『慈悲のポリティクス ~モーツァルトのオペラにおいて,誰が誰を赦すのか ~ 』の詳細情報

慈悲のポリティクス
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タイトル 慈悲のポリティクス
サブタイトル モーツァルトのオペラにおいて,誰が誰を赦すのか
著者 [著者区分]■奥村 隆 [著・文・その他]
■奥村 隆 [著・文・その他]
出版社 岩波書店 レーベル クリティーク社会学
本体価格
(予定)
2200円 シリーズ
ページ数 212p Cコード 0336
発売予定日 2022-01-15 ジャンル 一般/全書・双書/社会
ISBN 9784000271783 判型 46
内容紹介
どんな相手も無条件に愛し赦す、そうした純粋で絶対的な慈悲の世界が存在するとしたら——。だがそれは、現実には存在し得ないものであり、仮に実現したとしても生と社会への不都合に帰結してしまう。本書では、モーツァルトの赦しを題材とする後期のオペラ作品から、この二重の困難をめぐるアポリアを追求する。
目次
第1章 慈悲の問題系――モーツァルトのオペラにおける「赦し」
 1 慈悲とその困難
 2 モーツァルトのオペラと「赦し」――『イドメネオ』と『後宮からの逃走』
 3 ふたつの世界の葛藤――エリアスの仮説から

第2章 赦しによる共同体――『フィガロの結婚』
 1 中断された赦し――『フィガロの結婚』第一幕・第二幕
 2 三つの和解――『フィガロの結婚』第三幕・第四幕
 3 「赦し主」と共同体

第3章 ふたつの赦しなき世界――『ドン・ジョヴァンニ』と『コジ・ファン・トゥッテ』
 1 愛の無差別主義者たち
 2 赦しを拒絶する自由――『ドン・ジョヴァンニ』
 3 不完全なものとしての平等――『コジ・ファン・トゥッテ』

第4章 無差別な慈悲の残酷――『皇帝ティートの慈悲』
 1 一七九一年のオペラ・セリア
 2 無差別主義的な慈悲――『皇帝ティートの慈悲』第一幕
 3 重唱に加わる皇帝――『皇帝ティートの慈悲』第二幕

第5章 慈悲のポリティクスからの自由――『魔笛』
 1 無力な王子――タミーノの物語
 2 復讐者と赦し主の系譜――夜の女王とザラストロ
 3 慈悲の共同体からの自由――パミーナの物語

文 献
解 説――残酷な赦し、愛の二重性、そして、慈悲のポリティクスからの自由……………大澤真幸
あとがき
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