日本の植民地支配、解放後の戦争と民族分断と、苦難の歴史を歩んだ朝鮮半島は今も統一を果たせずにいる。日本人記者がソウルと北京で見た南北対立の現実と、ドキュメンタリー作家が描く総連・民団の相克。そこに生きる「在日」の意識は世代を重ねるごとに変わってゆく。 この在日の特異な存在に、詩人・金時鐘は、先んじて経験・実験を積む「先験性」を見て可能性を託している。在日を取り巻く状況と、次の世代に伝えたい朝鮮と日本の歴史講話を掲載します。
第Ⅰ講 講師:城内康伸(しろうちやすのぶ)東京新聞編集委員・東アジア担当 朝鮮半島取材三〇年 現場で見た南と北 第Ⅱ講 講師:竹中明洋(たけなかあきひろ)フリーライター 総連と民団の相剋77年 第Ⅲ講 講師:羽原清雅(はばらきよまさ)元朝日新聞政治部長 次世代に伝える日本と朝鮮半島の話
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