『VTuber学』の詳細情報

VTuber学
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タイトル VTuber学
サブタイトル
著者 [著者区分]■岡本 健 [著・文・その他]
■山野 弘樹 [著・文・その他]
■吉川 慧 [著・文・その他]
出版社 岩波書店 レーベル
本体価格
(予定)
3400円 シリーズ
ページ数 348p Cコード 0076
発売予定日 2024-08-30 ジャンル 一般/単行本/諸芸・娯楽
ISBN 9784000616539 判型 A5
内容紹介
VTuberは、インターネットとコンテンツが連綿と紡いできた文化的、社会的、産業的な試行錯誤による蓄積の結節点にいる存在である。そこからは、情報社会が進展するにつれて現れてきた可能性や課題、多層的な問いを取り出すことができる。気鋭の執筆者陣が、様々な角度からVTuberについて考えるための視座を提供する。
目次
 第0章 『VTuber学』をはじめよう……………岡本 健

第Ⅰ部 VTuberことはじめ

 第1章 VTuberの歴史──VRニュースサイト「PANORA」運営者の視点から……………広田 稔

  コラム1 Activ8株式会社代表取締役 大坂武史氏へのインタビュー

 第2章 VTuber企業のビジネスモデルと社会的広がり──ANYCOLORとカバーを中心に……………吉川 慧

  コラム2 カバー株式会社CEO 谷郷元昭氏へのインタビュー

 第3章 VTuberのエンターテイメント性を考える……………草野 虹

  コラム3 Brave group代表取締役 野口圭登氏へのインタビュー

 第4章 すべてがVになる──VTuber現象が人類の魂を解き放つ……………バーチャル美少女ねむ

第Ⅱ部 調査編

 第5章 VTuber学入門──どのようにVTuberを調査・研究していくのか……………岡本 健

  コラム4 作家 塗田一帆氏へのインタビュー

 第6章 メタVTuberコンテンツの表象文化研究──「匿名性」「有名性」「声」「ジェンダー」から考える……………関根麻里恵

  コラム5 「一生てぇてぇしといてもろて」の探求……………宇野颯樹

 第7章 当事者の声をとらえる──「バ美肉」実践者へのアンケート・インタビュー調査……………リュドミラ・ブレディキナ

  コラム6 VTuberコラボイベント調査レポート……………船富未来

 第8章 重なり合うアバターたち──VRChatにおけるアバター/ユーザー関係の諸相……………池山草馬

  コラム7 VTuberの図書館活用……………高倉暁大

第Ⅲ部 理論編

 第9章 「VTuber」とはいかなる存在者か……………山野弘樹

 第10章 実在する配信者としてのVTuber……………篠崎大河

 第11章 人格(ペルソナ)としてのVTuber……………富山 豊

 第12章 フィクショナル・キャラクターとしてのVTuber……………松本大輝

 第13章 「身体」と「魂」としてのVTuber……………本間裕之

 おわりに……………岡本 健
著者略歴(岡本 健)
岡本 健(おかもと たけし)
1983年奈良県生まれ.近畿大学総合社会学部/情報学研究所教授.VTuber「ゾンビ先生」の中の人でもある.2012年3月に北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院観光創造専攻を修了.博士(観光学).著書に『ゾンビ学』(2017年,人文書院),『アニメ聖地巡礼の観光社会学』(2018年,法律文化社)などがある.
著者略歴(山野 弘樹)
山野弘樹(やまの ひろき)
東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程在籍.2017年,上智大学文学部史学科卒業.2019年,東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻修士課程修了.修士(哲学).ポール・リクールの研究に取り組むとともに「VTuberの哲学」という新たな学問分野の立ち上げに挑む.著書に『独学の思考法』(2022年,講談社),『VTuberの哲学』(2024年,春秋社)がある.
著者略歴(吉川 慧)
吉川 慧(よしかわ けい)
インタビュアー/ライター/文化ジャーナリスト.東京中華学校講師,ドワンゴなどを経て,ハフポスト日本版,BuzzFeed Japan,Business Insider Japanで記者・編集者を歴任.現在はフリーランスとして雑誌,ウェブメディアなどに寄稿.VTuberをはじめ,古今東西のエンターテインメントやビジネスについて取材.関心領域はカルチャー×歴史×ビジネス.
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