『古建築を受け継ぐ ~メンテナンスからみる日本建築史 ~ 』の詳細情報
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タイトル |
古建築を受け継ぐ |
サブタイトル |
メンテナンスからみる日本建築史 |
著者 [著者区分] | 海野 聡 [著・文・その他]
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出版社 |
岩波書店 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
3400円 |
シリーズ |
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ページ数 |
392p
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Cコード |
0021 |
発売予定日 |
2024-07-30 |
ジャンル |
一般/単行本/日本歴史 |
ISBN |
9784000229807 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
世界最古の木造建築・法隆寺をはじめ、日本に多くの歴史的建造物が現存する背後には、維持管理のための不断の営みがあった。式年造替から遷都にともなう移築、被災からの復興、応急処置に至るまで、日本古来のメンテナンスをめぐる体制・技術・理念を通覧。多彩な継承の歴史を繙き、未来へと紡ぐ、画期的な建築思想史。
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目次 |
まえがき
序章 建築メンテナンスの歴史を考える――最古の木造建築・法隆寺の事例から
Ⅰ部 木造建築をいかに受け継ぐか 第一章 木造建築のライフサイクルと修理サイクル 第二章 神社建築の式年造替 第三章 一代限りから恒久化へ コラム❶ 地下に残るメンテナンスの痕跡
Ⅱ部 建築メンテナンスの歴史と社会 第一章 修理への目覚め――奈良から平安へ 第二章 新技術の修理への導入――鎌倉・室町 第三章 諸寺社・御所の再興と民家の長寿命化――戦乱から近世へ 第四章 〈文化財〉としての制度による保護――近代から現代へ コラム❷ 古建築の蒐集と場所の継承
Ⅲ部 古建築継承の理念――建築メンテナンスの思想史 第一章 マテリアルの継承――物質的継承による価値の創出 第二章 イメージ〈規範〉の継承――受け継がれるもの、受け継がれないもの 第三章 継承のなかの革新――流行への順応 第四章 応急措置の諸相――つっかえ棒から移築まで 第五章 場所性の超越――建物・部材の移動による保存 第六章 拡張と縮退――変容しつつ継承される古建築 コラム❸ 中国における力業の修理と「似合わせ」
終章 建築のライフサイクルを考える
注 用語集 日本建築の様式と各部位名称 主要参考文献 図版出典一覧 あとがき |
著者略歴(海野 聡) |
海野 聡(うんの・さとし) 1983年,千葉県生まれ.2009年,東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程中退.博士(工学).奈良文化財研究所を経て,現在,東京大学大学院工学系研究科建築学専攻准教授.専門は日本建築史,文化財保存.著書に『奈良時代建築の造営体制と維持管理』(吉川弘文館,2015年),『古建築を復元する――過去と現在の架け橋』(同,2017年),『建物が語る日本の歴史』(同,2018年),『奈良で学ぶ 寺院建築入門』(集英社,2022年),『森と木と建築の日本史』(岩波書店,2022年),『日本建築史講義――木造建築がひもとく技術と社会』(学芸出版社,2022年)など. |