筆
  クリティカルフレンドによる探究活動11.2
  セルフスタディ研究の道しるべ
   ―最後の振り返りに関する自己評価とピア・ルーブリック評価
  要旨の執筆
  研究論文の見出し例
  仲間からの批評の歓迎
  キーアイデア

 第12章 発表と出版
  本章の概要
  研究発表の重要性
  プレゼンテーションの現状への挑戦
  プレゼンテーションのためのアドバイス
  セルフスタディ計画書の書き方
  プロポーザルの査読プロセス
  出版へのアドバイス
  キーアイデア

 終 章
  この本を読み終えたあなたに

付録A 教師のセルフスタディ研究例解説―5つの構成要素に着目して
付録B セルフスタディは教師だけのものではない

用語解説
引用文献
日本初のセルフスタディ研究コミュニティの組織化~訳者あとがきにかえて~
著者略歴(アナスタシア・P・サマラス)
(アナスタシア・P・サマラス)Anastasia P.Samaras ジョージ・メイソン大学教育・人間発達学部名誉教授。
著者略歴(武田 信子)
(たけだ のぶこ)(一社)ジェイス代表理事/広島大学教育ヴィジョン研究センター諮問委員/元武蔵大学人文学部教職課程教授。
著者略歴(セルフスタディ翻訳プロジェクトチーム)
(セルフスタディホンヤクプロジェクトチーム)
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