『証言 小選挙区制は日本をどう変えたか ~改革の夢と挫折 ~ 』の詳細情報

証言 小選挙区制は日本をどう変えたか
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タイトル 証言 小選挙区制は日本をどう変えたか
サブタイトル 改革の夢と挫折
著者 [著者区分]■久江 雅彦 [著・文・その他]
■内田 恭司 [著・文・その他]
出版社 岩波書店 レーベル
本体価格
(予定)
2000円 シリーズ
ページ数 206p Cコード 0031
発売予定日 2024-07-01 ジャンル 一般/単行本/政治-含む国防軍事
ISBN 9784000616430 判型 46
内容紹介
小選挙区比例代表並立制の導入から三〇年。理想とは裏腹に、政策を軸とした二大政党制は生まれず、派閥パーティー裏金問題、議員の質の劣化、議会機能の低下など政治の歪みに喘いでいる。なぜ改革は失敗したのか。河野洋平、細川護熙、石破茂ら政治家、田原総一朗などジャーナリストの肉声から問う「こんな政治に誰がした」
目次
 はじめに 日本の民意を体現する選挙制度を考える…………久江雅彦 

第1章 金権政治打破から改革は始まった
 想定外だった解散権の乱発…………元東京大学学長 佐々木 毅
 少数意見の排除、失われた多様性…………元自民党総裁 河野洋平
 政権交代こそが改革の原点…………元内閣総理大臣 細川護熙
 長期の自公連立政権という矛盾…………慶應義塾大学名誉教授 曽根泰教

第2章 小選挙区制と自民党
 女性の政治進出を担保するクオータ制が必要…………自民党衆議院議員 野田聖子
 選挙制度改革は権力闘争の手段にすぎなかった…………元自民党副総裁 山崎 拓
 政党は物言えぬ空気に覆われてしまった…………元自民党幹事長 石破 茂
 国民の支持層分布と制度の深い溝…………選挙・政治アドバイザー 久米 晃

第3章 政権交代の夢と現実
 「熱病」から覚めて見えてきた蹉跌…………自民党衆議院議員 船田 元
 世襲の跋扈、政治の劣化を招いた…………元新党さきがけ代表代行 田中秀征
 小選挙区制は間違っていない…………立憲民主党幹事長 岡田克也
 執行部に権力が集中し、腐敗の温床に…………立憲民主党参議院議員 辻元清美

第4章 選挙制度と国民
 制度改革の失敗を認め、今こそ変えるとき…………ジャーナリスト 田原総一朗
 英国の理想化という陥穽…………政治アナリスト 伊藤惇夫
 「その先」の考察不足だった選挙制度改革…………早稲田大学教授 高安健将
 制度を変えれば意識が変わる
  衆議院に中選挙区比例代表制を…………駒澤大学名誉教授 大山礼子

 おわりに 埋まらなかった理想と現実の溝…………内田恭司
著者略歴(久江 雅彦)
久江雅彦(ひさえ・まさひこ)
1963年生まれ.共同通信社特別編集委員.早稲田大学政治経済学部政治学科卒業.毎日新聞社を経て共同通信社に入社.政治部で首相官邸,自民党,新進党,防衛省,外務省を担当し,2000年から03年までワシントン特派員.政治部担当部長,整理部長を経て現職.杏林大学客員教授,「防衛省・自衛隊の人的基盤の強化に関する有識者検討会」の委員も務める.
主な著書に『9・11と日本外交』『米軍再編』『日本の国防』(いずれも講談社現代新書),共著に『空白の宰相 「チーム安倍」が追った理想と現実』(講談社)『シリーズ日本の安全保障1』(岩波書店)など.
著者略歴(内田 恭司)
内田恭司(うちだ・きょうじ)
1967年生まれ.共同通信社編集委員兼論説委員.慶應義塾大学法学部卒業.共同通信社に入社後,政治部で首相官邸,自民党,民主党,外務省などを担当.政治部次長,担当部長,整理部長などを経て,2022年より現職.
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