『ヒトはいかにヒトになったか ~ことば・自我・知性の誕生 ~ 』の詳細情報

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タイトル ヒトはいかにヒトになったか
サブタイトル ことば・自我・知性の誕生
著者 [著者区分]正高 信男 [著・文・その他]
出版社 岩波書店 レーベル
本体価格
(予定)
1800円 シリーズ
ページ数 240p Cコード 0045
発売予定日 2006-11-22 ジャンル 一般/単行本/生物学
ISBN 9784000058766 判型 46
内容紹介
目次
はじめに
  グローバリゼーションという幻想/「文化を越えた文化」への展望/『人間の由来』の本歌取り



第1章 言語遺伝子の発見
 
 言語障害の発見/人間の脳の半球優位性/舌下神経の発達/先天性の言語障害/遺伝子スクリーニング/言語観の転換/本能としてのことば/言語遺伝子の誕生年代/ネアンデルタール人は話をしたか?/滅亡の謎



第2章 ことばのルーツとしての音楽
 
 はなしができない?/コンピーテンスとパフォーマンス/テナガザルの音声コミュニケーション/音楽は言語に先行するか/進化と共に変わる歌/デュエットの進化史/聴覚情報処理能力の発達/もう一つの言語中枢/モーツァルトが好きなサル/音楽への本能/言語中枢の段階的進化



第3章 音楽からことばへ
 
 テナガザルの随意性/特定のフレーズの切り出し/言語習得のはじまり/2種類の学習/語彙の爆発/お好みの音の配列/オノマトペの楽しさ/ことばのキャッチボールとしての会話/語彙レパートリーの再構成/コミュニケーションとしてのことば/「メロ先」としての言語習得



第4章 教育のはじまり
 
 意味の共有/子どもへの積極的話しかけ/育児語の2つの機能/受け狙いの語りかけ/模倣を促進する育児語/アクセントの原初形態/赤ちゃんの「気をひく」テクニック/愛情はテクニックから生まれる/テナガザルの歌唱「レッスン」/「教育」の由来



第5章 意味の生成
 
 運動性言語中枢のもう一つの役割/他者の行為理解のための特別なメカニズム/他者の意図理解の萌芽/心のなかの運動/意味のある動きの抽出/身体技法の誕生/共感としての言語的コミュニケーション/ことばの意味はどのように把握されるのか/3つの「制約」/『制約』概念の限界



第6章 自我の進化
 
 「自分がわかる」ということ/チンパンジーの自己鏡映像認知/ニホンザルの場合/特別な訓練/ニホンザルにおける自己鏡映像認知の獲得のための鍵/あなたにとっての「私」の発見/「私」の発見過程/自明性の呪縛/痛みの「学習」/『最後の一葉』の認知機構/インディアンポーカーとしての自己認知/近代西欧主義的個人の特殊性



第7章 知性の出現
 
 動物的知能と人間的知性/ライオンの「数」認知/ネズミによる実験的研究/数認識の基礎/直感的計算/生得的な数のセンス/数学的知性の神経基盤/ローマ数字読解の学習/聴覚障害者の数認識の特徴/視覚イメージの脳内定着/「ループ」の機能の起源/視覚から聴覚優位へ/因果関係の理解/文法の出現へ



終章 そしてサルからの脱却
 
 文化の心理的基盤/文化の機能/文化的感性の創出/文化のコミュニケーション/凝集と排斥のダイナミクス/言語による明証的正当化/デジタル情報処理の進化/暗黙的な情報処理/社会的価値の形成/自然に対する人格化/「カミ」から「神」へ/宗教から科学へ


 あとがき――一匹の人間として
  「自然」概念の変遷/生物学的人間観の意義/生物多様性(biodiversity)という希望/一匹の人間として


 参考文献
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