『思考機械【完全版】第二巻』の詳細情報

思考機械【完全版】第二巻
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タイトル 思考機械【完全版】第二巻
サブタイトル
著者 [著者区分]■ジャック・フットレル [著・文・その他]
■平山雄一 [翻訳]
■ジャック・フットレル [著・文・その他]
出版社 作品社 レーベル
本体価格
(予定)
6800円 シリーズ
ページ数 528p Cコード 0097
発売予定日 2019-07-30 ジャンル 一般/単行本/外国文学小説
ISBN 9784861827594 判型
内容紹介
バロネス・オルツィの「隅の老人」、オースティン・フリーマンの「ソーンダイク博士」と並ぶ、あまりにも有名な“シャーロック・ホームズのライバル”。本邦初訳16篇、単行本初収録6篇! 初出紙誌の挿絵120点超を収録! 著者生前の単行本未収録作品は、すべて初出紙誌から翻訳! 初出紙誌と単行本の異同も詳細に記録!シリーズ50篇を全二巻に完全収録!詳細な訳者解説付。 隅の老人シリーズは、一作を除いて全作品が単行本に収録されているのに比べ、思考機械は多くの作品が単行本未収録のまま、作品数がどれだけあるかもはっきりしない時代が長かった。今回全作品を収録するとともに、作品数を確定し、版による異同も確認をした。おそらく、英米で出回っている思考機械の書籍よりも詳しい内容だろう。 思考機械シリーズは、フットレルの生前に短篇集が二冊、長篇が一冊、一篇のみを収録した本の計四冊が単行本になっているが、はるかに単行本未収録作品のほうが多い。現在海外では数種類の「思考機械全集」が出版されているが、ほとんどは出典が明示されておらず、また解説もないといっても過言ではない。本書では(…)初出雑誌に当たった。単行本に収録されている場合はそちらを決定稿とみなし、それらと雑誌初出時との異同を指摘した。また、生前に単行本未収録の作品は、雑誌初出版を決定稿とした。さらに、作品によっては入手したイギリスでの雑誌初出版との違いがあるので、その場合には、それも指摘している。またメイ夫人の協力のもと、二十世紀半ばの「エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン」に数篇が掲載されたが、これらとの異同も確認した。(平山雄一「訳者解説」より)
目次
【第一巻内容目次】十三号独房の問題/ラルストン銀行強盗事件/燃え上がる幽霊/大型自動車の謎/百万長者の赤ん坊ブレークちゃん、誘拐される/アトリエの謎/赤い糸/「記憶を失った男」の奇妙な事件/黄金の短剣の謎/命にかかわる暗号/絞殺/思考機械/楽屋「A」号室/黄金の皿を追って/モーターボート/紐切れ/水晶占い師/ロズウェル家のティアラ/行方不明のラジウム/訳者解説【第二巻内容目次】オペラボックス/失われたネックレス/嫉妬する心/完璧なアリバイ/幽霊自動車/呪われた鉦/茶色の上着/にやにや笑う神像/余分な指/偉大な論理家との初めての出会い/紐の結び目/絵はがきの謎/盗まれたルーベンス/三着のオーバーコート/オルガン弾きの謎/隠された百万ドル/タクシーの謎/コンパートメント客室の謎/バツ印の謎/女の幽霊の謎/銀の箱/囚人九十七号/空き家の謎/赤いバラの謎/消えた男/壊れたブレスレット/妨害された無線の謎/救命いかだの悲劇/無線で五百万/科学的殺人犯人/泥棒カラス/巨大なスーツケースの謎/訳者解説
著者略歴(ジャック・フットレル)
ジャック・フットレル(Jacques Futrelle)1875年アメリカ・ジョージア州生まれ。劇場支配人などを経て、新聞王ウィリアム・ハースト傘下の「ボストン・アメリカン」紙の編集者になる。1895年、作家L・メイ・ピールと結婚。1905年、「ボストン・アメリカン」に「思考機械」シリーズ第一作「十三号独房の問題」を発表。1912年、タイタニック号の沈没事故により死亡。このとき、「思考機械」シリーズの数篇が彼の命とともに失われたとされる。
著者略歴(平山雄一)
平山雄一(ひらやま・ゆういち)1963年東京都生まれ。東京医科歯科大学大学院歯学研究科卒業、歯学博士。日本推理作家協会、『新青年』研究会、日本シャーロック・ホームズ・クラブ、ベイカー・ストリート・イレギュラーズ会員。著書に『明智小五郎回顧談』(ホーム社)、『江戸川乱歩小説キーワード辞典』(東京書籍)など、訳書に、ファーガス・ヒューム『質屋探偵ヘイガー・スタンリーの事件簿』(国書刊行会)、バロネス・オルツィ『隅の老人【完全版】』(作品社)など。
著者略歴(ジャック・フットレル)
ジャック・フットレル(Jacques Futrelle)1875年アメリカ・ジョージア州生まれ。劇場支配人などを経て、新聞王ウィリアム・ハースト傘下の「ボストン・アメリカン」紙の編集者になる。1895年、作家L・メイ・ピールと結婚。1905年、「ボストン・アメリカン」に「思考機械」シリーズ第一作「十三号独房の問題」を発表。1912年、タイタニック号の沈没事故により死亡。このとき、「思考機械」シリーズの数篇が彼の命とともに失われたとされる。
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