『所有という神話 ~市場経済の倫理学 ~ 』の詳細情報

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タイトル 所有という神話
サブタイトル 市場経済の倫理学
著者 [著者区分]大庭 健 [著・文・その他]
出版社 岩波書店 レーベル
本体価格
(予定)
3400円 シリーズ
ページ数 280p Cコード 0012
発売予定日 2004-07-27 ジャンル 一般/単行本/倫理(学)
ISBN 9784000233965 判型 46
内容紹介
市場経済の合理性と効率性の神話を解体する
目次
まえがき

序 章 余剰と利潤,自己愛と共感

  第I部 市場について
第1章 経済システムにおける市場/経済主体にとっての市場
  ――市場経済の倫理学的アセスメントのために――
1 諸システムのインターフェイスとしての市場
  市場経済――共同体の解体 社会の,諸機能システムへの分化
  機能システムの自律性 環境にさらされてこそ,の自律
  システムと環境のインターフェイス
  経済システムのインターフェイス――市場経済とその外部
  各経済主体のあいだのインターフェイスとしての市場
2 市場経済における「主体」――経済的リバティ・合理的自己決定・最大満足
  分権,その規範的正当化の検討 経済的リバティ
  合理的な自己決定 経済内的環境としての市場
3 市場経済という人-間のあり方
  「パレート最適」の欺瞞 経済外的環境としてのシステム
  市場経済の心的環境の汚染 呼応可能性の衰弱
   結びに代えて経済と道徳

第2章 共生の強制,もしくは寛容と市場
1 自由主義の二つの顔
  多数派としてのリベラリズム 寛容と自己所有
2 自律と所有
  市場における自由 他者と市場システム
3 市場 異人との遭遇
  市場の内部と外部 自由・都市・共生
4 市場 ひとの眼
  スミスとリベラリズム 不偏の観望者
  格差・不平等の再生産システム 市場システムの外部環境

  第II部 所有について
第3章 所有という問い
  ――私のものは私の勝手?――
1 私有観念の肥大・蔓延
  この道は,あんたの道か? 認められるモノの持ち主としての私……?
2 用益への公共的な制約――あれか・これかでなく
  土地と所有 規制緩和というウィルス,あるいはリバータリアン
  没公共的私有社会での土地所有 土地に粘着した金融の反公共性
3 財の生産・消費における公共性
  分権化による万人の満足という神話 計画経済の崩壊――リスクの分権化
  リスクを負うことの責任
4 欲望の人-間的・呼応的な制御

第4章 所有というナウい神話
  ――間柄の私有化の思想史――
1 身体の所有
  「自己所有」という考え
  「ものの魂との関わり」を見つめる魂たち……
2 実体化された主体と物象化
  ミニ領主としてのデカルト的自我
  ミニ領主による封建的所有
  批判としての自己所有
  本源的蓄積の本源的害毒……

  第III部 平等について
第5章 人はみな平等である,とはどういうことか
1 差異化のシステムと権利
2 権利における平等
3 平等な扱い――どのような人の,どのような意思表明が,〈権利〉なのか

第6章 機会の平等・結果の平等
1 参与機会への権利――機会の平等
2 再生産された資源の用益の権利――分配の平等
 「貢献」の尺度 分配の項目――何が・誰に

第7章 人-間的〈関係〉の関係
  ――存在承認の平等――
1 〈生の機能〉充足の権利
2 近代的〈孤人〉と〈自己同一性〉

終 章 平等の正当化

  注
  あとがき
  人名索引
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