『アウグストゥス』の詳細情報

アウグストゥス
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タイトル アウグストゥス
サブタイトル
著者 [著者区分]布施由紀子 [翻訳]
出版社 作品社 レーベル
本体価格
(予定)
2600円 シリーズ
ページ数 416p Cコード 0097
発売予定日 2020-09-02 ジャンル 一般/単行本/外国文学小説
ISBN 9784861828201 判型
内容紹介
養父カエサルを継いで地中海世界を統一し、ローマ帝国初代皇帝となった男。世界史に名を刻む英傑ではなく、苦悩するひとりの人間としてのその生涯と、彼を取り巻いた人々の姿を稠密に描く歴史長篇。『ストーナー』で世界中に静かな熱狂を巻き起こした著者の遺作にして、全米図書賞受賞の最高傑作。資料を読み込み、調査を進めるかたわら、その車でイタリア各地はもちろん、ローマ時代にマケドニア属州であったトルコやユーゴスラビア、さらにギリシャの島々も訪れた。登場人物たちが生きた土地の「空気感を味わいたかった」のだという。(…)それはみごとに成功した。読者は史実がわかっていてもなお、彼らの“いま”を感じ、登場人物のひとりひとりが胸にいだく希望や不安や恐れを身近に感じることができるのだ。しかしそれも、背景が生き生きと描写されているからこそ可能なのだろう。物語全体がひとつの生き物のように、圧倒的なスケールとパワーをもって息づいている。(「訳者あとがき」より)
目次
著者略歴(布施由紀子)
布施由紀子(ふせ・ゆきこ)翻訳家。大阪外国語大学英語学科卒業。訳書に、A・R・ホックシールド『壁の向こうの住人たち──アメリカの右派を覆う怒りと嘆き』(岩波書店)、エリック・シュローサー『核は暴走する──アメリカ核開発と安全性をめぐる闘い』(上・下、河出書房新社)、ジョン・ウィリアムズ『ブッチャーズ・クロッシング』(作品社)、ケイティ・バトラー『天国の扉をたたくとき』(亜紀書房)、チャールズ・C・マン『1493──世界を変えた大陸間の「交換」』(紀伊國屋書店)、ティモシー・スナイダー『ブラッドランド──ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実』(上・下、筑摩書房)、ニック・タース『動くものはすべて殺せ──アメリカ兵はベトナムで何をしたか』(みすず書房)などがある。
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