『『野馬台詩』の謎 ~歴史叙述としての未来記 ~ 』の詳細情報

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タイトル 『野馬台詩』の謎
サブタイトル 歴史叙述としての未来記
著者 [著者区分]小峯 和明 [著・文・その他]
出版社 岩波書店 レーベル
本体価格
(予定)
3200円 シリーズ
ページ数 288p Cコード 0091
発売予定日 2003-11-26 ジャンル 一般/単行本/日本文学総記
ISBN 9784000023191 判型 46
内容紹介
未来記として十数行の詩に篭められた謎
目次
序 『野馬台詩』というテキスト
 野馬台詩の生成/『野馬台詩』図の意味するもの/『野馬台詩』の表現/詩の概要/作る者から伝え読む者へ――/解読・伝来の物語/歴史叙述としての注釈世界へ/『野馬台詩』の未来へ

I 伝来の物語
 1 『江談抄』前後
 『野馬台詩』の伝来と享受/『善家秘記』の断簡/『日本紀私記』丁本/『江談抄』から/対話問答の場の復元/対話問答の時期/実兼から信西へ
 2 『吉備大臣入唐絵巻』とその周辺
 絵巻の製作/『江談抄』から絵巻へ/解読の物語を読む/術者吉備真備/御霊としての仲麻呂/絵画の方法/外交神話・御霊絵巻として

II 注釈の展開
 1 注釈の胎動
 注釈という行為/延暦九年注をめぐる――注釈の始発/『江談抄』から――十二世紀初期/『覚印阿闍梨口伝』――十二世紀末期/『叡山略記』――十三世紀後半
 2 『野馬台縁起』を中心に
 中世注釈書の形成/注釈の様相/藤原氏と源氏/孝謙・道鏡と光仁/空からくるモノ/終末の予兆
 3 本文注と欄外注の競演――『歌行詩』をめぐる
 歌行詩注の形成と諸本/本文注と欄外注の位相/本文注を読む/欄外注の交錯,競演/聖徳太子/伊達本と和歌注/天智・鎌足・天武/孝謙・道鏡/将門・清盛・源氏/『応仁記』の注/〈聖徳太子未来記〉の引用/応仁の乱注釈と後小松の名称/欄外注の玄恵注

III 歴史叙述と説話
 1 もうひとつの日本紀
 日本紀としての未来記/南北朝期空白の意味するもの/中世神話との関連/摂関家の起源と源氏の起源/日本という称号――解体する〈日本〉/異文化交流のなかで/未来記のなかの未来記
 2 竹から生まれた篁――欄外注異聞
 中世の篁と『歌行詩』/『野馬台詩』注の篁/異常出生譚/注釈説話と『竹林寺縁起』/冥土譚をめぐる/竹と地獄/竹をめぐる生と死のドラマ――竹の〈本草学〉

IV 流伝の様相
 1 中世の未来記症候群のなかで
 入唐譚異聞/始源としての真備/『平家物語』から/応仁の乱前後・十五世紀/戦国期に・十六世紀/百王思想の盛衰/中世日本紀と中世太子伝/〈聖徳太子未来記〉との関係
 2 未来記の盛衰と再生――近世から近代へ
 近世の享受/宮中の講釈/出版の隆盛/『野馬台詩国字抄』の論難/未来記の批判,解体論/パロディの世界へ/近代へ/際物歌舞伎の外交神話/昭和によみがえる『野馬台詩』/『野馬台詩』の戦後/結章・未来記の季節に――もうひとつの歴史叙述/研究の足跡


 あとがき
 書名索引
 人名索引
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