『普段』の詳細情報

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タイトル 普段
サブタイトル
著者 [著者区分]鈴木しげを [著・文・その他]
出版社 ふらんす堂 レーベル
本体価格
(予定)
2800円 シリーズ 句集
ページ数 Cコード 0092
発売予定日 2024-05-24 ジャンル 一般/単行本/日本文学詩歌
ISBN 9784781416496 判型 46
内容紹介
◆第六句集

武蔵野のすつ飛び雲や唐辛子

われわれの「鶴」誌は今年八月に創刊九五〇号を迎る。顧みて自分は石田波郷、石塚友二、星野麥丘人に見えて句作精進を重ねてきた。こんな幸せはない。才は三師に及ぶべくもないが、これからも自分なりに句作の道を励んでまいりたい。(著者)


◆自選十五句
初山のこゑのひよどり矢継早
芹の香や日々のあかしの友二の句
旅にして青葉の雨やブックカフェ
手の窪にのせて糸底涼新た
一茶忌の草鞋日和と言ひつべし
筆に腰さうめんに腰秋はじめ
柿むいて柿の日などもありてよし
日脚伸ぶ駅の広場にケーナの音
田螺鳴く利息が二円付いてをり
一の字に反りて鰰焼かれけり
武蔵野のすつ飛び雲や唐辛子
膝打つてさて策もなし秋扇
夫婦して訪ふ泉あり風鶴忌
七十も終りの九の初景色
観音の湖北へこころ草の花
目次
著者略歴(鈴木しげを)
昭和17年(1942) 東京都に生まれる。
昭和39年(1963) 「 鶴」入会。以後、石田波郷、石塚友二、星野麥丘人に師事。
昭和54年(1979) 「風切賞」受賞。
平成元年(1989) 「鶴俳句賞」受賞。
平成25年(2013) 「鶴」主宰継承。

句集に『並欅』(昭和56年)、『踏青』(昭和63年)、『小満』(平成8年)、『自註鈴木しげを集』(平成12年)、『山法師』(平成19年)、『初時雨』(平成27年)。

現在、公益社団法人俳人協会名誉会員、日本文藝家協会会員。
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