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タイトル |
京都秦家 町家の暮らしと歴史 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | ■秋元 せき [著・文・その他] ■小林 丈広 [著・文・その他] ■三枝 暁子 [著・文・その他] ■西村 豊 [著・文・その他]
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出版社 |
岩波書店 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
2600円 |
シリーズ |
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ページ数 |
198p
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Cコード |
0039 |
発売予定日 |
2024-09-28 |
ジャンル |
一般/単行本/民族・風習 |
ISBN |
9784000616522 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
一八世紀以来、小児薬「奇応丸」の製造卸売を継承してきた京都の商家・秦家。京の自治や祇園祭を支えてきた町衆としての秦家の歴史を辿りながら、江戸末期の大火後に再建された有数の京町家のしつらいと、そこに暮らす人が受け継ぐ年中行事や、四季を通した日々の営みを、美しい写真とともに伝える。(カラー32頁)
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目次 |
はじめに
《カラー口絵》 京町家秦家の暮らし 秦家の四季〈お正月/お彼岸 よもぎ団子作り/正五九/建具替え(六月)/祇園祭〉 薬種業の家 秦家
第一章 ようこそ秦家へ……………三枝暁子 秦家の奥へ 秦家の台所 秦家の料理 秦家のお正月迎え①――お餅つき 秦家のお正月え②――お供えと祝い膳 お彼岸――よもぎ団子のお供え お盆 正五九 祇園祭 建具替え
第二章 太子山町の秦家……………三枝暁子/秋元せき 1 町家と町をめぐる歴史 京町家とは何か 「町」の成立 「家」と法華宗 秦家と法華宗 祇園祭の歴史と太子山町の成立 2 秦家の成立と変遷 秦家を考える手がかり 太子山町に家屋敷を構える 松屋平右衛門の存在 懐徳堂での遊学 松屋の女主たち 幕末維新期の松屋与兵衛 八代与兵衛=秦宝英のこと 九代目以降の継承過程 3 戦後の太子山町と秦家 秦家のある太子山町――「山町」の空間 「太子山飾場に関する覚書」 祇園祭山鉾の太子山 舁山に車輪をつける 太子山の「収蔵庫」と飾場の変化 近年の太子山町
フォトアルバム 秦家と祇園祭
第三章 薬種業の家としての秦家……………小林丈広 松屋与兵衛と奇応丸 太子山町と奇応丸 奇応丸の人気と競争相手 いためずつうじ丸と即治丸 広告と機械化
第四章 京都のいま……………小林丈広 1 戦後京都が目指したもの 戦後復興と都市の理念 高度成長とまちづくり構想 古都保存法の制定 市街地景観条例と高さ制限 「人間のためのまちづくり」とは何か 世界遺産の狂騒 2 京町家を守るために 歴史的建造物としての民家 「家」による継承の限界 売買による継承の是非 建造物を守ることと「家」を守ること
参考文献一覧 おわりに |
著者略歴(秋元 せき) |
秋元せき(あきもと・せき) 1970年生まれ.京都市歴史資料館主任歴史調査員.日本近代史.『近代京都の改造――都市経営の起源1850~1918年』(共著)ミネルヴァ書房,『古写真で語る京都――映像資料の可能性』(共著)淡交社など. |
著者略歴(小林 丈広) |
小林丈広(こばやし・たけひろ) 1961年生まれ.同志社大学文学部教授.日本近代史.『京都の歴史を歩く』(共著)岩波新書,『明治維新と京都――公家社会の解体』臨川書店など. |
著者略歴(三枝 暁子) |
三枝暁子(みえだ・あきこ) 1973年生まれ.東京大学大学院人文社会系研究科教授.日本中世史.『日本中世の民衆世界――西京神人の千年』岩波新書,『比叡山と室町幕府――寺社と武家の京都支配』東京大学出版会など. |
著者略歴(西村 豊) |
西村 豊(にしむら・ゆたか) 1949年生まれ.自然写真家.ネイチャーフォト・プロダクション代表.『京都 天神をまつる人びと――ずいきみこしと西之京』岩波書店,『干す――日本の天日干しをめぐる』光村推古書院など. |