『人形歌集 骨ならびにボネ』の詳細情報

人形歌集 骨ならびにボネ
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タイトル 人形歌集 骨ならびにボネ
サブタイトル
著者 [著者区分]川野芽生 [著・文・その他]
出版社 ステュディオ・パラボリカ レーベル
本体価格
(予定)
2000円 シリーズ
ページ数 64p Cコード 0092
発売予定日 2024-05-27 ジャンル 一般/単行本/日本文学詩歌
ISBN 9784902916515 判型 46変形
内容紹介
『Lilith』で第65回現代歌人協会賞受賞、『Blue』(芥川賞候補作)の
川野芽生が人形を詠む
人形作家・中川多理との希代稀なコラボレーション第二弾!


川野芽生の歌は
常に今を歌っている
言葉は、過去と記憶の言葉
そして書くペンの先から生まれる
紙の上、現在の言葉

その歌は未来を予兆し
未来をつくり出す
言葉から作り出された人形もある
きっと
おそらく

特に
川野芽生が中川多理の人形に
歌う短歌には
観賞はいらない(かもしれない
寄り添い並走するのが望ましい
言葉は変化を生む/人形を生む
人形も言葉を生む

+ + +

『人形歌集 羽あるいは骨』に続く連作の歌集となる本書は、連続してつながっている。
Ⅱは1の続きではあるけれど、川野芽生も中川多理も常に1である。
常にいまを進化しながら変化しながら創作している。

人形が、人形と云う典型…人形は典型表現されやすい存在ではあるが…を離れて表現されるのは稀である。
川野芽生の歌は、その言葉は、人形1体1体の個性に向き合って詠まれている。
是非、同時進行的に、歌を読む快楽を味わっていただきたい。
目次
・骨ならびにボネ
・眼玉ならびにメダイユ
・あたまならびにアンテナ
著者略歴(川野芽生)
歌人、小説家。2018年、第29回歌壇賞受賞。第一歌集『Lilith』(書肆侃侃房、2020)にて第65回現代歌人協会賞受賞。小説集に短篇集『無垢なる花たちのためのユートピア』(東京創元社、2022)、掌篇集『月面文字翻刻一例』(書肆侃侃房、2022)、長篇『奇病庭園』(文藝春秋、2023)『Blue』(集英社、2024)がある。エッセイ集『かわいいピンクの竜になる』(左右社、2023)。評論集『見晴らし台』(ステュディオ・パラボリカ)、第二歌集準備中。
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