『哲学の現場 ~日本で考えるということ ~ 』の詳細情報

哲学の現場
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タイトル 哲学の現場
サブタイトル 日本で考えるということ
著者 [著者区分]■末木 文美士 [著・文・その他]
■末木 文美士 [著・文・その他]
■末木 文美士 [著・文・その他]
出版社 トランスビュー レーベル
本体価格
(予定)
2200円 シリーズ
ページ数 235p Cコード 1010
発売予定日 2012-01-01 ジャンル 教養/単行本/哲学
ISBN 9784798701196 判型 46
内容紹介
日本の近代思想を土台として、純粋経験、場所、倫理、言語、他者と死者、自然科学と哲学、差別、正義、伝統と近代、などをめぐる新しい哲学の旅へ。
「本書を書くためにこれまでの僕のすべての研究生活があり、もっと強く言えば、本書のために僕はこれまで生かされてきたと言ってもよい。」(末木文美士)
目次
第1章 哲学は日本にはじまる?
1 西洋のフィロソフィーと日本の「哲学」
2 「哲学」の由来
3 思索の迷路へ

第2章 何から出発するか?
1 イデアから「私」へ
2 純粋経験の世界
3 純粋経験から「場所」へ
4 「場所」で他者と出会う

第3章 人は如何に生きるべきか
1 倫理はどこに成り立つか
2 関係は存在に先立つ
3 倫理の限界

第4章 言葉は何を表わすか
1 論理の限界と可能性
2 矛盾を認める論理
3 言語ゲームと禅

第5章 他者の壁
1 不可解な他者
2 他者の極限
3 他者の息づく領域

第6章 死者とともに
1 死の体験不可能性
2 死から死者への問題転換
3 他者としての死者

第7章 私という困難
1 「私」をめぐる問い
2 近代日本の中の「私」
3 流動化する「私」

第8章 超越か内在か
1 存在を超える神
2 有無を超える無
3 内在と超越の相克

第9章 逸脱する自然
1 自然科学と哲学
2 自然科学のパラダイム
3 冥なる自然
4 自然の奥の神々

第10章 差別と平等
1 戯画化された「正義」
2 差別はなぜ生まれるか
3 性の差別と闘争
4 他者の同化と異化

第11章 伝統と近代
1 近代化論のゆくえ
2 自前の近代化の可能性
3 近代を乗り超える?
4 日本思想史は可能か
5 「顕」と「冥」のダイナミズム

第12章 日常から出発する
1 螺旋の道を辿りつつ
2 世界を捉える方法
3 汝自身を知れ

あとがき
著者略歴(末木 文美士)
1949年、山梨県甲府市に生まれる。1978年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。現在、国際日本文化研究センター教授。東京大学名誉教授。専攻、仏教学、日本思想史、日本宗教史。仏教を含めた総合的な日本思想史・日本宗教史の解明をめざすとともに、その基盤の上に、仏教を生きた思想として再構築し、現代の哲学や倫理学の問題への新しいアプローチを模索している。
 著書に、『近代日本の思想再考1・明治思想家論』『近代日本の思想再考2・近代日本と仏教』『思想としての仏教入門』『鎌倉仏教展開論』(トランスビュー)、『日本仏教史―思想史としてのアプローチ』(新潮社)、『日本宗教史』『解体する言葉と世界―仏教からの挑戦』『「碧巌録」を読む』(共に岩波書店)、『仏教VS倫理』(筑摩書房)、『鎌倉仏教形成論―思想史の立場から』(法蔵館)など。編著書に『日本の仏教』第1期・第2期(法蔵館)、『岩波仏教辞典』第2版、『岩波講座 宗教』、『現代語訳 碧巌録』(上・中・下、岩波書店)ほか多数。
著者略歴(末木 文美士)
1949年、山梨県甲府市に生まれる。1978年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。現在、国際日本文化研究センター教授。東京大学名誉教授。専攻、仏教学、日本思想史、日本宗教史。仏教を含めた総合的な日本思想史・日本宗教史の解明をめざすとともに、その基盤の上に、仏教を生きた思想として再構築し、現代の哲学や倫理学の問題への新しいアプローチを模索している。
 著書に、『近代日本の思想再考1・明治思想家論』『近代日本の思想再考2・近代日本と仏教』『思想としての仏教入門』『鎌倉仏教展開論』(トランスビュー)、『日本仏教史―思想史としてのアプローチ』(新潮社)、『日本宗教史』『解体する言葉と世界―仏教からの挑戦』『「碧巌録」を読む』(共に岩波書店)、『仏教VS倫理』(筑摩書房)、『鎌倉仏教形成論―思想史の立場から』(法蔵館)など。編著書に『日本の仏教』第1期・第2期(法蔵館)、『岩波仏教辞典』第2版、『岩波講座 宗教』、『現代語訳 碧巌録』(上・中・下、岩波書店)ほか多数。
著者略歴(末木 文美士)
1949年、山梨県甲府市に生まれる。1978年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。現在、国際日本文化研究センター教授。東京大学名誉教授。専攻、仏教学、日本思想史、日本宗教史。仏教を含めた総合的な日本思想史・日本宗教史の解明をめざすとともに、その基盤の上に、仏教を生きた思想として再構築し、現代の哲学や倫理学の問題への新しいアプローチを模索している。
 著書に、『近代日本の思想再考1・明治思想家論』『近代日本の思想再考2・近代日本と仏教』『思想としての仏教入門』『鎌倉仏教展開論』(トランスビュー)、『日本仏教史―思想史としてのアプローチ』(新潮社)、『日本宗教史』『解体する言葉と世界―仏教からの挑戦』『「碧巌録」を読む』(共に岩波書店)、『仏教VS倫理』(筑摩書房)、『鎌倉仏教形成論―思想史の立場から』(法蔵館)など。編著書に『日本の仏教』第1期・第2期(法蔵館)、『岩波仏教辞典』第2版、『岩波講座 宗教』、『現代語訳 碧巌録』(上・中・下、岩波書店)ほか多数。
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