『中島敦 意識のゆらぎから複数の世界へ』の詳細情報
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タイトル |
中島敦 意識のゆらぎから複数の世界へ |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 石井 要 [著・文・その他]
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出版社 |
ひつじ書房 |
レーベル |
ひつじ研究叢書(文学編) 17 |
本体価格 (予定) |
6000円 |
シリーズ |
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ページ数 |
340p
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Cコード |
3091 |
発売予定日 |
2024-05-23 |
ジャンル |
専門/単行本/日本文学総記 |
ISBN |
9784823412264 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
中島敦は、英国作家オルダス・ハックスレイのエッセイから、生物学者ユクスキュルの環世界論をはじめ、“人間”の認識・思考・存在のあり方を根底から揺さぶる科学的知見を受け取っていた。理想的な国民の“人間性”が喧伝される戦時下の時代状況において、中島敦が捉えていた“人間”の姿とはどのようなものだったのか。本書では、中島敦が受容していた科学的知見を視座として、存在と世界のあり方を問い直す中島敦文学の新たな一面を浮き彫りにする。
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目次 |
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著者略歴(石井 要) |
石井要(いしいかなめ) 〈略歴〉一九九三年東京都生まれ。女子学院中学校・高等学校教諭。早稲田大学教育学部卒業後、同大学院教育学研究科修士課程修了。のち、渋谷教育学園幕張中学校・高等学校教諭、女子学院中学校・高等学校教諭をつとめながら、早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程を修了。博士(学術)。
〈主な著作〉「自意識が筋(プロット)になるとき――中島敦「光と風と夢」論」(『昭和文学研究』二〇二二・三)、「憑依する動物たち――中島敦「狐憑」論」(『日本近代文学』二〇一九・一一)、「中島敦文学における〈私〉の臨界点――人間・動物・石」(『国語と国文学』二〇一九・九)、「人間のいない世界――中島敦文学における〈絶滅〉の問題系」(『昭和文学研究』二〇一九・九)ほか。 |