ウイルスは人間にとってどんな存在なのか?
生きものの世界を縦横無尽にダイナミックに行き来する 「動く遺伝子」の世界をはじめて明確に分析。新型コロナウイルスによるパンデミックから、ウイルスはどのように私たちの日常生活に関わっているのか? ウイルスを知り、的確なふるまいをすることで、本当の「私たち人間の生き方」がわかってくる。
■目次 序章 コロナ禍での気付き 1章 新型コロナウイルスの衝撃 2章 ウイルスを分かるために 3章 ウイルスをは「動く遺伝子」 4章 ウイルスと人間 5章 新型コロナウイルス感染症 パンデミックの体験を生かして 6章 日常を考える
■著者プロフィール 中村桂子(なかむら・けいこ) JT 生命誌研究館名誉館長 1936 年東京都生まれ。東京大学理学部化学科卒業。同大学大学院生物化学專攻博士過程修了。 理学博士。国立予防衛生研究所研究員、三菱化成生命科学研究所人間・自然研究部長、早稲田大学人間科学部教授などを経て、 1993 年JT 生命誌研究館を創設。長年館長を務め、現在は名誉館長。 著書に『生命誌とは何か』(講談社学術文庫)、『自己創出する生命』(ちくま学芸文庫/毎日出版文化賞)、 『あなたのなかのDNA』(ハヤカワ文庫)、『科学者が人間であること』(岩波新書)、 『知の発見「なぜ」を感じる力』(朝日出版社)、『「ふつうのおんなの子」のちから 子どもの本から学んだこと』(集英社)、 『こどもの目をおとなの目に重ねて』(青土社)、『生る 宮沢賢治で生命誌を読む』(藤原書店)、 『老いを愛づる- 生命誌からのメッセージ-』(中公新書ラクレ)、 『科学はこのままでいいのかな』(ちくまQブックス)など多数。 子ども向けの絵本に『いのちのひろがり』(絵・松岡達英 福音館書店)など。
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