『正岡子規伝 ~わが心世にしのこらば ~ 』の詳細情報

正岡子規伝
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タイトル 正岡子規伝
サブタイトル わが心世にしのこらば
著者 [著者区分]■復本 一郎 [著・文・その他]
■復本 一郎 [著・文・その他]
出版社 岩波書店 レーベル
本体価格
(予定)
3700円 シリーズ
ページ数 384p Cコード 0095
発売予定日 2021-12-16 ジャンル 一般/単行本/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN 9784000248334 判型 46
内容紹介
俳句という新興の文芸ジャンルを世に広めた正岡子規は、短歌革新運動に取り組んだ竹ノ里人という歌人であり、獺祭書屋主人の名で多大な業績を残した俳諧研究家でもあった。多方面にわたり足跡を残したその生涯を、子規周辺の人物たちの動向をも含めて、総合的に叙述する。俳文学研究の第一人者による決定版ともいうべき評伝。
目次
序 杜鵑啼血――「子規」の由来

第一章 伊予の儒者大原観山の孫――「世の人は四国猿とぞ笑ふなる」
 『現代百人豪』/誕生と祖父大原観山/妹律/父/「桜亭雑誌」第六号/叔父加藤拓川

第二章 上京と俳句への起点――「ねころんで書よむ人や春の草」
  上京/陸羯南/連俳/ベースボール/清水則遠の死/日光旅行/高友米山保三郎/曽祖母小島久/初恋/「俳句分類」

第三章 畏友漱石との交流――「余は始めて一益友を得たり」
 畏友夏目漱石/「書て書て書き続けたり」/漱石の奔走/藤井紫影と田岡嶺雲/『猿蓑』と『三傑集』/「月の都」/転居

第四章 陸羯南と「日本新聞」――獺祭書屋主人の誕生
 「かけはしの記」/『獺祭書屋俳話』/月並/坪内逍遙訪問/蕪村/三人家族/産寧坂の愚庵/日本新聞社出社/俳句の寂/互選句会/主治医宮本仲のこと/退学/雑誌「俳諧」/旧派俳人江左のこと/多情多恨の人中野逍遙/『はて知らずの記』の旅/春秋庵幹雄/机上詩人への戒/鮎貝槐園

第五章 ジャーナリスト子規と「小日本」――「日本新聞社員タリ」
 文学者十二ヶ月/「芭蕉雑談」のこと/「小日本」/再びの転居/古島一雄/角海老/森鷗外/中村不折

第六章 従軍後の子規と、虚子の献身――「行く秋の腰骨いたむ旅寝かな」
 『なじみ集』/従軍記者/古白のこと/神戸病院入院/福本日南/其角堂機一『発句作法指南』/「獄中の鼠骨を憶ふ」/後継者問題の発端/愚陀仏庵同居生活/日蓮/カリエスの前兆/相続者は虚子

第七章 蕪村への傾倒――「蕪引く頃となりけり春星忌」
 明治二十九年の初句会/一葉『たけくらべ』評/海嘯(つなみ)/与謝野鉄幹/新出大原恒徳宛書簡/「ほととぎす」創刊/句兄弟/看護婦加藤はま子/子規と島崎藤村/艶笑戯画への讃/『新派俳家句集』事件/裸体画事件/蕪村忌/『蕪村句集』輪講/「歌よみに与ふる書」/『新俳句』/野暮主義/墓碑銘/短冊の値段/雁来紅/東京版「ホトトギス」

第八章 歌人子規と伊藤左千夫――竹の里人の短歌革新
 エライ人/実景/曙覧の歌/羅蘇山人/『牡丹句録』/寺田寅彦の子規庵訪問/人力車/硝子窓/伊藤左千夫/肺病の伝染予防/長塚節の子規庵訪問/最後の外出/浅井忠/「ほとゝぎすは余の生命なり」/香取秀真への忠告

第九章 『墨汁一滴』と『仰臥漫録』――「全く書かざるには勝りなん」
 最後の写真/平賀元義/竹村秋竹『明治俳句』/蓑と笠/中島湘烟と子規/「うまい物を喰ふ」/「どちら向いても体痛く」/朝鮮少女の服/自殺未遂/『一年有半』/「此頃ノ容体及ビ毎日ノ例」/「「墨汁一滴」トイフ短文」

第十章 最期の年と『病牀六尺』――「俳句はたまにやり候。歌はもう出来なくなつた」
 看護当番/「僕ノ今日ノ生命」/蔵沢のこと/「四ツ目屋」事件/中村楽天『徒歩旅行』/「嘲諸兄歌」/原安民・原千代子/子規最後の歌/絶筆三句/死去/国分青厓/白石南竹『俳人子規』/「子規翁終焉記」

跋 律の死――「さむらひの娘」として

参考文献
正岡子規略年譜
あとがき
俳句(含付句)・短歌索引/書名索引/人名索引


表紙挿図:上田公長『水雲略画』(嘉永三年〈一八五〇〉跋)より
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