『デジタル社会の日本語作法』の詳細情報

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タイトル デジタル社会の日本語作法
サブタイトル
著者 [著者区分]■井上 史雄 [著・文・その他]
■井上 史雄 [著・文・その他]
■秋月 高太郎 [著・文・その他]
■荻野 綱男 [著・文・その他]
出版社 岩波書店 レーベル
本体価格
(予定)
1800円 シリーズ
ページ数 224p Cコード 0081
発売予定日 2007-07-26 ジャンル 一般/単行本/日本語
ISBN 9784000240239 判型 46
内容紹介
目次
この本のねらい



序章 デジタル社会の作法
 
 アナログとデジタル/メールの機能拡大と「無形の刃物」/ことば殺人事件と作法の習得法/メールの語彙――パソコンメールとケータイメール/メールの経済言語学



I 章 デジタル出世論――メール作法の通時論
 
 1 メールの登場
  電子(パソコン)メール発展史/電子メールの便利さと普及/電子メールが置き換えたもの
  2 メールの地位
    通信手段の丁寧さスケール/メール文の地位上昇と作法確立/メール文と上からの変化/山出しの男の出世としてのメール文変化



II章 デジタル行動論――談話としての電子メール
 
 手紙とメールの2重の3分割/手紙とメールの定型性と独創性/2つのネチケット/談話・対話としての電子メール



III章 デジタル書簡論――電子メールの共時的構造
 
 1 電子メールの基本構成
  手紙との共通性
  2 メールの外側(封筒の表書き)
    a 宛先・メールアドレスは必須/b 差出人は自動的/c 件名(題名,タイトル)を付ける
  3 メール本文の冒頭――宛先と挨拶文
    d 本文冒頭の宛名は有効/e 本文冒頭の名乗りは省略可/f,g,h,i 頭語・前文・末文・結語は省略可
  4 メール本文の主文
    j1 主文(用件)は簡潔に/j2 主文の文体は丁寧に/j3 主文は改行で読みやすく
  5 メール本文の末尾
    k 署名(シグネチャー)の勧め
  6 メールの付加機能の活用
    l Cc:の有効性/m Bcc:の使い方/n 添付ファイルの便利さ
  7 メールの注意――文面・交信
    o 返信での引用に用心/p 送信前の読み直し・点検は必須/q データのバックアップ



IV章 デジタル文体論――ケータイメールの新言文一致体と方言
 
 1 文体とメディア
  書きことばと話しことばの挨拶の違い――もしもし/ケータイメールの文体スケールの下降
  2 ケータイメールの文体
    ケータイメールにおける新言文一致体の出現/ケータイの方言メールと方言の復権/顔文字の文体スケール/電子メールの丁寧さスケールの交叉



V章 デジタル談話論――電子民主主義の作法
 
 1 メーリングリスト
  メーリングリストの特徴/メーリングリストで議論は可能か?/メーリングリストの管理者/隠れたメーリングリストの活用
  2 電子掲示板
    掲示板の匿名性/匿名性の特徴――実社会との対比/掲示板の発言の記録性/掲示板と民主的な議論
  3 ネット会議――情報保存の重要性
    ネットで相談し,決定する/ネット会議の注意点/ネット会議と対面相談
  4 トラブルはこうして避ける
    誰に伝えるか――個人メールとMLの使い分け/MLに名前を消して伝える/何を伝えるか,伝えないか



VI章 デジタル表現論
――デジタル空間を浮遊することばとコミュニケーション
 
 1 ケータイメールのコミュニケーション
  ネオ・メーラーとしての若者/メールアドレス登録数とメール送受信数/通話よりメールがいい/ケータイはメール送受信機
  2 ウェブ日記文体論試論
    誰もが読める「日記」/括弧付き文字列の機能/感情伝達機能/「ツッコミ」機能/サブカルチャー的表現形式
  3 電子掲示板における「名無し」コミュニケーション
    「名無しさん」って誰?/名無しとコテハンの違い/「開いた」談話/伝言ダイヤルから電子掲示板へ/無名性コミュニケーションの功罪/「電車男」が意味するもの/電子掲示板からSNSへ
  4 「未承諾広告」のポライトネス
    スパムメールの氾濫/「詫び」で始まるメール/親しさを演出するメール/ネガティブ・ポライトネスとポジティブ・ポライトネス



VII章 デジタル対話論――イエ電からケータイへ
 
 1 留守電付きイエ電からケータイへ
  ケータイ以前の時代
  2 イエ電の冒頭対話
    冒頭対話の機能/着信場所の提示/発信者の名乗り/取り次ぎの依頼
  3 ケータイの冒頭対話
    すぐに用件に入る対話/電話番号登録機能/電話番号通知機能/個人所有物としてのケータイ
  4 ケータイの新しい作法
    ケータイの留守電をめぐる行動/ワン切り/電話に出ないという選択/電話かメールか



VIII章 デジタル敬語論――デジタル社会の敬意表現
 
 1 世界的な「敬語の民主化」傾向
  第三者敬語から聞き手敬語へ/上下関係から親疎関係へ/デジタル社会と敬語の変化
  2 パソコミ,ミディコミと敬語
    パソコミとしてのメール/ミディコミとしてのメーリングリスト,メルマガ,ウェブ/ミディコミとしての議論のあり方/ミディコミと敬語
  3 情報縁と敬語
    情報による人間の新たな結びつき/情報縁集団における敬語
  4 時間圧と情報の完結性・簡潔性
    メールの爆発的増加/高まる「時間圧」/丁寧さの新しいルール/「丁寧な」メールとは?



IX章 デジタル作法論――メディアの中の人間関係
 
 1 迷ったら一番丁寧に
  手間暇の法則
  2 日本社会が共有するコミュニケーション原則
    社会が前提にしている原則/コミュニケーションの原則は変わらない
  3 メディアの使い分け
    新しいメディアの登場/「相手にどのように伝えるか」を考える/社会の変化への適応/言語行動としてのメディアの使い分け



終章 電子メールとケータイによる情報革命
 


 あとがき
参照文献
 索引
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