『危険生物ファーストエイドハンドブック 陸編 増補改訂版』の詳細情報
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タイトル |
危険生物ファーストエイドハンドブック 陸編 増補改訂版 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | NPO法人 武蔵野自然塾 [著・文・その他]
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出版社 |
文一総合出版 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
1800円 |
シリーズ |
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ページ数 |
136p
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Cコード |
2045 |
発売予定日 |
2024-05-10 |
ジャンル |
実用/単行本/生物学 |
ISBN |
9784829981825 |
判型 |
新書(B40) |
内容紹介 |
野外活動に必携!危険生物による被害への“first & fast”対策ガイド
野外で危険な生物に出会い,被害に遭ったときに最初にすべき対処法 “ファーストエイド”に着目。予防法も含めた被害を軽減するノウハウをまとめた。実際に被害に遭った実例も挙げて,安全な野外活動をサポートする。増補改訂では近年話題のクマの補記やギンナンの追加を行った。 *********************************************
・ 掲載種は動植物合わせて約120種。毎年刺傷被害がニュースになるスズメバチ類や,身近な公園などにもいるチャドクガなどのドクガ類,触るとひどくかぶれるウルシの仲間や毒ヘビ,クマなど,陸上で出会う可能性の高い危険生物を多数収録した。
・ 各ページでは種類の識別に役立つ生態写真を掲載。対処法は被害を受けたときにまず着手する「ファーストエイド」,被害に遭わないために心がける「ゼロエイド(予防)」,専門的な治療や毒が作用する原理などを解説する「セカンドエイド」の3段階で紹介し,野外で必要な情報にすばやくアクセスできるように構成した。
・ 被害に遭わないための服装の紹介や被害に遭ったときに役立つ道具一覧,傷痕の様子から危険生物を判別するために識別表,「市街地/河川・河原/森林/農地・ため池」といった環境ごとに注意すべきところの解説など,危険生物への対処全般に役立つ情報を前付に収録した。
・ヒグマとツキノワグマのパートでは特に「予防(ゼロエイド)」の情報を強化。クマはなぜ人を襲うのか,近年被害が急増している理由などを紹介し,クマの本来の行動パターンやクマを寄せない環境作りを知ることで,クマの被害を減らす為の情報を提供します。
・ギンナン(イチョウ)は街路樹や公園木として植えられていて、ギンナン拾いは秋の風物詩の一つですが,素手で触ると皮膚炎を起こすので,身近な危険生物として新たに加えています。併せて,ギンナンやウルシのように植物から出る汁液でかぶれる植物の一覧をコラムとして掲載しました。
・ 後付では被害の報告が多いスズメバチやマダニ,マムシ,ウルシなどの被害実例を紹介。実際にどんな状況で被害に遭ったのが,どのように対処したのか,どうすれば被害を防げたのか具体的に解説した。そのほかに野外救急について学べる講習会の紹介や被害に関する相談先など,さまざまな情報をまとめた。
・ フィールドワーカーに限らず,外遊びをする子どものいる親や学校など,全ての野外活動の場面で役立つ内容で構成した。第1(first)に,より早く(fast)対応すべきことがわかる。事前に読んで対象法を学んだり,被害に遭ったときに落ち着いて行動できるようにするための本。
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目次 |
危険生物とは? 本書の使い方 用語解説 野外に出かける前に(保険への加入・心構え・情報収集・装備・服装) 環境別 危険生物が潜むポイント(市街地/河川・河原/森林/農地・ため池) 危険生物検索表 (1)生物の外見から 危険生物検索表 (2)被害に遭ったときの傷跡から
オオスズメバチ キイロスズメバチ コガタスズメバチ クロスズメバチ そのほかのスズメバチ セグロアシナガバチ フタモンアシナガバチ そのほかのアシナガバチ ミツバチ類 キムネクマバチ そのほかのミツバチ ジガバチ/スズバチ そのほかの狩りバチ チャドクガ ドクガ そのほかのドクガ マツカレハ タケカレハ そのほかのカレハガ ヒロヘリアオイラガ イラガ そのほかのイラガ類 タケノホソクロバ ウメスカシクロバ ヤネホソバ (コラム)アナフィラキシーショックについて ミイデラゴミムシ アオカミキリモドキ マイマイカブリ そのほかのオサムシ類 マメハンミョウ ツチハンミョウの仲間 アオバアリガタハネカクシ オオハリアリ エゾアカヤマアリ (コラム)ハチにそっくり?実は安全な昆虫たち ヒアリ ヒトスジシマカ/デング熱について そのほかのカ類 イヨシロオビアブ アカウシアブ そのほかのアブ類 アシマダラブユ ヌカカの仲間 オオトビサシガメ そのほかのサシガメ類 マツモムシ トビズムカデ そのほかのムカデ類 ヤケヤスデ カバキコマチグモ/ヤマトコマチグモ セアカゴケグモ/ハイイロゴケグモ マダニの仲間 ツツガムシの仲間 (コラム)ダニが媒介する感染症 ヤマビル/チスイビル ギギの仲間 アカハライモリ ヒキガエルの仲間 ヤマカガシ ニホンマムシ ハブ スッポン/カミツキガメ ヒグマ・ツキノワグマ ニホンザル ニホンイノシシ 野犬 ヤマウルシ ツタウルシ そのほかのウルシ イラクサ ギンナン(イチョウ) (コラム)汁液が危険な植物 ママコノシリヌグイ/イシミカワ サンショウ そのほかのサンショウ類 カラタチ タラノキ/ハリギリ サイカチ ノイバラ/ハマナス 野イチゴ・木イチゴの仲間 アレチウリ/ワルナスビ カエンタケ (コラム)そのほかの危険生物たち
シチュエーション別ケーススタディ(スズメバチ/アシナガバチ/チャドクガ/マダニ/ヤマビル/マムシ/ウルシ/ブユ) 救急法講習などの受講の仕方・連絡先 危険生物についての問い合わせ先 ファーストエイドからの索引 索引 参考資料 |
著者略歴(NPO法人 武蔵野自然塾) |
2003年2月に結成し,2004年7月にNPO法人の認可を受けた団体。自然環境保全と自然環境教育を主な活動としており,活動している会員数は50名。学校ビオトープのメンテナンスや授業,行政と連携した多摩地域の森林の保全と活用などを行う。メンバーには生物分類技能検定や森林インストラクター,上級救命技能検定の資格保有者が多数在籍している。武蔵野市内に「むさしの自然観察園」を開園。 |