『システムズエンジニアリングの探求』の詳細情報

システムズエンジニアリングの探求
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タイトル システムズエンジニアリングの探求
サブタイトル
著者 [著者区分]■河野 文昭 [翻訳]
■ジョン・ホルト [著・文・その他]
出版社 鳥影社 レーベル
本体価格
(予定)
5000円 シリーズ
ページ数 538p Cコード 3050
発売予定日 2024-05-21 ジャンル 専門/単行本/工学・工学総記
ISBN 9784867820827 判型 B5
内容紹介
システムズエンジニアリングとは何か? 待望の翻訳完成!
システムズエンジニアリングの大家による全てのエンジニア必見の名著

慶應義塾大学大学院SDM研究科教授 西村秀和氏推薦
30年に亘るシステムズエンジニアリング経験のある著者Jon Holt氏による、難解と思われがちなシステムズエンジニアリングを本当にわかりたい方々へ向けた待望の書。
なぜモデルに基づくと良いのか?
その謎がここに解き明かされる!

【訳者から読者へのメッセージ】
システムズエンジニアリングの巨匠によるベストセラーの名著であり、システム開発に関わるすべての人にお薦めします! (伊藤侑太郎)

この本こそが、システムズエンジニアが真に望んでいたシステムズエンジニアリング実践のための指南書。必見です! (河野文昭)
目次
まえがき
日本語版へのまえがき
序 文

第一部:システムズエンジニアリングの導入

第1章 システムズエンジニアリングの導入
システムズエンジニアリングの歴史
システムズエンジニアリングを定義する
システムを定義する
システムの特性
システム要素―システム構造を特徴づける
利害関係者―誰または何がそのシステムに関心があるかを特徴づける
属性―システムの性質を特徴づける
境界―システムの範囲を定義する
ニーズ―システムの目的
制約―システムの実現を制限する
システム概念のまとめ
システムズエンジニアリングを定義する
システムズエンジニアリングの必要性
複雑性
複雑性の例
システム要素の複雑性
制約の複雑性
システム・オブ・システムズの複雑性
複雑性の変化
これまでのまとめ
複雑性の特定
コミュニケーション
共通言語の定義
システムズエンジニアリングのための言語
理 解
システムズエンジニアリングの実装
まとめ
質 問
参考文献

第2章 モデルベースシステムズエンジニアリング
MBSEの導入
システムを抽象化する
モデルを視覚化する
アプローチを定義する
MBSEの概念をグループ化する
表記法を実装する
コンプライアンスを証明する
MBSEを使用する
MBSEの発展段階
ステージ1ードキュメントベースのシステムズエンジニアリング
ステージ2ードキュメント中心のシステムズエンジニアリング
ステージ3―モデルにて強化されたシステムズエンジニアリング
ステージ4―モデル中心のシステムズエンジニアリング
ステージ5―MBSE
横断的関心事
MBSEを使用したモデリング
モデリングの必要性
モデルを定義する
モデルの2つの側面
いつどこでモデリングをするか?
話し言葉―システムズモデリング言語
SysMLは何であるか? 何でないか?
SysMLのダイアグラム 
構造モデリングの例
基本的なブロックと関係性を特定する
ブロックをより詳細に記述する
関係性をより詳細に記述する
振る舞いモデリングの例
システム要素内の相互作用をモデリングする
システム要素間の振る舞いをモデリングする
ドメイン固有言語―オントロジー
オントロジーを理解する─MBSEの基礎
オントロジーを視覚化する
まとめ
演習問題
参考文献


第二部:システムズエンジニアリングの概念

第3章 システムとインタフェース
システムを定義する
オントロジーとシステム階層間の一貫性を証明する
システム階層を定義する
相互作用の関係性を定義する
インタフェースを記述する
インタフェースを特定する
インタフェースを定義する
インタフェースをモデリングする
構造分解ビューのモデリング
インタフェース特定ビューのモデリング
ポート定義ビューのモデリング
フロー型定義ビューのモデリング
インタフェース接続ビューのモデリング
インタフェースのための振る舞いビューをモデリングする
フレームワークを定義する
フレームワークでのビューポイントを定義する
フレームワークコンテキストビューを定義する
オントロジー定義ビューを定義する
ビューポイント関係ビューを定義する
ビューポイントコンテキストビューを定義する
ビューポイント定義ビューを定義する
ルールセット定義ビューを定義する
まとめ
演習問題
参考文献

第4章 ライフサイクル
ライフサイクルの導入
ライフサイクルの概念を定義する
システムライフサイクルを定義する
調達ライフサイクルを定義する
技術ライフサイクルを定義する
資産ライフサイクルを定義する
V字ライフサイクルを記述する
ライフサイクルモデルを定義する
線型ライフサイクルモデルを定義する
反復型ライフサイクルモデルを定義する
漸進型ライフサイクルモデルを定義する
相互作用するライフサイクルとライフサイクルモデル
ライフサイクル間の相互作用を特定する
相互作用の振る舞いを定義する
フレームワークを定義する
フレームワークでのビューポイントを定義する
フレームワークコンテキストビューを定義する
オントロジー定義ビューを定義する
ビューポイント関係ビューを定義する
ビューポイントコンテキストビューを定義する
ビューポイント定義ビューを定義する
ルールセット定義ビューを定義する
まとめ
演習問題
参考文献

第5章 システムズエンジニアリングプロセス
プロセスの基礎を理解する
プロセスの性質を定義する
プロセスの種類を定義する
プロセスの概念
プロセスモデリング
プロセスコンテキストを定義する
プロセスライブラリを定義する
プロセスの利害関係者を定義する
プロセスの成果物を定義する
プロセスの振る舞いを定義する
プロセスのシーケンスを定義する
プロセスモデリングにて標準をモデリングする
システムズエンジニアリングの標準を特定する
ISO/IEC/IEEE 15288をモデリングする
ISO/IEC/IEEE 15288ニーズコンテキストビュー
ISO/IEC/IEEE 15288プロセス構造ビュー
ISO/IEC/IEEE 15288利害関係者ビュー
ISO/IEC/IEEE 15288プロセスコンテンツビュー
技術プロセスグループのプロセスコンテンツビュー
合意プロセスグループのプロセスコンテンツビュー
組織プロセスを有効にするプロセスグループのプロセスコンテンツビュー
技術マネジメントプロセスグループのプロセスコンテンツビュー
ISO/IEC/IEEE 15288への準拠を証明する
フレームワークを定義する
フレームワークでのビューポイントを定義する
フレームワークコンテキストビューを定義する
オントロジー定義ビューを定義する
ビューポイント関係ビューを定義する
ビューポイントコンテキストビューを定義する
ビューポイント定義ビューを定義する
ルールセット定義ビューを定義する
まとめ
演習問題
参考文献


第三部:システムズエンジニアリングの技法

第6章 ニーズおよび要求
ニーズおよび要求の導入
ニーズを定義する
ニーズの種類を定義する
ニーズを記述する
ニーズとユースケースを妥当性確認する
SysMLダイアグラムにてニーズを視覚化する
ソース要素を視覚化する
ニーズ記述を視覚化する
コンテキスト定義を視覚化する
コンテキストを視覚化する
さまざまなコンテキストを探求する
シナリオを視覚化する
運用シナリオを視覚化する
パフォーマンスシナリオを視覚化する
ライフサイクルとプロセス
フレームワークを定義する
フレームワークでのビューポイントを定義する
フレームワークコンテキストビューを定義する
オントロジー定義ビューを定義する
ビューポイント関係ビューを定義する
ビューポイントコンテキストビューを定義する
ビューポイント定義ビューを定義する
ルールセット定義ビューを定義する
まとめ
演習問題
参考文献

第7章 設計のモデリング
設計を定義する
アーキテクチャ設計
詳細設計
論理モデル要素を定義する
機能モデル要素を定義する
機能の構造的側面を定義する
機能の振る舞い的側面の定義
物理モデル要素を定義する
物理モデル要素のシステム構造をモデリングする
物理モデル要素の構成をモデリングする
システムの振る舞いを定義する
ベストプラクティスのプロセスに準拠する
ISO/IEC/IEEE 15288のアーキテクチャ定義プロセスに準拠する
ISO/IEC/IEEE 15288の設計定義プロセスに準拠する
フレームワークを定義する
フレームワークでのビューポイントを定義する
フレームワークコンテキストビューを定義する
オントロジー定義ビューを定義する
ビューポイント関係ビューを定義する
ビューポイントコンテキストビューを定義する
ビューポイント定義ビューを定義する
ルールセット定義ビューを定義する
まとめ
演習問題
参考文献

第8章 検証および妥当性確認
テストの概念を定義する
検証および妥当性確認をモデリングする
テストコンテキストをモデリングする
テストセットアップをモデリングする
テスト構成をモデリングする
既存のビューをテストに利用する
妥当性確認ユースケースを満たす
検証ユースケースを満たす
ベストプラクティスのプロセスに準拠する
ISO/IEC/IEEE 15288の検証プロセスに準拠する
ISO/IEC/IEEE 15288の妥当性確認プロセスに準拠する
フレームワークを定義する
フレームワークでのビューポイントを定義する
フレームワークコンテキストビューを定義する
オントロジー定義ビューを定義する
ビューポイント関係ビューを定義する
ビューポイントコンテキストビューを定義する
ビューポイント定義ビューを定義する
ルールセット定義ビューを定義する
まとめ
演習問題
参考文献

第9章 方法論
方法論の導入
SAFeの導入
SAFeのコンセプトを定義する
SAFeのコアコンセプトを定義する
SAFeの構成
SAFeのまとめ
OOSEMの導入
OOSEMのコンセプトを定義する
OOSEMのアプローチを定義する
OOSEMのアクティビティ
OOSEMのまとめ
方法論とMBSE
方法論とアプローチ
方法論と目標
方法論と視覚化
方法論と実装
方法論とコンプライアンス
まとめ
問題演習
参考文献

第10章 システムズエンジニアリングマネジメント
マネジメントの導入
プロジェクト計画プロセス
プロジェクト開始アクティビティへのモデリングの適用
プロジェクト定義アクティビティへのモデリングの適用
プロジェクトおよび技術マネジメントの計画アクティビティへのモデリングの適用
プロジェクト計画プロセスのまとめ
意思決定管理プロセス
意思決定の準備アクティビティへのモデリングの適用
意思決定情報の分析アクティビティへのモデリングの適用
意思決定およびその管理アクティビティへのモデリングの適用
意思決定管理プロセスのまとめ
プロジェクトアセスメントおよび統制プロセス
プロジェクトアセスメントおよび統制に対する計画アクティビティへのモデリングの適用
プロジェクトのアセスメントアクティビティへのモデリングの適用
プロジェクトの統制アクティビティへのモデリングの適用
プロジェクトアセスメントと統制プロセスのまとめ
リスク管理プロセス
リスク管理の計画アクティビティへのモデリングの適用
リスク分析アクティビティへのモデリングの適用
リスクプロファイルの管理アクティビティへのモデリングの適用
リスクの監視アクティビティへのモデリングの適用
リスクの処理アクティビティへのモデリングの適用
リスク管理プロセスのまとめ
情報管理プロセス
情報管理の準備アクティビティへのモデリングの適用
情報管理の実行アクティビティへのモデリングの適用
情報管理プロセスのまとめ
構成管理プロセス
構成管理の計画アクティビティへのモデリングの適用
構成定義の実行アクティビティへのモデリングの適用
構成変更管理の実施アクティビティへのモデリングの適用
構成ステータスの報告の実施アクティビティへのモデリングの適用
構成評価の実施アクティビティへのモデリングの適用
リリース統制の実施アクティビティへのモデリングの適用
構成管理プロセスのまとめ
測定プロセス
測定の準備アクティビティへのモデリングの適用
測定の実施アクティビティへのモデリングの適用
測定プロセスのまとめ
品質保証プロセス
品質保証の準備アクティビティへのモデリングの適用
製品またはサービスの評価の実施アクティビティへのモデリングの適用
プロセス評価の実施アクティビティへのモデリングの適用
インシデントと問題の処理アクティビティへのモデリングの適用
品質保証の記録および報告の管理アクティビティへのモデリングの適用
品質保証プロセスのまとめ
まとめ
問題演習


第四部:次のステップ

第11章 MBSEを組織に導入する
三位一体アプローチの導入
MBSEの根拠を定義する
MBSE導入のためのコンテキストを理解する
チームストーミングを使用したコンテキストモデリング
MBSEを実現するための能力を定義する
MBSEを実現するための能力の現状を把握する
MBSE成熟度を定義する
MBSEを実現するための能力およびMBSE成熟度を把握するための技法
基本的なRAVEnSプロセス
MBSE戦略を定義する
まとめ
演習問題
参考文献

第12章 モデリングのコツ
MBSEの哲学
モデルとモデリングの違い
モデリングの心理学
実践的なモデリングのための戦略
ソースの材料からモデルへ、そしてその逆
反復型モデリングおよび複雑性のブロントサウルス
視覚化の方法を変化させる
ライフサイクルを通じたモデリングおよび複雑性のブロントサウルス
モデルの信頼性を引き出す
一貫性こそが最も重要である
表記法
オントロジー
システムの妥当性確認
一貫性を適用する
利点と価値を証明する
利害関係者を特定する
まとめ
演習問題
参考文献

第13章 ベストプラクティス
主要な標準の紹介
ISO/IEC/IEEE 15288システムズおよびソフトウェアエンジニアリングのライフサイクルプロセス
その他の標準
主要なガイドラインの紹介
INCOSEコンピテンシーフレームワーク
その他のガイドライン
組 織
まとめ

著者紹介
レビュアー紹介
訳者あとがき
訳者紹介
著者略歴(河野 文昭)
自動車メーカーおよびサプライヤー(Tier1)にて、車両開発/車載部品開発、開発プロセス構築/改善などに四半世紀以上従事。その間、ISO/IEC 15504、ISO/IEC 33000シリーズ、ISO 26262、ISO/SAE 21434等のデジュールスタンダード開発に関与。2019年発行の『システムズエンジニアリングハンドブック第4版』の翻訳支援やINCOSE日本支部(JCOSE)の運営委員としてシステムズエンジニアリングに関する各種イベントを企画運営し、日本でのシステムズエンジニアリング普及活動に尽力。現在、日系自動車メーカーに勤務する傍ら、2011年から日本SPICEネットワーク代表、2019年から慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科非常勤講師などの業界活動や教育活動にも活動の場を広げている。慶應義塾大学大学院システムエンジニアリング学修士。技術士(情報工学部門、総合技術監理部門)、intacsTM認定 Automotive SPICE Principal Assessor、外資系認証機関日本法人認定 ISO 26262 Functional Safety …
著者略歴(ジョン・ホルト)
国際的に認められたモデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE)領域の専門家。国際的な賞を受賞した著者、講演者であり、子供向けSTEMの本を含む18冊のシステムズエンジニアリングに関する本を著している。
2014年から、Scarecrow Consultantsの「MBSE領域で卓越した」技術顧問およびコンサルタントを務める。クランフィールド大学のシステムズエンジニアリングの教授であり、MBSEに関する教育や研究に従事。また、IETおよびBCSのフェローであり、チャータードエンジニアおよびチャータードITプロフェッショナルでもある。現在、INCOSEイギリス支部の技術顧問として、INCOSEイギリス支部のすべての技術活動に責任をもっている。2015年に、この25年で最も影響力のあるシステムズエンジニア25人の中の1人としてINCOSEから認定され2022年には、世界に85人だけ存在するINCOSEフェローに選出される。
科学、技術、エンジニアリング、数学(STEM)の普及活動にも積極的に関わり、手品、読心術、そして時には脱出術を用いて、音楽フェスティバル、…
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