『産業・組織心理学を学ぶ ~心理職のためのエッセンシャルズ ~ 』の詳細情報

産業・組織心理学を学ぶ
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タイトル 産業・組織心理学を学ぶ
サブタイトル 心理職のためのエッセンシャルズ
著者 [著者区分]■産業・組織心理学会 [監修]
■金井 篤子 [編集]
■産業・組織心理学会 [監修]
■産業・組織心理学会 [監修]
■産業・組織心理学会 [監修]
出版社 北大路書房 レーベル 産業・組織心理学講座
本体価格
(予定)
2400円 シリーズ
ページ数 280p Cコード 3311
発売予定日 2019-08-07 ジャンル 専門/全書・双書/心理(学)
ISBN 9784762830747 判型 A5
内容紹介
学会設立35周年記念講座全5巻刊行。本巻では,産業・組織心理学の目的,歴史,社会的意義,研究方法などの基礎を解説,更には人事部門,組織行動部門,作業部門,消費者行動部門の4つの研究分野を概観し,その全体像を示す。公認心理師をはじめ,すべての心理職が習得すべき産業・組織心理学の知見を網羅した標準教科書。

【主な目次】

 第1章 産業・組織心理学とは

●第1部 人を活かす――人事部門
 第2章 募集・採用と評価と処遇
 第3章 キャリア発達と能力開発
 第4章 人間関係管理と職場の人間関係
 第5章 働くことの意味と働かせ方

●第2部 組織行動を科学する――組織行動部門
 第6章 組織行動の心理学的視点
 第7章 リーダーシップ
 第8章 仕事へのモチベーション
 第9章 組織開発

●第3部 働く人の安全と健康――作業部門
 第10章 仕事の安全
 第11章 仕事の疲労・ストレスと心身の健康
 第12章 作業と職場をデザインする

●第4部 豊かな消費生活――消費行動部門
第13章 消費者行動への心理学的アプローチとその意義
第14章 消費者の購買意思決定
第15章 企業活動と消費者行動

【シリーズ概要】
第1巻は,すべての心理職が習得すべき産業・組織心理学の知見をコンパクトに解説した標準テキスト。第2巻から第5巻は,それぞれ「人事部門」「組織行動部門」「作業部門」「消費者行動部門」の研究分野をより深く専門的に扱う。研究者と実務家の双方にとっての必携書。

●第1巻 産業・組織心理学を学ぶ――心理職のためのエッセンシャルズ
金井篤子 編
A5判・280頁・本体2400円+税

●第2巻 人を活かす心理学――仕事・職場の豊かな働き方を探る
小野公一 編
A5判・約240頁・予価3100円+税

●第3巻 組織行動の心理学――組織と人の相互作用を科学する
角山 剛 編
A5判・約264頁・予価3100円+税

●第4巻 よりよい仕事のための心理学――安全で効率的な作業と心身の健康
芳賀 繁 編
A5判・約272頁・予価3100円+税

●第5巻 消費者行動の心理学――消費者と企業のよりよい関係性
永野光朗 編
A5判・約232頁・予価3100円+税
目次
産業・組織心理学会設立35 周年記念講座 刊行の言葉
編集委員一覧
はじめに

第1章 産業・組織心理学とは
 第1節 産業・組織心理学の目的と対象
 第2節 産業・組織心理学が扱う領域とテーマ
  1.人事部門
  2.組織行動部門
  3.作業部門
  4.消費者行動部門
 第3節 産業・組織心理学の歴史
  1.産業・組織心理学の創始
  2.科学的管理法
  3.ホーソン研究
  4.組織観の変遷
  5.自己実現的人間観の登場
 第4節 産業・組織心理学の社会的意義
 第5節 産業・組織心理学の方法
 COLUMN① 産業・組織心理学と公認心理師

第1部 人を活かす──人事部門

第2章 募集・採用と評価・処遇
 第1節 募集・採用と職務分析
  1.募集と職務分析
  2.採用に用いられる検査
  3.職業適性と配置
  4.雇用の多様化
 第2節 人事評価・処遇
  1.評価はなぜ必要か
  2.評価内容とその基準としての目標管理
  3.評価の方法と陥りやすい心理的エラー(評価バイアス)
  4.評価の受容を促進するために
 COLUMN② 労働条件:労働基準法とブラック企業

第3章 キャリア発達と能力開発
 第1節 キャリア
  1.キャリアがなぜ問題にされるのか
  2.キャリアの定義
  3.キャリア発達
  4.キャリア発達を促すもの
 第2節 企業の視点から見た能力開発
  1.能力開発の目的
  2.能力開発の方法・考え方:企業によるキャリア発達支援
  3.成果主義と能力開発
 第3節 個人の視点から見たキャリアやキャリア発達
  1.働く人々にとってキャリア発達は人生の問題
  2.私的な人間関係に基盤を置くキャリア発達支援

第4章 人間関係管理と職場の人間関係
 第1節 職場の人間関係の位置づけ
 第2節 人間関係管理:人と企業の関係の管理
  1.人間関係管理の成立と展開
  2.人間関係管理の内容
 第3節 私的な支持的関係:人間関係の肯定的側面
  1.ソーシャル・キャピタル
  2.ソーシャル・サポート
 第4節 ハラスメント:地位や力の差がもたらす負の人間関係
  1.ハラスメントの定義と種類
  2.ハラスメントの実態とその影響
 COLUMN③ 働き方改革:ワーク・ライフ・バランスと過労死・メンタルへルス

第5章 働くことの意味と働かせ方
 第1節 働くことの意味
  1.仕事をする目的
  2.働く人々のニーズの変化と価値観の変化:人間観の変遷
  3.多様なニーズと人事管理
 第2節 働かせ方:労働条件管理と職務設計
  1.労働条件管理と労働基準法
  2.職務設計
  3.不公正な働かせ方とブラック企業
 第3節 人らしい働き方とwell-being
  1.職務再設計:仕事における“ ひと” らしさの復権
  2.働く人々のwell-being と生きがい
 COLUMN④ 調査結果の見方:働く人々のニーズ調査を例にして

第2部 組織行動を科学する──組織行動部門

第6章 組織行動の心理学的視点
 第1節 集団のダイナミックス
  1.集団とは
  2.公式集団と非公式集団
  3.集団の規範
 第2節 集団の中の個人
  1.集団意思決定
  2.集団思考過程で見られる負の効果
  3.社会的手抜き
  4.集団浅慮
 第3節 集団内コミュニケーション
  1.コミュニケーション戦略
  2.説得の技法
  3.他者判断時の思い込み要因
 第4節 組織文化
  1.組織風土と組織文化
  2.組織文化の要素
 COLUMN⑤ 企業不祥事の心理学

第7章 リーダーシップ
 第1節 リーダーシップの諸相
  1.特性的アプローチ: リーダーシップ特性論
  2.行動的アプローチ:リーダーシップ行動記述論
  3.状況適合的アプローチ:リーダーシップ状況適合論
 第2節 リーダーとメンバーの交流
  1.特異性クレジット
  2.変革型リーダーシップ
  3.サーバント・リーダーシップ
 第3節 信頼とリーダーシップ
  1.リーダーの持つパワー
  2.リーダーへの信頼感と勤続意思

第8章 仕事へのモチベーション
 第1節 モチベーションの諸相
  1.モチベーションとは
  2.モチベーションを探る視点
  3.内容理論と過程理論
 第2節 目標とモチベーション
  1.目標とモチベーション
  2.目標設定理論
  3.目標設定理論からみた目標設定の留意点
 第3節 内発的モチベーション
  1.内発的モチベーションの意味
  2.内発的モチベーションのプロセス
  3.フロー体験
 COLUMN⑥ 楽観的思考と業績の関係

第9章 組織開発
 第1節 組織変革と組織開発
  1.組織変革と組織開発
  2.変革のエージェント
 第2節 組織と個人の適合
  1.適合の諸相
  2.個人の価値観と組織の価値観の適合
 第3節 ダイバーシティ
  1.ダイバーシティが意味するもの
  2.異文化間コミュニケーション
  3.セクシュアル・ハラスメント
 COLUMN⑦ セクシュアル・ハラスメントの説明モデル

第3部 働く人の安全と健康──作業部門

第10章 仕事の安全
 第1節 労働災害
  1.労働災害の基礎
  2.労災保険制度と過労死
 第2節 安全と品質に関わる人的要因
  1.事故と人的要因
  2.ヒューマンエラーの定義
  3.ヒューマンエラーの分類とモデル
  4.違反とリスクテイキング行動
 第3節 安全対策
  1.ハインリッヒの法則
  2.ヒヤリハット分析
  3.適性検査
  4.リスクアセスメント
  5.安全マネジメント
 第4節 安全文化
 COLUMN⑧ 指差呼称

第11章 仕事の疲労・ストレスと心身の健康
 第1節 産業疲労
  1.疲労と休息
  2.労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト
  3.自覚症状しらべと自覚症しらべ
  4.疲労管理
 第2節 過労による病気と自殺
 第3節 ストレス
  1.ストレスとは何か
  2.職務ストレス
  3.メンタルヘルスケア
  4.ストレスチェック
 COLUMN⑨ ストレッサーとしてのライフイベント

第12章 作業と職場をデザインする
 第1節 作業設計と作業研究
 第2節 作業負担
  1.負荷と負担
  2.メンタルワークロード
 第3節 ヒューマンファクターズ
  1.ヒューマンファクターズとは何か
  2.SHEL モデル
  3.HMI とHCI 
  4.エラーを防ぐデザイン原則
  5.ユーザビリティ
 第4節 快適な職場環境
 COLUMN⑩ ユーザ・エクスペリエンス

第4部 豊かな消費生活──消費者行動部門

第13章 消費者行動への心理学的アプローチとその意義
 第1節 消費者行動研究の目的
 第2節 消費者行動を理解する枠組み
 第3節 消費者行動の研究法
  1.質問紙調査法
  2.面接法
  3.プロセス分析法
  4.観察法
  5.POS データ
  6.心理生理学的方法
 第4節 消費者行動における研究成果の応用
  1.消費者行動の規定要因(個人差要因)の分析と応用
  2.消費者行動の規定要因(状況要因)の分析と応用
  3.近年の動向
 COLUMN⑪ 店舗内の消費者行動

第14章 消費者の購買意思決定
 第1節 消費者の購買意思決定過程とその影響要因
 第2節 消費者のブランド選択過程
 第3節 選択ヒューリスティックス
 第4節 購買後の評価
  1.期待不一致モデル 
  2.衡平モデル
  3.認知的不協和理論
 第5節 購買意思決定と関与
  1.複雑な購買行動
  2.不協和低減型購買行動
  3.バラエティ・シーキング型購買行動
  4.習慣的購買行動
 COLUMN⑫ 心理的財布理論

第15章 企業活動と消費者行動
 第1節 消費者行動とマーケティング
 第2節 消費者行動の規定要因(マスメディアの影響)による効果
 第3節 消費者の説得過程
  1.販売場面における消費者の説得過程
  2.説得を規定する心理的要因
 第4節 消費者問題と消費者保護
  1.悪徳商法の実例
  2.「限定表示」における問題
  3.消費者保護のための消費者研究へ
 COLUMN⑬ マーケティングの4P

Appendix 1 シラバス案
Appendix 2 用語集
文献
索引
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