『研究者,生活を語る ~「両立」の舞台裏 ~ 』の詳細情報

研究者,生活を語る
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タイトル 研究者,生活を語る
サブタイトル 「両立」の舞台裏
著者 [著者区分]岩波書店編集部 [著・文・その他]
出版社 岩波書店 レーベル
本体価格
(予定)
2400円 シリーズ
ページ数 262p Cコード 0036
発売予定日 2024-10-21 ジャンル 一般/単行本/社会
ISBN 9784000616614 判型 46
内容紹介
「仙人」のような研究者像は過去のもの。多岐にわたる業務、そして家事・育児や介護にと、リアルの研究者はずっと多様で忙しい。家族のケアを担う研究者たちは、どんな思いとともに、日常をどう回しているのか。現役世代と先達による経験談27編を収録。働きながらケアをする――未だ暗中模索の道を進む、すべての世代へ贈るエール。
目次
 はじめに

1 疾風怒濤の乳幼児期──育児編Ⅰ
 国際遠距離を乗り越えて──研究者としてのキャリアと家庭生活……………渡辺悠樹(東京大学)
 二児の母のワンオペ育児・研究クエスト……………髙橋由紀子(森林総合研究所)
 タイミングをめぐる私たちの選択──出産・育児と研究のはざまで……………大平和希子(東京外国語大学/ハーバード大学)
 分担し、外注しながら研究する生活……………前田健太郎(東京大学)
 研究者夫婦の常識的日常……………小澤知己(東北大学)
 助けられて、助けられて、とにかく続ける……………神谷真子(東京工業大学)
 おさるのジョージと黄色い帽子のおじさんのような生活……………別所─上原学(名古屋大学)
 3歳児の「親」になって──激変した生活と研究……………標葉隆馬(大阪大学)
 海外で4人の子育てをしながら研究をするということ……………中野亮平(マックスプランク植物育種学研究所)
 シングルファザーから時差同居生活へ……………吉田 紅(ペリメター理論物理研究所)
 ゆっくり急げ──みんなで遠くまで行こう……………小町 守(一橋大学)
 やれるところまでやってみる──綱渡りをつづけて……………榊原恵子(立教大学)

2 そして子育てはつづく──育児編Ⅱ
 仕事も暮らしも楽しくまわす……………丸山美帆子(大阪大学)
 男性育休・育児のロング・アンド・ワインディング・ロード……………田中智彦(東洋英和女学院大学)
 出産から海外フィールドワーク、そして非常勤の日々──子どもと歩む研究生活……………金城美幸(立命館大学)
 「逆転」生活からみた世界……………佐田亜衣子(九州大学・熊本大学)
 研究者、育てられながら親になる……………安部芳絵(工学院大学)
 波乱と混乱の生活記録──3人の子を育てつつ……………谷口ジョイ(静岡理工科大学)
 50代半ばの大学教授の平凡な一日……………白木賢太郎(筑波大学)

3 〈インタビュー〉巣立ちのあとで──育児編Ⅲ
 「人それぞれ」の国、アメリカでの子育て──村山斉さんに聞く
 「仕事より家族が大事」であっていい──田島節子さんに聞く

4 その日は突然やってくる──介護・病気編
 子どもに返っていく母と──「同居」から「介護」へ……………たねをまく子(仮名)
 せん妄になった父との一年……………源城かほり(長崎大学)
 遠隔地介護と育児のダブルケア体験記……………福山隆雄(長崎大学)
 医療的ケア児との生活と研究……………中村聡史(明治大学)
 「ポスドク一万人」世代の苦悩──たび重なる試練をくぐって……………中野(小西)繭(信州大学)
 在宅介護・16年と3カ月……………本村昌文(岡山大学)

終章 〈インタビュー〉ケアをしながら働くということ
 ケアとジェンダー、そして権力──山根純佳さんに聞く
 働き方は変わるのか──藤本哲史さんに聞く

 巻末付録 その後のこと
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