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タイトル |
野矢哲学に挑む |
サブタイトル |
批判と応答 |
著者 [著者区分] | ■金杉 武司 [著・文・その他] ■塩野 直之 [著・文・その他] ■髙村 夏輝 [著・文・その他]
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出版社 |
岩波書店 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
5500円 |
シリーズ |
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ページ数 |
332p
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Cコード |
3010 |
発売予定日 |
2024-05-31 |
ジャンル |
専門/単行本/哲学 |
ISBN |
9784000018296 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
現代の日本を代表する哲学者の一人である野矢茂樹は、知覚、意味、他者、そして心など、さまざまな難問に向き合い、みずからの言葉で考えつづけてきた。その思索に九人の気鋭の哲学者が挑み、議論の弱点・難点を論じ、批判を繰り出す。野矢もそれを受けて応答、言葉と言葉の真剣勝負がはじまる。最前線で繰り広げられた対話の記録。
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目次 |
序……………塩野直之
解説1 眺望論と相貌論……………金杉武司 解説2 ウィトゲンシュタインと野矢哲学...............髙村夏輝
第1章 物語のポリフォニー……………塩野直之 応答 物語を読むことと共に生きること……………野矢茂樹
第2章 世界には何があるのか──相貌なき対象の必要性……………山田圭一 応答 どうして一つの同じ対象があると言えるのか……………野矢茂樹
第3章 どこでもないところからの眺めは必要か──有視点把握と無視点把握の関係……………鈴木雄大 応答 「ここ」も「あそこ」からすれば「あそこ」になる……………野矢茂樹
第4章 「物語」としての知覚論──意識の繭に閉じ込められた生き方はありうるか……………森永 豊 応答 「相貌」というあまりにも曖昧な概念……………野矢茂樹
第5章 自由の可能性──場と相貌の二元論から考える……………李 太喜 応答 自由の正体がまだ見えない……………野矢茂樹
第6章 意味するという事実のありか──根元的規約主義を批判する……………金杉武司 応答 3階建ての建物を平屋だと思うと変なことになる……………野矢茂樹
第7章 意図はどこにあるのか──「内と外」の比喩のゆくえ……………竹内聖一 応答 問いがあるから意図が生まれる……………野矢茂樹
第8章 「論理の他者」という謎……………髙村夏輝 応答 ザラザラした大地へ戻れ!……………野矢茂樹
第9章 規則のパラドクスを解決する──相貌の自己知に訴えるアプローチ……………島村修平 応答 一人称権威の謎……………野矢茂樹
思考不可能なものは存在するか……………野矢茂樹
哲学の風景──あとがきにかえて……………金杉武司 執筆者紹介 |
著者略歴(金杉 武司) |
金杉武司(かなすぎ・たけし) 1972年生。國學院大學文学部教授。専門は分析哲学、心の哲学、メタ倫理学。著書に、『心の哲学入門』(勁草書房)、『解釈主義の心の哲学──合理性の観点から』(勁草書房)、『哲学するってどんなこと?』(ちくまプリマー新書)など。訳書に、ドナルド・デイヴィドソン著『合理性の諸問題』(共訳、春秋社)、ティム・クレイン著『心は機械で作れるか[原著第3版]』(監訳、勁草書房)など。 |
著者略歴(髙村 夏輝) |
髙村夏輝(たかむら・なつき) 1972年生。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、埼玉県立大学保健医療福祉学部准教授。著書に、『ラッセルの哲学[1903─1918]──センスデータ論の破壊と再生』(勁草書房)。訳書に、バートランド・ラッセル著『哲学入門』(ちくま学芸文庫)など。 |